今日の難読漢字は
「復習う」
「私語く」
「懇ろ」
「号ぶ」
「熱り」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
まず最初の難読漢字は「復習う」
「復習う」
つい「ふくしゅう」と読んでしまいそうですが「復習」には送り仮名はありませんよね。
「習う(ならう)」ならばわかるけれど「復習う」と書いてあると、読み方が全く浮かんでこないかもしれません。
「復習う」読み方のヒントは?
ヒントは、教えられたことを繰り返して確認・練習することを表す言葉です。つまり「復習(ふくしゅう)」と同じ意味で使われます。
類語は
「温習」
「反復する」などが挙げられます。
「復習う」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「さらう」
です!
「お稽古のお復習いしましょう」
「今日覚えたことを復習う習慣をつけましょう」
などのように使います。
「復習う」と同じ意味で「浚う」という漢字を使う場合もあります。
この「さらう」は井戸の底に溜まってしまうゴミなどを取りさる行動を表す言葉でした。このように繰り返し行うことで効果が現れることから「浚う」が復習するという意味でも使われるようになりました。
難しい漢字の読み方をご紹介しましたが、しっかりお復習いすると身について活用できるので頑張りましょう。
次の難読漢字は「私語く」
「私語く」
「私語」という言葉はよく使いますよね。けれども「私語く」と書いた場合、意味は似ていますが読み方が全く変わってしまいます。
さてなんと読むかわかりますか?
「私語く」読み方のヒントは?
ヒントは、小さな声で話す様子を表す言葉です。
類語は
「呟く」
「声をひそめて」
「ヒソヒソと」などが挙げられます。
「私語く」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ささやく」
です!
「私語(しご)」には「関係のないことを話す」というだけでなく、黙っていなければいけない状況の中で小さな声でこそこそ話すという意味があります。
この小さな声でこそこそ話すという意味で「私語く(ささやく)」が使われます。
「ささやく」という漢字には「囁く」が使われるのが一般的で「私語く」が使われることはほとんどありませんが、夏目漱石の「こころ」では先生の過去を告げられる場面で「私語く」が使われています。
夏目漱石は小説で多くの当て字を使っていましたが、蒲原有明の「われ迷う」にも「私語(ささやき)」と出てくるため漱石の当て字ではないだろうとされています。
「私語く」を見かける機会は滅多にないかもしれませんが、さらっと読めたらかっこいいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
続いての難読漢字は「懇ろ」
「懇ろ」
「懇意にする」や「懇親会」のような場面で使われる「懇」という漢字。
実は訓読みがあるのを知っていますか。
「こん」という音読みからすると意外な読み方があるのです。
「懇ろ」読み方のヒントは?
ヒントは、「懇」という漢字の持つ「仲が良い」という意味に隠されています。
「懇ろになる」のような使われ方をすることが多く、
読み方としては、「〇〇〇ろ」になります。
「懇ろ」の読み方、正解は…
正解は、
「ねんごろ」
です!
「懇ろになる」という使い方で、特に男女仲が親密になることを表します。
転じて、男女が関係を持つという意味で使われていた時代もありました。
とは言え、核となる意味は「親密である、心が通っている」という意味なので、使用場面は男女間に限定されているわけではありません。
「こん」という音読みからはなかなか想像できない「ねんごろ」という読みが正解でした。
次の難読漢字は「号ぶ」
「号ぶ」
「信号」「記号」などのイメージから「ごうぶ」と読んでしまった人はいませんか?
でも送り仮名に「ぶ」をつけた時の「号」には別の読み方があります。
「号ぶ」読み方のヒントは?
ヒントは、大声を発する時、大きな声で呼ぶ時に使います。
類語は
「喚く」
「怒鳴る」
などが挙げられます。
「号ぶ」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「さけぶ」
です!
「号」の字を見ると上に「口」という字がありますよね。
つまりもともと「号」は大きな声で泣く・叫ぶ様子を表す言葉だったのです。
そのため「さけぶ」という意味で「号」を使った言葉はたくさんあります。
「号泣(ごうきゅう)」は大きな声をあげて激しく泣く様子。
「怒号(どごう)」は怒って号ぶ様子。
「号令(ごうれい)」も大きな声で大勢に指示をする言葉です。
他にも同じ「さけぶ」という読み方の漢字と合わせ「叫号(きょうごう・きゅうごうと読む場合もあり)」という言葉もあります。
「号」は大きな声をあげることですが、「叫」は甲高い声を張り上げること。
同じ「さけぶ」という漢字でも、音の高さの違いがあるのが面白いですね。
最後の難読漢字は「熱り」
熱という漢字は普通、「ねつ」や「あつ(い)」と読みますよね。
しかし少し特殊な読み方をすることもあるんです。
それが「熱り」という表現。
「ねつり」ではありません。
あなたは読むことができますか?
「熱り」の読み方のヒントは?
あなたもきっと一度は使ったことのある表現だと思います。
この言葉の意味合いとしては「人々の関心」や「興奮の名残」が当てはまります。
大ヒントとしては…「熱りが冷める」という表現が最もよく使われます。
もう分かってしまったでしょうか?
正解は…
正解は…
ほとぼり
でした!
人々の関心がなくなることを「ほとぼりが冷める」と言いますね。
「ホットな話題」という表現が使われることがありますが、それと似たような「文字通りの」表現です。
普段あまり漢字にして使うことはないかもしれませんが、知っておくと少し自慢できる読み方です。
ぜひこの機会に覚えて、「熱りが冷める前に」周囲の方にクイズを出してみてくださいね!
まとめ
今日の5つの漢字はどうでしたか?いつく読めましたか?
ぜひ家族や友達にも教えてあげてください!(^^)!
最後までお読みいただきありがとうございました!