漢字読み講座

【今日の難読漢字】「雪花菜」「聳える」「義捐金」「酸漿」「鯣」あなたは読めますか?

今日の難読漢字は

「雪花菜」

「聳える」

「義捐金」

「酸漿」

「鯣」

の5つです。

さて、なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「雪花菜」

「雪花菜」この漢字を見ただけで、すごく綺麗なイメージが沸いてきますよね!

 

「雪の花の菜」というからには植物か花の名前だと連想してしまいますが・・・。

この漢字は当て字になりますが、さあ、「雪花菜」は何と読むのでしょうか?

「雪花菜」の読み方のヒントはコレ!

 ヒント① 字のごとく白いです。

ヒント➁ これは植物や花ではありません。なんと食べ物です。

ヒント③ 大豆が原材料です。

 

「雪花菜」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「おから」です!

 

そもそも最近の若者は「おから」ってご存じでしょうか?

雪花菜は、スーパーやお惣菜屋さんで見かけることができると思いますが、豆腐を作る過程でできる「豆乳を絞った後の残りかす」をベースに作った食べ物です。

そのためすごく安いですが、値段に反してとても美味しい食品です。

さらに栄養価も高く、脳の記憶力を高めるホスファチジルコリンという栄養素も豊富に含まれているんだとか。

昔の日本では、「商売相手との縁が切れないように」という願いを込めて、京都の商人の家などでは毎月食べる風習があったほどの食品なんです。

 

難読漢字に挑戦するときは、ぜひ雪花菜を食べてみてはいかがでしょうか!

2つ目の漢字は「聳える」

あまり馴染みのない漢字で、送り仮名は「える」。

いくつか候補が出そうですが、いかんせん漢字の方が難しくて何と読むのか想像もつきません・・・。

それもそのはず、この漢字は漢字検定1級の問題になります!

さあ、いったい何と読むのでしょうか??

「聳える」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 大きなものを表わすときに使います。

ヒント➁ この言葉を使う対象は、「山」や「高層住宅」などです。

ヒント③ 「〇〇える」の4文字です。

 

「聳える」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「そびえる」です!

 

漢字は難しいですが、言葉としては現在でもよく使いますね。

意味は、山などが「非常に高く立っている」様子や、「そそり立っている」様子のことです。

また、これ以外にも「恐れおののく」様子や、「 ほっそりしている」ことを表わす言葉でもあります。

 

前者の意味では、畏怖の意味も入っていますが、後者の意味を分かって使えたら漢字マスターと言っても過言ではないでしょう。

 

でも、「最近そびえてきたね!」と言われても、嬉しくはないですね・・・

3つ目の漢字は「義捐金」

この言葉は震災などの災害が起きた際、テレビや日本赤十字社などで協力の依頼があったりして、知っている人は多いと思います。

でも、その意味も含めてご存じでしょうか?

今回はその意味も含めて「義捐金」を考えてみましょう!

義捐金」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 大きな意味では「募金」と同じです。

ヒント➁ 「ぎ〇〇きん」です。

ヒント③ 「義援金」と同じ読み方・同じ意味です。

 

義捐金」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ぎえんきん」です!

 

よく私たちが目にするのは、「義援金」という言葉の方ではないでしょうか?

実は、「義捐金」も「義援金」も、読み方と意味は大雑把に言えば同じです。

 

どちらも「災害などで被災した人たちの救援を目的とした募金」ですが、もともとは「義捐金」の方の漢字が使われていました。

双方で若干の意味の違いはあるものの、どちらも基本的には「被害者の生活を支える団体に寄せられる寄付金」を指します。

 

その中で「義援金」の漢字は近年、使われるようになった当て字になります。

その理由は、「義捐」という言葉が「捨てる」や「ほどこし」という意味合いを持っていることから、違和感をもつ人が多かったためと言われています。

 

でも、「大変なときこそみんなで協力する」ものですから、「義援金」の方が寄付する側も受け取る側も気持ちがいいですね!!

4つ目の漢字は「酸漿」

今回は植物の名前から漢字クイズを出題します。

「酸漿」という漢字。

そのまま読むと「さんしょう」になりそうですが、もちろんそうではありません。

あなたは読むことができますか?

「酸漿」の読み方のヒントは?

先ほど植物名であるということはご紹介したので、その植物の特徴をお伝えします。

酸漿の最大の特徴は、赤い袋状の萼(がく)に包まれた果実が実ること。

たくさん実っている様子は、小さなちょうちんが並んでいるようにも見えます。

8月から9月にかけて、その美しい実を観賞することが出来ます。

「鬼灯」とも書きます。

こちらの漢字のほうがよく知られているので、このヒントで分かった人もいるかもしれません。

どうでしょうか?

正解は…

正解は…

ほおずき

でした!

ちなみに「酸漿」の別の読み方に「かがち」というものもあります。

ほおずきの古名なのでほとんど使われることはありませんが、知っておくと漢字博士に一歩近づくことができるかも知れません。

5つ目の漢字は「鯣」

魚の漢字って難しいですよね。

特に似たようなものが多く、覚えづらいです。

今回ご紹介する「鯣」もその一つ。

「鱈(たら)」と間違われることも多いようですが、全くの別物です。

この漢字、あなたは読むことができますか?

「鯣」の読み方のヒントは?

魚の名前だと決めつけてかかると、なかなか正解に近づくことができないかもしれません。

しかも、大きいジャンルでは魚介類に入りますが、加工食品の名前なんです。

他には「鰑」や「寿留女」とも書きます。

特に2つ目の読み方は当て字なので、これで分かる方も多いかも知れません。

いかがでしょうか?

正解は…

正解は…

するめ

でした!

あまり漢字で見る機会がないので分かった方は少ないかもしれません。

唯一魚の漢字を目にする場所と言っても過言ではないお寿司屋さんでも、スルメはあまり登場しませんしね。

ただ、この機会に覚えておくといつか役に立つかもしれませんよ。

まとめ

今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?

ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆

最後までお読みいただきありがとうございました!