今日の難読漢字は
「鳩尾」
「玄孫」
「左手」
「桜桃」
「信天翁」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「鳩尾」
「鳩」の「尻尾」と書く「鳩尾」。
これだけ具体的なパーツがあると、焼き鳥屋さんのメニューに出てきそう・・・と思ったのは私だけではないはず。
また、「ハト+しっぽ」で「ハトポッポ」と読んでしまった方、なんだかほっこりしますwww
さあ、焼き鳥屋にはない「鳩尾」、これはいったい何でしょうか!
「鳩尾」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 平仮名で「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント② いわゆる「急所」です。
ヒント③ 同じ意味で「きゅうび」とも読みます。
「鳩尾」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「みぞおち」です!
「鳩尾」とは、人間の心臓近くの、お腹の上の方にある凹んだ部分です。
いわゆる「急所」と呼ばれる部位の一つで、ここを強く圧迫されたり強い衝撃を受けると強い痛みを感じ、呼吸困難になってしまうなど、まさに急所です。
このお腹の凹んだ部分がなぜ「鳩尾」と呼ぶかは、東洋医学にそのルーツがあります。
人間の体の真ん中を通る線を正中線といいますが、その線上のお腹にある任脈の経穴(ツボ)を「鳩尾」と言うそうです。
その他にも、「水を飲んで落ちるところ」から「みずおち→みぞおち」になっとされる説もあります。
焼き鳥屋さんとは関係ないことが分かりましたが、ビールと焼き鳥を「鳩尾」に入れたくなってきましたね!
2つ目の漢字は「玄孫」
一見、世界史の授業で習った、昔の中国の偉人?とも思ってしまう「玄孫」。
孟子、荀子、老子・・・こんな感じで「玄孫」が出てきてもおかしくない感じがしてしまいますが、人の名前ではありません。
「孫」という字が使われているのが最大のヒントになりますが、いったい何と読むか分かりますか?
「玄孫」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇まご」とは読みませんが、家族間の関係を表す言葉です。
ヒント➁ 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント③ 孫の次がこれです。
「玄孫」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「やしゃご」です!
「玄孫」とは、親子間の関係を表す言葉で、自分を親と見た場合、「子→孫→曾孫→玄孫」となります。
そのため、子どもの子どもが孫、孫の子どもが曾孫、曾孫の子どもが玄孫になるため、一般的には玄孫と生きて会えることは稀でしょう。
でも、世の中には若くして子を授かる方もいて、玄孫どころかその次の子どもまで会える方もいることでしょう。
せっかくなので、「玄孫」以降の呼び方もご紹介しましょう!
玄孫→来孫(らいそん)→昆孫(こんそん)と続きます。さらにその先も言葉はありますが、現実にあった最高記録はアメリカでの「昆孫」までのようです。
長生きすると、こんなに幸せなことが待っているんですね!
3つ目の漢字は「左手」
これはずばり「ひだりて」。
もちろん間違いではないのですが、ここは難読漢字の問題なので、もう少し頭を柔らかくして考えみましょう!
現代ではあまり使わない読み方なので、分からない方も多いと思いますが、弓道をたしなむ人なら分かるかも??
ヒントを参考に、「左手」の読み方を考えていきましょう!
「左手」の読み方のヒントはコレ!
これは弓道用語で、「〇〇で」の3文字です。
弓を持つから・・・。
「左手」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ゆんで」です!
昔の武士が持っていた弓。弓を持つ方の手は「左手」であることから、「弓の手→ゆみで→ゆんで」となったようです。
そのため、「ゆんで」は「弓手」と表記することもあります。
では、せっかくなので矢を持つ方の手の読み方もご紹介しましょう!
「左手」に対するものなので、漢字は「右手」と書き、「めて」と読みます。
これは、「矢手」ではなく、馬の手綱をもつ「馬手」と表記することが多いようです。
左利きの人を「サウスポー」なんて呼んだりしますが、次回からは「ゆんで」と言ってみたら友人の興味をそそるかもしれませんね!
4つ目の漢字は「桜桃」
日本の四季を表す言葉といえば「桜」。
その「桜」と、桃源郷の字にも使われているほどの果物界のスーパースターの「桃」。
そのまま音読みで「おうとう」とも読むそうですが、もっと馴染みのある名前です。
どちらもピンク色という共通したものがありますが、その2つが組み合わさった「桜桃」、いったい何と読むか分かりますか?
「桜桃」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは当て字ですが、桜は「サクラ」と読みます。
ヒント② 「サクラ〇〇」の5文字です。
ヒント③ 品種では「佐藤錦」などが有名です。
「桜桃」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「サクランボ」です!
私たちにも馴染みのある「サクランボ」は、スーパーや果物屋さんで買える果実になったものを「サクランボ」と呼んでいますが、生産者目線でいえば、木全体のことを「桜桃(おうとう)」と呼ぶそうです。
「サクランボ」の語源は、そのまま「桜の実」で、実は坊とも呼んだことから「桜の坊→サクランボ」になったと言われています。
現在、日本では佐藤錦や紅秀峰、ジャボレーなどといった国産のものから世界各国での品種を楽しむことができます。
それもそのはず、世界単位でみたときに「サクランボ」の種類は1,000種もあるそうで、どれだけ世界中の人から愛されているかが分かりますね。
ただ、「サクランボ」は1箱数万円もするようなものもざらにあって、なかなか手の出ない高級な果物というイメージが強く、「赤い宝石」なんて呼ばれることも。
一度でいいからお腹いっぱい「サクランボ」を食べてみたいものですね!
5つ目の漢字は「信天翁」
今回ご紹介するのは「信天翁」という漢字です。
そのまま「しんてんおう」と読むこともできるのですが、今回はより一般的な読み方を考えていただこうと思います。
この漢字、あなたは読むことができますか?
「信天翁」の読み方のヒントは?
実はこの「信天翁」、鳥の名前です。
ウミネコを大きくしたような白い鳥なのですが、現実で見たことがある人は少ないような鳥です。
少し難しいでしょうか?
正解は…
正解は…
あほうどり
でした!
少し意外な読みですね。
ちなみに、あほうどりにこの漢字が当てられたのは、「天から餌が降ってくると信じているのんきなお爺さん」のような鳥だからだそうです。
一見何を言っているか分からないかも知れませんが、そうした少し間抜けなイメージが先行し、漢字がついたと考えられます。
実は絶滅危惧種に指定されており、ほとんど目にすることはできないようです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!