漢字読み講座

【今日の難読漢字】「代替」「曹達」「職人気質」「免れる」「霊ぶ」あなたは読めますか?

今日の難読漢字は

「代替」

「曹達」

「職人気質」

「免れる」

「霊ぶ」

の5つです。

さて、なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「代替」

今回ご紹介するのは「代替」という漢字。 あるものを他のもので代えることを指す言葉です。 日常生活や仕事でもよく目にする漢字ですが、あなたは正しく読めているでしょうか? ついつい「だいがえ」と読んでしまっている方は要注意です!

「代替」の読み方のヒントは?

この漢字のポイントは2文字目の「替」の読みにあります。 「両替」や「場所替え」では「か(え)」と読みますが、この場合は違います。 分かりましたでしょうか?

正解は…

正解は… だいたい でした! 普段使う機会が多い言葉だからこそ、混乱しないようしっかり覚えておきたいですね。 ただ、最近は「だいがえ」と読む人の数はかなり多く、あるアンケートでは回答者の約3分の1が「だいがえ」と読んでいたそうです。 言葉は時を経るにつれ、ゆっくりと変わっていくものです。 ここまで多くの人たちが使っている読みなら、ある意味正しいといえるのかもしれませんね。 ここまでお読みいただきありがとうございました!

2つ目の漢字は「曹達」

曹達 この漢字、なんて読むかわかりますか? 「そうだつ」ではありません。 ちなみに「曹達」は外来語に漢字を当てはめた言葉です。 どんな意味を表す漢字なのか考えてみてください!

「曹達」読み方のヒントは?

曹達は「ある飲み物」をあらわす言葉です。 この漢字重曹の曹に友達の達が組み合わさってできていますね。ところで重曹は水に溶かすと炭酸水のようにしゅわしゅわと解けますよね。 ここで大ヒント!もともとの言葉は英語の言葉です!

曹達」の読み方、正解は・・・

それでは正解です。   正解はソーダでした。 曹達はソーダが外来語として日本にやってきたときに漢字が当てられた当て字です。 曹も達も単体では炭酸飲料っぽいイメージはないですが、重曹や友達と飲む飲料水と連想するとピッタリのような気もします。とはいえ少し強引でしょうか。 ここまでお読みいただきありがとうございました!

3つ目の漢字は「職人気質」

漢字クイズのお時間です。 今回ご紹介するのは「職人気質」という漢字です。 日常生活でもたまに使いますよね。 「職人気質な人」のような文章で目にすることが多いのではないでしょうか。 ところで、この「職人気質」という漢字、あなたは正しく読めていますか? 実は「しょくにんきしつ」ではないんです。 本当の読み方、ご存知でしょうか?

「職人気質」の読み方のヒントは?

お分かりかと思いますが、この漢字の読みのポイントは「気質」の部分です。 まずはこの部分のよみを考えて見ると良いでしょう。 「気質」の部分の読みは3文字、「〇〇〇」です。 分かりましたでしょうか?

正解は…

正解は… しょくにんかたぎ でした! ヒントが少なかったので難しかったかもしれません。 ちなみに、「気質」を「かたぎ」と読むのは、着物を染める際に使う道具である「形木(かたぎ)」にルーツがあるそうです。 興味があればぜひそちらの「形木」についても調べてみてくださいね。 ここまでお読みいただきありがとうございました!

4つ目の漢字は「免れる」

漢字クイズのお時間です。 今回は難読漢字というより、一般的な読みに関するトピックです。 それでは早速。 あなたは、「免れる」という漢字、なんと読みますか? 普通「まぬがれる」と読むことでしょう。 その読みも正解です。 ただ、より古くからあるもうひとつの読み方、あなたは知っていますか?

「免れる」の読み方のヒントは?

「まぬがれる」とほとんど同じ読みで、意味も全く同じです。 読みの5文字のうち、1文字のみが異なるだけ。 ひとつひとつの文字を注意深く確認してみると、もしかしたら分かるかもしれません。

正解は…

正解は… まぬかれる でした! より古い読み方がこの「まぬかれる」ではあるのですが、現在よく使われている「まぬがれる」も誤用ではありません。 そのため、読み間違えの心配などはないのですが、知っておくとどこかで使えるかもしれません。 また、「免れる」の読み方を通して言葉が少しずつ変化していく過程を目の当たりにしているような気になりませんか? 「免れる」という漢字を目にした際にはぜひそうした変化に想いを馳せてみてください。 ここまでお読みいただきありがとうございました!

5つ目の漢字は「霊ぶ」

漢字クイズのお時間です。 今回ご紹介するのは「霊ぶ」という言葉です。 「れいぶ」と読んでしまいそうですが、実は全く違った読み方があるんです。 ついでに意味も分かれば漢字に関する知識がかなり備わっているといえるでしょう。 あなたはこの漢字を読むことができますか?

「霊ぶ」の読み方のヒントは?

正直読み方のヒントを出すのは非常に難しいのですが、強いて言うなら「霊」の部分の読みが2文字であることくらいですかね…。 最初は「く」で始まります。 「く〇ぶ」 分かりましたでしょうか?

正解は…

正解は… くしぶ でした! これは動詞で、意味は「霊妙に見える。不思議な状態になる。」ことです。 さらに言うと、「霊妙」の意味は「人間の感覚でははかれないほど奥深く優れていること」だそうです。 つまり「言い表せぬほどの奥深さを感じる」のが「霊ぶ」の意味となります。 決して一般的な単語ではありませんが、ぜひこの機会に意味とセットで覚えてみてください。 ここまでお読みいただきありがとうございました!

まとめ

今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?

ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆

最後までお読みいただきありがとうございました!