漢字読み講座

「侍る」「耳朶」「㐂ぶ」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「侍る」「耳朶」「㐂ぶ」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「侍る」

「侍る」の読み方をご存じでしょうか?

「侍」という字は音読みで「じ」と読みますが、「じる」と読むのは間違いです。

「待」という字と間違えそうになりますが、よく見ると編が違いますね。

さて、あなたには読むことができますか?

「侍る」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇る」の3文字です
  2. 身分の高い人の世話をするために側に控えている人のこと
  3. 「美女を侍らせる」「イケメンを侍らせる」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「侍る」の読み方!正解は!?

正解は「はべる」です!

侍(さむらい)は身分が高いとされていたため「侍る(はべる)」は、身分の高い人に仕えることです。

「はべる」や「はべらせる」は、現代でも時々耳にする言葉ですよね。

「侍」という字が使われる熟語には、以下のようなものがあります。

  • 侍医(じい):天皇など身分が高い人を診療する医師
  • 侍従(じじゅう):君主などの側で世話をする人
  • 侍臣(じしん):君主の付き添いや家来

また、他の読み方としては「侍う」と書いて「さぶらう」と読むこともできます。

意味は「侍る」と同じく、身分の高い人に仕えることです。

2問目はこの漢字!「耳朶」

「耳朶」の読み方をご存じでしょうか。

「じだ」とも読みますが、今回はもう一つの方の読み方を正解とします。

ごく一般的な言葉でも、漢字にするとわからないものって多いですよね。

「耳朶」もその一つかも知れません。

さて、あなたには読むことができますか?

「耳朶」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 人の体の一部の名称
  3. ここが大きいと金運があると言われます

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「耳朶」の読み方!正解は!?

正解は「みみたぶ」です!

耳という字が使われているので、予想のついた方が多かったかも知れません。

冒頭で書いたように「じだ」と読むこともできますが、意味は同じく「みみたぶ」のことです。

「耳」という字は誰でも知っていますが「朶」という字にはどういう意味があるのでしょう?

「朶」は「枝や花などがたれさがる」といった意味を持ちます。

耳から垂れ下がっているから「耳朶」と書いて「みみたぶ」と読むのですね。

最後はこの漢字!「㐂ぶ」

「㐂ぶ」の読み方をご存じでしょうか?

「七」という字があるので「ななぶ」「しちぶ」と読んでしまうのは、もちろん間違いです。

ラッキーセブンが重なっているので、おめでたい雰囲気が伝わってきますが…

さて、あなたには読むことができますか?

「㐂ぶ」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇ぶ」の4文字
  2. ラッキーセブンが重なるイメージにぴったりな言葉
  3. 子供の健やかな成長を㐂ぶ

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「㐂ぶ」の読み方!正解は!?

正解は「よろこぶ」です!

「㐂ぶ」は「喜ぶ」の異体字とされており、昔はよく使われていました。

異体字とは、同じ意味なのに異なる漢字を使うことをいいます。

たとえば、卵の異体字の玉子は、お店の品書きやスーパーのポップなどでよく見かけますね。

「㐂ぶ」という漢字も、縁起の良いイメージから、現代でも店名などにはよく使われるようです。

また、七十七歳の「喜寿(きじゅ)」のお祝いは、「㐂寿(きじゅ)」と書く場合もあります。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!