今日の難読漢字は
「儂」
「朝餉」
「梟」
「占地」
「摘入」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「儂」
「儂」という字は何と読むかわかりますか?
音読みで「のう」とも読めますが、今回は訓読みを正解とします。
農業の農に人偏を付けたこの漢字。
さて、あなたには読めるでしょうか?
「儂」の読み方のヒントはこちら
- 読み方の文字数は「〇〇」の2文字
- 一人称を表す言葉です
- 昔は女性も使っていたそうですが…
以上3つのヒントで考えてみてくださいね。
「儂」の読み方!正解は!?
正解は「わし」です!
一人称の「わたし」が変化してできた言葉で、同義語には「私、俺、我(われ)、己(おのれ)、自分、吾輩(わがはい)」などがあります。
現代では、比較的年配の男性が使う一人称として知られていますが、昔は女性も使っていたようです。
今でも年配の女性が親しい間柄の人と会話する際に「わし」を使用しているのと見かけることがありますね。
「儂」を使った熟語には「懊儂(おうのう)」「我儂(がのう)」などがあり、懊儂は悲しみもだえること、我儂は自分自身といった意味です。
2つ目の漢字は「朝餉」
「朝餉」は何と読むかわかりますか?
「ちょうしょく」と読みたくなりますが、食編に「向」という漢字がくっついてますよね。
読めそうで読めないこの漢字…
さて、あなたには読めるでしょうか?
「朝餉」の読み方のヒントはこちら
- 有名なインスタントみそ汁
- 読み方の文字数は「〇〇〇」の3文字
- 朝食、朝ごはんといった意味です
1番のヒントだけでわかるかも…
「朝餉」の読み方!正解は!?
正解は「あさげ」です!
永谷園から出ているインスタントみそ汁に「あさげ」がありますね。
「朝餉」と漢字で書くと読みにくいので、ひらがなの商品名にしたのかも知れません。
同様に、昼食は「昼餉(ひるげ)」、夕食は「夕餉(ひるげ)」といいます。
これも、インスタントみそ汁の名称そのままです。
「餉」の食編が「飯」などに使われている食編ではなく、「餃子」などに使われる横棒の付いた食編になっているのが気になったので調べたところ、当用漢字に入っている漢字は食編が「食」に変更になったそうです。
朝餉の「餉」は当用漢字外なので、横棒のついた食編のまま変更されていないのですね。
食編として「餉」のような食編を持つ漢字には、「餃子」の餃や、「饅頭」の饅、「餞別」の餞などがあります。
ちょっと話がそれましたが、マメ知識として覚えておくといいかも知れませんね。
3つ目の漢字は「梟」
「梟」は何と読むかご存知でしょうか?
「とりき」はもちろん違います。
確かに鳥っぽい漢字の下に木という漢字がくっついていますが…
鳥に関係した字なのでしょうか?
さて、あなたは読むことができますか?
「梟」の読み方のヒントはこちら
- 読み方の文字数は「〇〇〇〇」の4文字
- 鳥の名前です
- 「幸運を運ぶ」といわれています
以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。
「梟」の読み方!正解は!?
正解は「ふくろう」です!
「梟(ふくろう)」は、つよい、たけだけしいなどの意味を持ち「梟(つよ)い」「梟(さら)す」と読むこともできます。
「梟(ふくろう)」と読むよりもさらに難しいですね。
ふくろうは「幸運を運ぶ」といわれ、置物として飾ったり、財布の絵柄になっていたりします。
ところで、なぜふくろうは「幸運を運ぶ」いわれるのでしょうか?
日本では「不苦労(ふくろう)」とのごろ合わせで、縁起物とされてきましたが、ギリシャ神話に登場する女神も、お供にふくろうを連れています。
また、古代エジプトの知恵の神様トト神は、ふくろうの姿をしているとか。
縁起物とされているのは日本だけではなく、ふくろうは本当にありがたい鳥なんですね。
運気をアップされたい方は、ぜひふくろうの置物を飾ってみてはいかがでしょうか?
4つ目の漢字は「占地」
「占地」は何と読むかご存知でしょうか?
パッと見て「せんち」と読んでしまいそうですが、間違いです。
簡単な漢字なのに読みにくい、まさに難読漢字だといえますね。
さて、あなたには読めますか?
「占地」の読み方のヒントはこちら
- 読み方の文字数は「〇〇〇」の3文字
- 野菜の名前です
- 「湿地」も「占地」と同じ読み方ができます
以上3つのヒントで考えてみてくださいね。
これは、知らなかったらなかなか思いつかないかも。
「占地」の読み方!正解は!?
正解は「しめじ」です!
しめじはスーパーなどでよく見かける、とてもメジャーなきのこですね。
しめじ科しめじ族のきのこで、正式名称は「ほんしめじ」と呼ばれています。
「香りまつたけ、味しめじ」という言葉をよく聞きますが、それには科学的な裏付けがあるそうです。
ほんしめじは、グルタミン酸やグアニル酸、アスパラギン酸といった旨味成分が豊富に含まれているとのこと。
美味しくて低カロリーで、食物繊維を豊富に含むしめじは、コスパ最高の庶民の味方ですね!
5つ目の漢字は「摘入」
「摘入」は何と読むかご存知でしょうか?
ざっくり音読みすると「てきにゅう」と読んでしまいそうですが、もちろん違います。
さて、あなたには読むことができますか?
「摘入」の読み方のヒントはこちら
- 読み方の文字数は「〇〇〇」の3文字
- 食べ物です
- コネコネ混ぜて作ります
以上3つのヒントで考えてみてくださいね。
「摘入」の読み方!正解は!?
正解は「つみれ」です!
「摘入(つみれ)」とは、魚のすり身を片栗粉や卵と混ぜて、1口サイズに成型した食品で、鍋物などによく使われます。
少量ずつ摘み取って入れることから「摘入」と書いて「つみれ」と読むのですね。
「つみれ」は「つくね」とよく似ていますが、どう区別するかご存知でしょうか?
鶏肉で作ったのが「つくね」、魚から作ったのが「つみれ」と思っている方が多いのですが、実は違います。
その違いは作り方にあるのです。
食材を片栗粉などのつなぎと混ぜ合わせるところまでは同じですが、その後手で丸めて成型するが「つくね」。
へらなどで1回分ずつ摘み取って出汁に入れるのが「つみれ」です。
ちょっとした豆知識として覚えておけば、鍋パーティーをしたときに話題にできるかも知れませんね。
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!