今日の難読漢字は
「気色ばむ」
「貼付」
「間髪」
「遵守」
「御利益」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「気色ばむ」
「気色ばむ」の読み方をご存知でしょうか?
「きしょくばむ」と読めないこともありませんが、今回はもう1つの読み方を答えてくださいね。
さて、あなたには読むことができますか?
「気色ばむ」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇ばむ」の3文字です
- 「彼は気色ばんで席を立った」のように使います
- 物事の様子が表面に表れることを意味します
以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。
「気色ばむ」の読み方!正解は!?
正解は「けしきばむ」です!
意味としては、内面の様子が表れることを言いますが、主に怒りが顔に表れた場合に使われることが多いですね。
ちなみに「きしょくばむ」は得意になって意気込む様子を表した言葉で、古典で使われていたようです。
「気色ばむ」の「ばむ」は「黄ばむ」や「汗ばむ」と同じように「そのような要素がある」といった意味になります。
現代では「きしょく」の方は「気色(きしょく)悪い」といった場合に使い「気色(けしき)悪い」という読み方はありません。
言葉は時代と共にどんどん移り変わるので、生き物といわれるのも納得ですね。
2つ目の漢字は「貼付」
「貼付」の読み方をご存知でしょうか?
「はりつけ」はもちろん間違いです。
また、「てんぷ」と読むのは間違いではありませんが、慣用読みになります。
慣用読みとは、間違えて読む人が余りにも多いため認められた読み方です。
では、本来の正しい読み方は?
「貼付」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなでは「〇〇〇〇」の4文字です
- 意味は、「貼り付ける」ことです
- 「切手を貼付してください」のように使います
以上の3つのヒントで考えてくださいね。
「貼付」の読み方!正解は!?
正解は「ちょうふ」です!
「貼付」は、紙や布などを広げて貼り付けるといった意味になります。
よく似た言葉に「添付(てんぷ)」がありますね。
ちなみに、添付は書類に補足として添えたり、メールにデータを添えることです。
貼付と添付はイメージが似ているので混同してしまい、「貼付」を「てんぷ」と読む人が多いのかも知れません。
貼付は「貼り付けること」で、添付は「添えること」と、覚えておくと良いですね。
3つ目の漢字は「間髪」
「間髪」の読み方をご存知でしょうか?
「かんぱつ」ではありませんよ。
間違えている人が非常に多いのですが…
さて、あなたは正しい読み方がわかりますか?
「間髪」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 意味は「ただちに」「即座に」
- 「間髪入れずに息の合った合いの手が入る」などと使います
以上の4つのヒントから、考えてみてくださいね。
「間髪」の読み方。正解は!?
正解は「かんはつ」です!
「かんぱつ」と読んでいた人が、かなり多いのではないでしょうか?
実際「かんぱつ」という読み方が浸透しすぎて、パソコンでも「かんぱつ」で変換できてしまいますね。
「間髪(かんはつ)」という言葉の由来は、中国の説話集「説苑(ぜいえん)」に出て来る言葉によるもので「髪の毛1本も入る隙がない」ことを表しています。
それが転じて「わずかな時間もおかずに、すかさず、直ちに」という意味になったのです。
ですので、正しい言葉の区切りは「間(かん)、発(はつ)を入れずに」となります。
「かんぱつ」と読んでいた方は、ぜひこの機会に「かんはつ」という読み方で覚えておいてくださいね。
4つ目の漢字は「遵守」
「遵守」の読み方をご存知でしょうか?
尊敬の「尊」という字が入っているので「そんしゅ」と読んでしまいそうですが、違いますよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「遵守」の読み方のヒントはこちら
- 意味は「決まりに従うこと」です
- 「法令を遵守しましょう」などと使います
- 「順守」も同じ読み方です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「遵守」の読み方!正解は!?
正解は「じゅんしゅ」です!
3つ目の「順守」というヒントで、ほぼ全員の方がわかったかも?
「順守(じゅんしゅ)」も「決まりに従う」という意味ですが、「遵守(じゅんしゅ)」の方がより厳格に守るといった意味になります。
なぜなら、「順守」の「順」は単に素直に従うという意味です。
一方の、「遵守」の「遵」に使われている「尊」は「尊(たっと)ぶ」「尊(とうと)い」という意味。
さらにしんにょうは「行く」という意味を持ちます。
なので、「遵守」は「尊んで行く」となり、「順守」よりも、さらに厳格に守ることを意味するのです。
5つ目の漢字は「御利益」
「御利益」は(ごりえき)ではありません。
「利益」が(りえき)と呼ぶので、間違えたまま覚えてしまっている人も多い漢字です。
もちろん「御利益」は(ごりえき)ではありません。
さて、御利益と書いてなんと読むか分かりますか?
「御利益」読み方のヒントは?
御利益は、
「御利益にあずかる」
「御利益がありそうだ」
など、神や仏を信じると受けられるであろう、恵みや幸運の事を指す言葉です。
受験などの人生のターニングポイントの時には、
「受験・開運の神様に御利益を貰いに」
と神社やお寺に行く事も。
自分も頑張るけど、運にも味方して欲しい時にはやっぱり神頼みです!
「御利益」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
もっというと「ごりや〇」です。
最後の一文字、さあもうわかりましたか?
「御利益」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ごりやく」
です!
「御利益がありそうなので」
という理由で人は行動したりしますよね。
玄関をきれいにしておくというのも御利益がありそうです。
良いと言われることは何でもしておくことに越したことがないでしょう。
ぜひ漢字の読み方も覚えておいてください。
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!