漢字読み講座

「宣う」の読み方は?「せんう」と読んでしまうと恥ずかしいかも

「宣う」の読み方をご存じでしょうか?

宣言(せんげん)の「宣」という字ですが、「せんう」と読むのは間違いですよ。

「せん」は音読みですが、正解は訓読みになります。

さて、あなたには読むことができますか?

「宣う」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇う」の4文字
  2. 「言う」の尊敬語
  3. 皮肉を込めて使うことが多い

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「宣う」の読み方!正解は!?

正解は「のたまう」です!

「のたまう」は「言う」の尊敬語なので「おっしゃる」と同じ意味ですが、神や王など、畏れ多い相手の言葉に対して使います。

「宣」には、広く知らせるといった意味があるため、神や身分の尊い人から下される言葉を「宣う」と表現したのでしょう。

現代では「のたまう」という言葉の意味が変化してきて、皮肉として使われることが多くなりました。

たとえば「今日は暇なので休んでもいいって、店長がのたまっていたわよ」のように使うことが多いようです。

なるほどと思いますが、できたら皮肉は使わずにいたいものですね。

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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!