漢字読み講座

【今日の難読漢字】「海胆」「紅娘」「肌理」3つ読めたら漢字マスター!でも(かいたん)と読んでしまったら・・・

今日の難読漢字は
「海胆」

「紅娘」

「肌理」

の3つです。早速いってみましょう!

まず最初は「海胆」

ひとつめのヒントは「海の生き物」です!
海の胆と書くこの生き物は、胆の感じは見た目通りではありますが、
生きているときの見た目とは違います。

見た目は固そうでとても食べられるとは思えないですが、殻を割った中身はとても美味!
お寿司やお酒のおつまみとしても大変人気ですね。

「海胆」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「うに」
です!

うには海胆以外にも、「海栗」や「雲丹」とも書いたりします。
見た目のトゲトゲが栗にそっくりということで「海栗」、殻を割って食べられる部分の見た目が胆にそっくりということで
「海胆」と、外側と中身の見た目でそれぞれ別の表記があるんですね。
さらに一番よく見かけるのが「雲丹」という表記ではないでしょうか?これは食品を表す場合に使われます。
丹には「赤い」という意味があるため、赤い雲のような食べ物ということでこの字が当てられたそうです。
同じものなのに、いろんな漢字が当てられていて非常におもしろいですね。

2つ目は「紅娘」

一見するとまるでリンゴの品種のような名前ですが、これは「虫の名前」です。
見た目もリンゴに近いかも・・・?
とても小さな虫で、鮮やかな赤い色をイメージする方も多いでしょう。
さらに特徴的なのが水玉模様です。
ということは・・・?

「紅娘」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「てんとうむし」
です!

てんとうむしは紅娘の他にも、「天道虫」や「瓢虫」とも書きます。
背中に7つの水玉模様のあるナナホシテントウなどが有名ですね。
てんとうむしの中でも肉食性の種類は、アブラムシやカイガラムシなどの害虫を食べることから、近年では農作物の無農薬化に使用されることもあるとか。かわいらしいだけではないんですね。

また半球の形や色合いから、幸福や結婚を連想させる縁起のいい虫とも言われています。
最近ではすっかり少なくなったかもしれませんが、一昔前の結婚式では新婦の友達が「てんとう虫のサンバ」を歌うのが定番だったのです。「口づけせよとはやしたて」の歌詞のところで、キスをあおったりしていましたね。

最後の難読漢字は「肌理」

使われている漢字から想像する通り、「肌に関係する言葉」です。
とくに女性でこれを気にする方は、少なくないのではないでしょうか?
「肌の〇〇が細かい」とか「〇〇が粗い」などと使ったりします。
肌の表面の状態について使われる言葉です。

「肌理」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「きめ」
です!

肌のキメの細かさは美肌の条件のひとつでもあるため、気にされている方も多いかと思います。
そもそも肌のキメとは何なのでしょう?
肌のキメとは、肌の表面にある、筋状の細かな凹凸のことを指します。
これが規則正しい三角形のような形をしていること、さらにその三角形が細ければ細かいほど、肌が若々しく・美しく見えるようになります。
紫外線によるシミや加齢によるシワやくすみもお肌には大敵ですが、美肌をめざすならまずは肌のキメをととのえることが一番の近道のようです。
バランスのとれた食事や十分な睡眠、そして適度な保湿でキメをととのえて、いつまでもきれいな美肌を保ちたいものですね。