漢字読み講座

【今日の難読漢字】「徒弟」「御法度」「菖蒲」。「菖蒲」は2つの読み方があります!

今日の難読漢字は

「徒弟」

「御法度」

「菖蒲」

の3つです。

 

さあ、何と読む?

 

まず最初の難読漢字は「徒弟」!

親同士が兄弟または姉妹で、その子ども同士は「いとこ」といいますよね。

 

その中でも、「従兄」と書く「いとこ」は、「自分よりも年上の男性のいとこ」を表します。

じゃあ、「徒弟」は「年下の男性のいとこ」

 

 

はい、不正解!!!

 

 

えー!!と思ったあなた、

 

「年下の男性のいとこ」は「従弟」と書き、今回の漢字は「徒弟」です!

 

微妙に似ているので間違えやすいですね!

 

徒弟」の読み方のヒントはコレ!

これは親戚ではありません。

「〇〇〇」の3文字です。

 

徒弟」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「とてい」です!

 

「徒弟」って、あまり聞きなれない言葉ですが、簡単に言えば「見習い」です。

 

具体的には、大工さんや刀鍛冶など、手先を使うような業務における「弟子」のことを「徒弟」といい、昔の日本でも職人さんを育成する「徒弟学校」がありました。

 

今も昔も、一人前になるまで師匠の下で厳しい修行を行い、それぞれがまた立派な師匠となって受け継いでいく、そんな卵たちの総称ですね。

 

次の難読漢字は「御法度」!

新選組をテーマとした、この漢字のタイトルの映画がありますが、読み方をご存じでしょうか?

 

ちなみに、1文字目の「御」は、言葉を丁寧に言うときのものですので、1文字目がなくても同じ意味になります。

 

今回は読み方だけでなく、きちんと意味も理解してしまいましょう!

 

漢字を勉強しない人は「御法度」ですよ!

 

御法度」の読み方のヒントはコレ!

ヒヤリとするとき、「〇っとする」と言いますね!

1文字目は「ご」と読みます。

 

御法度」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ごはっと」です!

 

「御法度」とは、いわゆる「掟」や「法律」、「決まりごと」などをの意味があります。

 

日本史でも、江戸時代に出てきた「武家諸法度」や「禁中並公家諸法度」を習った覚えがあると思います。

 

そんな「決まりごと」を意味する「法度」ですが、現代では「御」をつけて「御法度」と敬った言い方をし、意味もここから転じて「決めごとに反すること」「してはいけないこと」という言葉として定着しました。

 

「御法度」が読めれば、もう「御法度」とは言わせません!

 

最後の難読漢字は「菖蒲」!

 それぞれが見慣れない難しい漢字ですが、2文字目の「蒲」は、「うなぎの蒲焼」でもお馴染みの「蒲(かば)」ですね。

 

今回のこの漢字は、読み方が2つあるんですが、どちらも非常に似ているもの。

厳密には違うものなんですが、似すぎていて同じ漢字を使っているのだとか。

 

さあ、これは一体何でしょう?

 

菖蒲」の読み方のヒントはコレ!

3つとも似ていますが、そのうちの一つは「かきつばた」です。

1つは「〇〇め」の3文字です。

 

菖蒲」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「あやめ」または「しょうぶ」です!

 

あやめ、しょうぶ、かきつばた。

 

この3つの花は非常によく似ていて、語呂合わせで覚えられるほど有名ですよね!

 

具体的には、「あやめ」と「しょうぶ」は同じ花の種類で、「かきつばた」のみ違うグループになります。

 

本来、「あやめ」は「文目」や「綾目」と書くんですが、あまりにも「しょうぶ」と似ていることから「あやめ」も「菖蒲」と表記するようになりました。

 

ちなみに、この3種類を見分けるポイントは、花びらの根本です。

網目の模様があるのが「あやめ」、模様がないのが「しょうぶ」、「かきつばた」は白一色の単色で模様がありませんので、実際に目で見て確認してみましょう!