今日の難読漢字は
「英里」
「全人」
「鳩尾」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「英里」!
パッと見ただけでも、女性の名前によくある「えり」が浮かんできてしまいそうですが、もちろん違います。
難読漢字の問題なので、全然違う意味や読み方なんですが、うまく漢字を当てはめたな、と感心してしまいました。
さあ、ヒントを見ながら「英里」の読み方を考えていきましょう!
「英里」の読み方のヒントはコレ!
これは意味からくる当て字です。
「英」はイギリスを意味します。では「里」は?
「英里」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「マイル」です!
「マイル」とは「長さや距離を表す単位」として、主にヨーロッパ圏で使われていますね。
また、日本でも「1海里」といった単位を使うことがあると思いますが、「イギリスで使われる距離の単位(里)だから、英里」と何ともアカデミックな発想が素晴らしいと思いました。
1マイルは1760ヤード=約1610mとなりますが、これは国際規格のもので、他にも「測量マイル」や「法定マイル」などいくつものマイルがあって、私たちにはあまり馴染みがありませんね。
あなたのまわりでも、「英里」ちゃんと書いて「マイ(ル)」ちゃんと読む子もいるかもしれませんね!
次の難読漢字は「全人」!
そのまま読めば「ぜんじん」または「ぜんにん」ですよね。
これは、何かの都市の名前やモノの名前ではありません。
もちろん、中国の「全国人民代表大会」の略語でもありません。
意味としても「全ての人」という訳でもなく・・・。
これは少し難しいので、ヒントを見ながら考えてみましょう!
「全人」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇〇」の4文字です。
素人は「しろうと」。玄人は「くろうと」。
「全人」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「まとうど」です!
そもそも「まとうど」という言葉、知っていますか?
「全人」の全は「完全の全」を表しますので、簡単に言えば「完璧超人」のことです。
きまじめ、純粋な人という意味もありますし、少し大げさに「律儀すぎる人」といった意味も含みます。
そこから転じて、実は「バカ正直すぎて、愚直な人」といった相反する意味までもつ言葉なんです・・・。
本人は良い意味で使ったはずの言葉が、反対の意味ももっていて恥をかいてしまうことって意外に多いですよね。
この難読漢字のサイトでたくさんの漢字を勉強して、皆さんも「全人」にならないように気をつけましょう!
最後の難読漢字は「鳩尾」!
「鳩」の「尻尾」と書く「鳩尾」。
これだけ具体的なパーツがあると、焼き鳥屋さんのメニューに出てきそう・・・と思ったのは私だけではないはず。
また、「ハト+しっぽ」で「ハトポッポ」と読んでしまった方、なんだかほっこりしますwww
さあ、焼き鳥屋にはない「鳩尾」、これはいったい何でしょうか!
「鳩尾」の読み方のヒントはコレ!
平仮名で「〇〇〇〇」の4文字です。
いわゆる「急所」です。
「鳩尾」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「みぞおち」です!
「鳩尾」とは、人間の心臓近くの、お腹の上の方にある凹んだ部分です。
いわゆる「急所」と呼ばれる部位の一つで、ここを強く圧迫されたり強い衝撃を受けると強い痛みを感じ、呼吸困難になってしまうなど、まさに急所です。
このお腹の凹んだ部分がなぜ「鳩尾」と呼ぶかは、東洋医学にそのルーツがあります。
人間の体の真ん中を通る線を正中線といいますが、その線上のお腹にある任脈の経穴(ツボ)を「鳩尾」と言うそうです。
その他にも、「水を飲んで落ちるところ」から「みずおち→みぞおち」になっとされる説もあります。
焼き鳥屋さんとは関係ないことが分かりましたが、ビールと焼き鳥を「鳩尾」に入れたくなってきましたね!