今日の難読漢字は
「狒々」
「分葱」
「水鶏」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「狒々」!
これはお湯が沸騰するの「沸く」に似ていますが、部首はケモノへんになっていますね。
この漢字は漢字検定1級のため、まず普段目にしないことでしょう。
しかもそれが二つ重なって「狒々」。
冒頭のとおり「沸く」であれば、「ワクワク」と何だか楽しい感じがしてきそうなものですが、正解はどうでしょうか?
「狒々」の読み方のヒントはコレ!
これは動物というか妖怪の名前です。
「費用」の「費」に似ている漢字だから・・・。
「狒々」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ヒヒ」です!
「狒々」とは、日本に伝わる妖怪のこと。
猿のようなゴリラのような容姿をしており、人間を見ると大笑いする妖怪であることから、その笑い声にちなんで「ヒヒ」と名づけられたそうです。
また、もともとは中国の妖怪であり、その体長は3mを超える大型の猿のような姿で、人間とも会話できる知能があり、人間をも喰らうという、恐ろしい化け物のようです。
北国や欧米では雪男やスノーマン、中国や日本では「狒々」など、大きい猿人のような怪物はどこにでもいるのが興味深いですね。
次の難読漢字は「分葱」!
野菜の「葱(ネギ)」が入っているこの漢字、どこをどうみても「何かの葱」であることは「分かり」ますね。
もしや、「葱だと分かる」野菜だから「分葱」?
でも、「葱」がつく野菜といっても、「長ネギ」「玉ネギ」「深谷ネギ」くらいしか思いつきませんが、「分葱」っていったい何でしょうか。
ここは素直にヒントを見て、未知なるネギに迫ってみましょう!
「分葱」の読み方のヒントはコレ!
正式にはネギの種類ではないので、「〇〇ネギ」とは読みません。
脇の下から生える毛の名前に似ています・・・。
「分葱」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「わけぎ」です!
名前が「脇毛(わきげ)」に似ていますが、「わけぎ」ですwww
「わけぎ」は、玉ネギと同様、球根をつける多年草の一種であり、一般的に野菜として食されています。
熊本県の方では「一文字(ひともじ)」、大分県の方では「千本(ちもと)」とも呼ばれて親しまれています。
日本では、あまり家で並ぶような家庭料理には使われていませんが、有名なものと言えば、韓国料理のチヂミでしょう。
やはりネギ系の野菜は薬味として、料理の味を深くしてくれるスパイスとして重宝しますね!
最後の難読漢字は「水鶏」!
シンプルに「水と鶏」と書く「水鶏」。
どこからどうみても、水辺や沼地などに生息している鳥という感じがしますね。
でも、あえて「水鳥」と表記しないところに何かヒントがあるのかもしれません。
意味やイメージは分かるのに、読めそうで読めないこの漢字、いったい何と読むのでしょうか?
「水鶏」の読み方のヒントはコレ!
沖縄のある島にしか生息しない鳥の名前にも入っています。
「〇〇〇」の3文字です。
「水鶏」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「クイナ」です!
沖縄にいる「ヤンバルクイナ」の名称でもおなじみ、「クイナ」とは鳥なのに飛べない鳥、または苦手な鳥の総称です。
字のごとく、湿原や沼地に生息している個体が多く、飛んで遠くに行けないため生息範囲は限られていることが多く、また、人間や動物から食用のため捕獲対象となることなどもあって、絶滅に瀕している個体も多いのが特徴です。
世界中にいる「水鶏」が、これからもずっと生き続けられる地球環境を維持したいものですね!