今日の難読漢字は
「竜胆」
「霜害」
「霧笛」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「竜胆」!
2文字目の「胆」は「きも」とも読めますので、まさか「竜の心臓」では?と予想してしまうこの漢字。
「りゅうたん」とも読みますが、これでは意味が分かりませんね。
ヒントは、空想上の動物である「竜」とは関係ありません!
えー!
それじゃあ、正解はいったい何の「胆(きも)」?
「竜胆」の読み方のヒントはコレ!
これは花の名前です!
「〇〇〇〇」の4文字です。
「竜胆」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「りんどう」です!
・・・「竜」とはまったく関係ありませんでしたね。
綺麗な青い花を咲かせる「竜胆」がなぜ「竜の胆」と書くのかは、「竜胆」の草がとても苦いことに由来しているためです。
もともと、中国では苦い草の代表格である「熊胆(くまのい)」がありますが、それよりもさらに苦い草、ということで「竜胆」と名づけられたそうです。
ここまできたら、「竜胆」よりも苦い草はいったい何の胆になるのか、気になりますね・・・。
次の難読漢字は「霜害」!
これは都心に住んでいる人にとっては、馴染みのない言葉で難しいかもしれません。
使っている漢字はどちらも「霜」と「害」で簡単なものですが、読めそうで読めませんね。
その漢字から、雪国や北国で起こる「霜による害」であることは間違いないようですが、これは何と読むんでしょうか?
農家や園芸を嗜む人にとっては嫌というほど味わっている現象でしょうから、サービス問題かもしれません!?
「霜害」の読み方のヒントはコレ!
「しもがい」ではありません。
「〇〇がい」の4文字です。
「霜害」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「そうがい」です!
「霜害」とは、漢字そのままの意味ですが、農作物が霜のために受ける被害のことです。
主な時期としては、3~4月頃と10~11月頃の2回あり、前者は「晩霜害(おそじもがい)」、後者は初霜害(はつそうがい)と言います。
特に、森林に囲まれた場所や冷たい空気が流れ込みやすい地形で起きやすく、自然相手の農家にとっては対策を迫られる厄介な現象といえるでしょう。
野菜や果物は、いろんな苦難を乗り越えて作られているんだと、改めて実感しますね!
最後の難読漢字は「霧笛」!
「霧」と「笛」。
どちらもイメージがつく漢字ですが、そのままの意味で考えると「霧の中で吹く笛」になってしまいますね。
「笛」といえば、リコーダーやオカリナなど、人が吹く楽器のことだと思いますが、どうでしょうか。
どんなときに、どんな「笛」を吹くのか、これがヒントです!
「霧笛」の読み方のヒントはコレ!
これは「船」や「灯台」が吹く「笛」です。
「霧」が濃いときなどに鳴らします。
「霧笛」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「むてき」です!
「霧笛」とは、船の航行中に濃霧などの視界不良のときに、他の船に自船の位置を知らせるために鳴らす行為のことです。
他にも灯台が鳴らす行為としても知られていますね。
山道を運転していると、「警笛ならせ」の道路標識がある場所がありますが、あれと同じですね。
車でも船でも、常に安全運転でいきましょう!