今回は「土竜」「続柄」「展べる」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「土竜」
「土竜」と書いて何と読むかご存知でしょうか?
土の中の竜なので「つちりゅう」?
ーでは、ありません。
もちろん「どりゅう」でもありませんよ…
さて、何と読むか、あなたにはわかりますか?
「土竜」の読み方のヒントはこちら
- 生き物ですが、竜のように想像上の生物ではありません
- 身近な動物だけど、見たことのある人はかなり少ない!?
- 漢字からお察しのように、土の中に生息します
以上3つのヒントから考えてみてくださいね。
「土竜」の読み方!正解は!?
正解は「もぐら」です!
竜と「もぐら」ではイメージが違いすぎると思いませんか?
竜のように細長いイメージで土の中にいる生物を考えるとしたら「ミミズ」の方が近いような…
と思って調べてみたら、中国では昔「土竜」と書いて「ミミズ」と読んでいたそうです。
どうやら漢字が日本に入ってきた時に「もぐら」と読まれるようになったとか?
あくまでも一説としてですが…
もぐらは、野生の哺乳類の中で人間に最も身近な生き物なのに、実際に生きた状態で見たことのある人は、わずか1割といわれています。
見たことのある方はかなりラッキーですね!
2問目はこの漢字!「続柄」
「続柄」の正しい読み方をご存知でしょうか?
「ぞくがら」と読んでいる方が多いのですが、実は「ぞくがら」と読むのは慣用読みといって、多くの方がそう読むため、認められるようになった読み方です。
それでは「続柄」の本来の読み方は?
「続柄」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字になります
- 意味は、婚姻関係や血縁関係などの親族を表します
- 「続」を訓読みにすると?
以上の3つのヒントで考えてみてください。
「続柄」の読み方!正解は!?
正解は「つづきがら」です!
なんと「続柄」という熟語は、約90%の人が「ぞくがら」と読んでいるそうです!
ヒントに「訓読み」と書きましたが「つづき」と読むには通常は「続き」のように、送り仮名が必要ですよね。
ほとんどの人が「ぞくがら」と読むのも無理はないかと…
そこで「ぞくがら」という読み方も慣用句として認められているのでしょう。
にもかかわらず「続柄(つづきがら)」と正しく読めた方は、素晴らしいです!
最後はこの漢字!「展べる」
「展べる」の読み方をご存知でしょうか?
「展覧会」の「てん」なので「てんべる」?
では、もちろんありません。
さて、あなたには読むことができますか?
「展べる」の読み方のヒントはこちら
- 「展」を訓読みにすると?
- ひらがなで書くと、送りがなを含めて「〇べる」の3文字
- 並べる、つらねるといった意味
以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。
「展べる」の読み方!正解は!?
正解は「のべる」です!
「展」という字は「展示(てんじ)」や「出展(しゅってん)」のように、ほとんど音読みで使うので、訓読みは非常に難しいですね。
「展」には、並べる、つらねる、広げる、一般に見せる、現れるといった意味があります。
ヒントでも紹介したように「展(の)べる」は並べる、つらねるといった意味。
ただし「展げる」は「ひろげる」と読み、巻物をひろげるとか、新聞をひろげるといった意味で使います。
送りがなが替わると読み方や意味も替わってしまうため、注意が必要ですね。