今日の難読漢字は
「各戸」
「瞬ぎ」
「雪渓」
「進捗」
「蔓延る」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「各戸」
「各戸」の読み方をご存知でしょうか?
各も戸も簡単な漢字なので、誰でも読めそうだけど…
間違えやすい難読漢字です。
ちなみに「かくと」と読むのは間違いですよ。
あなたには正しく読むことができますか?
「各戸」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 戸籍、戸数、門戸の読み方は?
- 意味は、それぞれの家のことです
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「各戸」の読み方!正解は…?
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/12/min008-seikai.jpg)
正解は「かっこ」または「かくこ」です!
この記事を読むまで「かくと」だと思っていた方も多いかも知れませんね。
「集会には各戸より1名ずつ参加してください」「各戸1部ずつ資料をお持ちください」などと使います。
ヒントに出した戸籍、戸数、門戸の戸の字はいずれも「こ」と読みますよ。
各戸は「かくこ」とも「かっこ」とも読めますが、「かくこ」では発音しにくいため、「かっこ」と読むことが多いようです。
このように、2つの音を続けて発音しにくい場合、後の音(カ・サ・タ・パ行)が「っ」に変化する現象を「促音化」と呼びます。
2つ目の漢字は「瞬ぎ」
「瞬ぎ」の読み方をご存知でしょうか?
「瞬き」と書いて「まばたき」と読みますが「まばたぎ」と読むのは間違いです。
瞬間の「瞬」の字を使っているので、ごく短い時間に関係ありそうですね。
さて、あなたには読むことができますか?
「瞬ぎ」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇ぎ」の4文字です
- 意味は「まばたき」のことです
- 「瞬ぎもせず、じっと一点を見つめていた」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「瞬ぎ」の読み方!正解は…!?
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/12/min009-seikai.jpg)
正解は「まじろぎ」です!
ヒントで紹介したように、意味は「瞬(まばた)き」と全く同じになります。
「まばたき」を意味する言葉には他に「めばたき」「めまじろぎ」といった言い方もありますよ。
しかし日常的には「まばたき」という表現以外は、ほとんど使うことがありません。
「まばたき」よりも何となく詩的な響きを持つ「まじろぎ」という言葉。
この機会にぜひ覚えておいてくださいね。
3つ目の漢字は「雪渓」
「雪渓」
これ、何と読むかわかりますか?
おなじみの「雪」という漢字に、
「渓谷」「渓流」などで使われる「渓」の字が使われています。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「雪渓」読み方のヒント!
ヒントは「雪」の読み方。
普通に読むと「ゆき」と読みますよね。
ですが、ここでは音読みで読むのがポイント。
「雪」の音読みの言葉には「雪原」「豪雪」などがありますよ。
「雪渓」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「せっけい」
です!
この漢字の意味は、
標高の高い場所の谷や沢の雪が溶けずに残っている場所のこと。
または積雪で覆われた渓谷のことです。
日本では標高2,000メートル級の山々で見ることができ、
夏でも溶けないので「万年雪」とも呼ばれています。
特に、
・白馬大雪渓(長野県)
・針ノ木雪渓(長野県と富山県にまたがる)
・剱沢雪渓(富山県)
は「日本三大雪渓」と呼ばれて多くの登山者にとって憧れの場所なのだそうです。
山登りが趣味の方には簡単な問題だったかもしれません!
また、同じ「せっけい」という読み方でも
「雪景」と書く場合もあります。
こちらは雪が降り積もった景色を指す言葉です。
なかなか耳慣れない言葉かもしれませんが、
ぜひ覚えておいてくださいね。
4つ目の漢字は「進捗」
「進捗」
ビジネスメールでもよく見かけるこの言葉。
「進捗状況」「進捗いかがでしょうか?」
なんて文面で使われますよね。
でも実は間違って読んでいるかも!?
あなたはなんと読んでいますか?
「進捗」読み方のヒント!
「進」は読みやすいですよね。
「進歩」や「推進」などの文字で使われている、
よく見かける文字だと思います。
問題は「捗」。
この字はなかなか見かけないのではないでしょうか?
ちなみに訓読みだと「はかどる」と読みます。
「勉強が捗る」「仕事が捗る」
などは、よく使いますよね!
では音読みだとなんなのでしょうか?
ちなみに漢字の中で「歩」という字が使われていますが、
「しんほ」や「しんぽ」ではないですよ!
「進捗」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「しんちょく」
です!
この漢字の意味は、「物事がはかどること」。
実は「捗」の文字だけでこの言葉の意味をなしているんです!
ビジネスにおいては、目標数値やゴールが設定される場合が多いので、
その数値やゴールに対して、どれだけ進んでいるか確認する時に
「進捗状況を確認する」
と言ったりします。
「進捗率」は、進行具合をパーセンテージで表したもの。
「進捗報告」は、上司や同僚に仕事の進み具合を伝えること。
「進捗」という言葉を一つ知っているだけで、
よくみるビジネス用語の意味が色々わかりますね!
メールや打ち合わせなどで、仕事の進行状況を確認したい時には
ぜひ「進捗」を使ってみてください!
5つ目の漢字は「蔓延る」
「蔓延る」
小説や、コロナ関連のニュースでも時々見かけるこの文字。
「蔓延」だと読めるけれど、
送り仮名がついていますよね。
あなたは正しく読めていますか?
「蔓延る」読み方のヒント!
「蔓延る」は、
実は、音読みにも訓読みにもない読ませ方をする難読漢字。
見慣れない「蔓」の文字は
訓読みだと「つる」と読み、
「つる草がのびて絡まっていく様子」という意味を持つ漢字です。
「蔓延る」もほぼ同じ意味を持っていて、
「雑草が蔓延る」など、
ちょっと面倒なものが広がってしまう、というニュアンスで使われます。
さて、読めるでしょうか?
「蔓延る」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「はびこる」
です!
もともとは先に書いたように
「草木などが繁茂する様子」を表した熟語です。
それが転じて現在は、
よくないものの勢力が強まり、広がっていく様子を表す言葉として知られています。
「疫病が蔓延る」「悪が蔓延る」
といった、ネガティブな文章で使われることが多いです。
ちなみに「蔓延」は、
「まんえん」と読みます。
すっかりおなじみになってしまった
「まん防」の正式名称、
「まん延防止等重点措置」にも使われています。
「蔓」は、漢字検定だと準1級に相当する漢字であるため、
ひらがなで書かれることも多い漢字です。
それだけ難しい漢字かつ、
「蔓延る」は独自の読ませ方をする難読漢字。
もし正解できた方は自信を持ってください!
読めなかった方もぜひ覚えて、明日からは堂々と使いましょう!
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!