今日の難読漢字は
「掬う」
「奨める」
「即ち」
「唆す」
「尊い」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「掬う」
「掬う」という漢字は黄色い花びらの「菊」に似ています。
ということで、「掬」という字も音読みでは「きく」と読むんです!
漢字ってすごいですね!部首は関係なく、主要部分が同じであれば同じ読み方をするものって本当に多いです。
今回はそんな「きく」を訓読みしたものが問題になっています。
パッと見は、蚕からとれる最高級の糸である「繭(まゆ」にも似ていますし、昔の女の子の遊び道具である「鞠(まり)」にも似ていますが、どうでしょうか。
実は全然違う方向になので、ここは素直にヒントを見て考えてみましょう!
「掬う」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇う」の3文字です。
ヒント② 顔を洗うときは、手を使って水をどうする?
ヒント③ 最初の文字は「す」です。
「掬う」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「すくう」です!
「すくう」といえば、「救う」や「巣くう」などの漢字がありますが、「掬う」は「水を手で掬いあげる」ときの「掬う」です。
朝起きて顔を洗うとき、まずは水を掬いますよね?
「水」と「掬う」という言葉はセットになっている、と覚えてもらうと分かりやすいですが、これをヒントにすると「金魚すくい」は「金魚掬い」と表すことができるんです!
「掬う」という言葉は普段あまり見かけませんが、こぼれ落ちていく何かを「掬う」のはあなたの感性次第かもしれませんね!
2つ目の漢字は「奨める」
漢字単体の「奨」は、中国の方の名前でしか見たことがないですが、今回の問題は「奨める」です。
この漢字が使われる言葉といえば「推奨」や「奨励」、「勧奨」などがありますが、どれも「おすすめする、はげます」といった意味がありますね。
このあたりに正解の糸口がありそうですが、分かる人はヒントを見ないで回答することを「おすすめ」します!
「奨める」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇める」の4文字です。
ヒント② 意味は「推薦する」ことです。
ヒント③ 最初の文字は「す」です。
「奨める」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「すすめる」です!
「奨める」の意味は、「推奨」と同じ「メリットを挙げて相手にプレゼンすること」です。
テレビやYoutubeなど、いろんなメディア媒体でインプレッション動画がありますが、自分が人柱となって商品やサービスを体験し、良い点をまとめて相手に伝える行為が「奨める」といえるでしょう。
その点「奨める」は、悪い部分を伝えることは基本的にはしないので、街中で壺や絵画を「奨められる」ときは要注意ですよ!
3つ目の漢字は「即ち」
「即」という漢字は、「すぐに」とか「ただちに」という意味がありますね。
ということは、「即ち」は「すぐち」や「ただち」と読んでしまいがちですが、これは「間違いち」です・・・。いや、「間違い」です。
語尾に決まった文字がつくと、アニメのキャラクターみたいで楽しくなって何でも付けたくなりますが、今回の問題はこの法則に乗れるでしょうか。
これ、「即ち」言葉遊びの一種なり。
「即ち」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇ち」の4文字です。
ヒント② 「言い換える」という意味があります。
ヒント③ 「即」の漢字が持つ意味ではあまり使われません。
「即ち」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「すなわち」です!
「即ち」は、話の最後でまとめたいときなどに「要するに」とか「言い換えると」、「つまり」のような意味を持つ言葉です。
また、「即」という漢字には「すぐに」や「ただちに」という意味があることから、「即ち」にも「すぐに」や「たちまち」という意味もあります。
これ「即ち」、漢字を訓読みにしても同じ意味をもつものなり。
4つ目の漢字は「唆す」
今回の「唆す」は、ズバリ悪い意味の言葉です!
「教唆」とか「示唆」という言葉にも使われる漢字になりますが、「教唆」は「自分では手を染めず、相手を操って犯罪行為をやらせる」というような意味があります・・・。
めちゃくちゃ悪い奴ですやん・・・。
そんな悪~い漢字ですが、送り仮名がつくとどんな読み方をするか分かりますか??
「唆す」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇す」の5文字です。
ヒント② 意味は「教唆」と同じです。
ヒント③ 最初の文字は「そ」です!
「唆す」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「そそのかす」です!
「唆す」とは、さきほども述べたとおり「教唆」と同じ意味を持つ悪い言葉です。
それもそのはず、「教唆」という言葉はなんと「刑法」に出てくる法律用語なんです。
その一方、「唆す」はニュアンスが少し柔らかいものとなっており、子供同士のいたずらだったり、母親が子供にお手伝いをしてもらうように「おだてる」レベルのものも含みます。
いずれにしても、自分でやらずに他人に何かをさせている人は、「指導」でない限り、ろくな結末にならないので注意するようにしましょうね!
5つ目の漢字は「尊い」
あまりにも大切な人や物に対する想いを、人は「尊い」と表現しますね。
読み方は誰もが知っている「とうとい」ですが、実は他にも読み方があるのをご存じでしょうか?
最近では、ネット用語としても定着している「尊い」ですが、「とうとい」以外の読み方で使えると通な感じがして、尊敬されること間違いなしです!
「尊い」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇い」の4文字です。
ヒント② 「とうとい」の訛った感じに発音すると近い??
ヒント③ 最初の文字は「た」です。
「尊い」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「たっとい」です!
「尊い」とは、「ありがたい」や「ある事柄について価値が高い」、「畏れ多い」などの意味がある言葉です。
卒業式の歌の定番といえば「仰げば尊し」ですが、これは「仰ぐほどに尊い」存在の先生やこれまでの生活を振り返る歌となっています。
「尊い」という表現は、ひと昔前なら「仰げば尊し」くらいしか言うことがなかったんですが、近年ではネット用語としてもすっかり定着しました。
アニメ好きの方にとっては、「尊さが臨界点を超える」といった表現をしますが、言葉が時代と共にどんどん変わる様も、また「尊い」ものですね!
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!