今日の難解漢字は、
「長ける」
「勘える」
「雁金」
「蕩ける」
「土耳古」
です!
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「長ける」です!
「長ける」の読み方をご存じでしょうか?
「ながける」や「ちょうける」と読んでしまうと、かなり恥ずかしいかも知れません…
「長」は小学校2年生で習う簡単な漢字なのに、読めそうで読めない人も多いのでは。
さて、あなたには読むことができますか?
「長ける」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇ける」の3文字です。
- 優れている、秀でているといった意味。
- 「彼はスポーツに長けている」のように使います。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「長ける」の読み方!正解は!?
正解は「たける」です!
読み方を聞くと、よく使われる言葉ですね。
意味はヒントで紹介した「優れている」「秀でている」ことの他に、「盛りの時期」や「盛りを過ぎる」といった意味もあります。
「秋たける」「年たける」「日がたける」などがそうですね。
「たける」は、「闌ける」と書かれる場合もありますが、一般には「長ける」と表記される場合が多いといえます。
2つ目の漢字は「勘える」です!
難読漢字に挑戦しましょう!
今回は「勘える」です。
あなたの「勘」を働かせて考えてみてください。
「勘える」の読み方のヒントは?
1.正しく「勘える」ためには、正確なデータが必要です。
2.「勘える」の類語には、「熟慮」「思慮」「考慮」などがあります。
3.ロダンの有名な男性のブロンズ像は、『勘える人』です。
正解は…
正解は…
「かんがえる」
でした!
比較・分析・予測など、筋道を立てて判断することです。
日常的によく使う言葉ですね!
「おもう」が感情的な作業であるのに対し、「かんがえる」は知的な作業といえるでしょう。
また、「結婚を考えている」のように決意や意図を表したり、「犯人の生い立ちを考えると…」のように、思いやりや配慮を表す場合もあります。
「勘」の意味
「勘」という漢字は、「勘が鋭い」「勘違い」「女の勘」といった直感や第六感のイメージが強いかもしれません。
しかし、「勘当」「勘責」など罪を問いただす際にも使われますし、「どんぶり勘定」「割り勘」などお金の計算にまつわる言葉も多いです。
「勘える(かんがえる)」と同じ意味では、じっくり熟考することを指す「勘考(カンコウ)」、色々な事情を比較して判断する「勘案(カンアン)」という熟語があります。
3つ目の漢字は「雁金」です!
昔、小学校の教科書で「大造じいさんと雁(がん)」を読んだ記憶があります。
(あ、昔といってもほんの数年前の話ですよ!?)
小学校の教科書は教育委員会ごとに異なるので、読んだことが無い人もいるかもしれませんが、「雁」とはカモのことです。
戦後から二十年くらい経つまでは、「雁」が美味であったこともあり、狩猟の対象とされてきた鳥ですが、現在ではその個体数が激減したことから保護の対象へと変わりました。
そんな「雁」に「金」が加わった「雁金」という漢字。
どちらも位の高いイメージがありますが、いったい何と読むのでしょうか??
「雁金」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇ね」の4文字です。
ヒント② これは「雁」と同じ鳥です。
ヒント③ 「雁」は「かり」とも言いますね。
「雁金」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「かりがね」です!
「雁金」とは、簡潔に言えば「雁」のことです。
体長は60cm程度の、見た目はそのまま「カモ」です。
その肉が非常に美味しいことから、1970年代頃までは狩猟の恰好のターゲットとしてされていましたが、現在では数羽から数十羽程度しか、日本に訪れない貴重な鳥となってしまいました。
また、昔から「幸せを運ぶ鳥」としても知られており、約二千年前の中国において、戦地から「雁」の脚に手紙をつけて飛ばし、無事に相手に届いたという逸話があるほどです。
この故事から、手紙のことを「雁書(がんしょ)」と言うようになったそうですよ。
4つ目の漢字は「蕩ける」です!
難読漢字クイズのお時間です。
「蕩ける」という漢字、読むことができますか?
日常的に使う漢字ではないものの、なんとなくどこかで目にしたことがあるかもしれません。
ただ、ぱっと読み方を答えるのは難しいもの。
ヒントをお出しするので、ぜひ考えてみてください!
「蕩ける」の読み方のヒントは?
「蕩」はくさかんむりに「湯」の文字が加わったものですね。
そして「湯」を音読すると「トウ」と読みます(熱湯の「湯」など)。
残念ながら「蕩ける」は「トウける」ではないのですが、音は非常に近いです。
溶けたチーズに似合うこの言葉、もう分かってしまったでしょうか?
正解は…
正解は…
とろける
でした!
普段何気なく使っている言葉にもこんな漢字表記があるんですね。
普段はあまり使わないかもしれませんが、難読漢字として出題される頻度が高い漢字なので覚えておくと良いでしょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
5つ目の漢字は「土耳古」です!
タイトルにもありますが、この「土耳古」という漢字を音読みにすると、「ドジコ」。
さては、「ドジっ子」のことだな!?と思ったのは私だけではないはずwww
でも、残念ながら「ドジっ子」でも「ドジコ」とも読みません。
または、女性の名前にありがちな「とみこ」さんでもありません。
強いてヒントをあげるとしたら、「土」と「古」は音読みでも大丈夫ですが、「耳」の部分は私たち日本人には少し難しい捉え方になると思います。
さあ、この「土耳子」を読めるようになって、「ドジっ子」から卒業しましょう!
「土耳古」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは国の名前です。
ヒント➁ 「〇〇コ」の3文字です。
ヒント③ この国のアイスはよ~く伸びます!
「土耳古」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「トルコ」です!
私たちが「トルコ」と呼んでいる国の正式名称は、「トルコ共和国」。
「土耳古」は、西アジアに位置する、世界史などでもおなじみの「ビザンツ帝国」や「オスマン帝国」が栄えていた場所としても有名ですね。
歴史的にも古く、西洋と東洋の文化が混ざりあっていた場所でもあり、世界の歴史においても度々登場する国です。
そんな「トルコ」を、なぜ「土耳古」と表記するのでしょうか?
一説によると、これを当てたのは当時の中国の人であり、「耳」は中国読みにすると「ル」に近い発音をすることに由来しているそうです。
国名って、いろんな当て字がありますがどれも難しいものばかりですね・・・。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます!