漢字読み講座

【今日の難読漢字】「気風」「今昔」「木菟」「渫う」「木履」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「気風」

「今昔」

「木菟」

「渫う」

「木履」

です!

さて、なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「気風」です!

「気風」

「きふう」と読んたあなた、正解です…が、 あまり聞き慣れない言葉でもありますよね。

実はこの漢字には「きふう」以外の読み方があるんです!!

おそらくドラマや映画で聞いたことがあると思います。

最近ではその読み方の方が多く使われていますが、わかりますか?

「気風」読み方のヒントは?

ヒントは、この言葉は「思い切りのよい」「さっぱりとした」気性を表現するときに使います。

類語としては 「思い切りがよい」 「竹を割ったような」などが挙げられます。

「気風」の読み方、正解は・・・

正解は・・・    

 

「きっぷ」 です!

 

「きふう」という読み方が、時代の流れと共に発音しやすく変化してこうなりました。

「江戸っ子だね、気風がいいねぇ!」 ドラマのセリフなどで聞いたことがあるのでは?

昔は粋な男性への褒め言葉として使われていましたが、近年は男女問わず思い切りのよい行動をする人やさっぱりした性格の人へのポジティブな言葉として使われています。

「気風がいい!」なんとなく元気な気持ちになる言葉ですよね!

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

2つ目の漢字は「今昔」です!

現代社会は、これまでの人類の叡智を集結したテクノロジーが至るところに見られる「今」の社会です。

 

そんな社会も、「昔」の人類の汗と涙と努力の結晶により成り立っている訳ですが、「今」と「昔」をくっつけた「今昔」は何と読むか知っていますか?

 

意味は、そのまま「昔から今」や「今と昔」になりますが、そのまま「いまむかし」と読んでいては「昔」の人に笑われますよ!

 

「今昔」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇〇く」の5文字です。

ヒント② 「今昔物語集」が平安時代にありましたね!

ヒント③ 最初の文字は「こ」です。

 

「今昔」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「こんじゃく」です!

 

そのまま「今と昔」を表す「今昔」は、現代と過去を対比させるときの言葉として使われています。

 

日々の生活、一つ一つをとってみても、現代社会の多くは過去の功績の上に成り立っていて、「今」この瞬間も、次の瞬間には「昔」になっていて、感慨深いものがありますよね!

 

時間の流れは誰にも止められません。

「今」というこの瞬間を今日も全力で駆け抜けていきましょう!

3つ目の漢字は「木菟」です!

「木菟」と書いて、なんと読むか分かりますか?

なんと(きびき)ではないのです! さあ、なんと読むでしょう?

「木菟」読み方のヒントは?

木菟に使われている菟という漢字には「うさぎ」という意味があります。

ウサギは兎という漢字のほうが、馴染みがありますね。

木のウサギという意味から想像すると・・・?

「木菟」読み方のもうひとつのヒントは?

ズバリ「鳥の名前」です!

木に止まっているウサギからのイメージ通り、ウサギのように少し毛深くてふっくらしたかわいらしい鳥というと・・・?

「木菟」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「みみずく」 です!

 

フクロウとの違いがよく分からないと言われますが、フクロウ科のなかで羽角があるものをミミズクと呼ぶそうです。

羽角は俗に耳と言われていますが、実際はただの飛び出した羽毛なんだそうです。

この羽角というウサギのような長い耳(のようなもの)を持っていることから、「木のウサギ」と呼ばれるようになりました。

またジブリ作品に出てくるトトロのモデルとも言われています。言われてみるとたしかにフワフワの見た目や耳の感じ、また穏やかで包み込むような雰囲気など、共通する部分が多くありますね。

そう思ってとなりのトトロを見直してみると、また違った見方ができるのではないでしょうか?

4つ目の漢字は「渫う」です!

「渫う」の読み方をご存じでしょうか?

「葉」という字に少し似ていますが「はう」と読むのは間違いですよ。

おそらく、初めて見るという方が多い漢字かも知れません。

しかし、言葉としては聞いたことがあると思います。

さて、あなたには読むことができますか?

「渫う」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
  2. 底にたまったごみなど取り除くことをいいます。
  3. 溝にたまった泥を渫う

以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。

「渫う」の読み方!正解は!?

正解は

「さらう」です!

 

意味は、川底や井戸の底などにたまったごみや土砂を取り除いたり、鍋の底の料理を取り出したりすることをいいます。

ヒントのように「溝にたまった泥をさらう」や、「皿のスープを残らずさらえる」といった使い方ができますよ。

「さらう」を漢字にすると「渫う」の他に「浚う」と書くこともできます。

同じ読み方でも「攫う(さらう)」と書くと、他人のものを盗んだり、人を誘拐するという意味になるので、注意が必要です。

5つ目の漢字は「木履」です!

「木履」という漢字、ずばり「木の履物」でしょうか?  

はい、正解です!  

では、その読み方は?と聞かれてしまうと答えに困ってしまいますね・・・。  

普通、靴は革やナイロン、または藁で編んだ草履のような、柔らかい素材が使われているのが定番ですが、今回は硬い木。  

もちろん、「げた」や「きぐつ」とも読めますが、今回は別の読み方をお願いします!

さあ、そんな木でできた靴、あなたは読めますか?  

「木履」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① そのまま見た目は「下駄」です。

ヒント➁ 女の子が履くものの名称です。

ヒント③ 学校の七不思議の「こっくり」さんに似ています。  

「木履」の読み方の正解は・・・・?

正解は、

「ぽっくり」です!  

ちなみに、「ぽっくり」って皆さんご存じですか?

「ぽっくり」とは、女の子が履く「下駄」のことを指しますが、下駄の形は底が平らで四角いイメージがありますよね?

「ぽっくり」は、今でいうところの「厚底ブーツ」。

底の部分はつま先に行くにつれて低くなっていて、横から見ると船のような形をしています。

京都の舞子さんが履いている履物をイメージしても良いかもしれません。  

名前の由来は、歩く音の「ぽくり、ぽくり」から来ているそうで、見た目もネーミングもなんとも可愛らしい履物ですね!

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

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とにかく本が好きです!