今日の難解漢字は、
「魁」
「横柄」
「朱鷺」
「諂う」
「海扇」
です!
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「魁」です!
「魁」
これは「魅力」などの「魅」の字と似ていますが、意味も読みもまったく異なる漢字です。
「魁斗くん」や「魁也くん」など、人の名前に使われることが多い印象ですが、よく聞くあの言葉の漢字なのです!
「魁」読み方のヒントは?
今回紹介したい「魁」の読みは、4字です。
意味としては「首領」や「堂々として大きいさま」などを表します。
そのほか、そのジャンルを先導する人や物、店に対しても用いますね。
「プロレタリア文学の〇〇〇〇」や、
「タピオカドリンクの〇〇〇〇」といった具合です!
「魁」の読み方、正解は……
「魁」の正解は……
「さきがけ」です!
類語には「一番槍」や「先駆」などが挙げられます。
漢字では、わかりやすく「先駈け」や「先駆け」と表現する場合もありますね。
また、「さきがけ」には、北斗七星の第一星という意味も。
とてもかっこよく、美しい漢字ですよね。
だから「魁斗くん」などのように、多く人名漢字に選ばれるのかもしれません。
北斗七星を見る機会があれば、ぜひ「あれは魁っていうんだよ」と言ってみてくださいね!
2つ目の漢字は「横柄」です!
「横柄」
「横」も「柄」もどちらも馴染み深い漢字ですが、読み方は「よこがら」ではありません。
よく使う言葉ですが、漢字で見る機会は少ないかもしれませんね。
「横柄」読み方のヒントは?
ヒントは、人を見下すような偉そうな態度や無礼な態度を表す言葉です。
類語は
「尊大」
「傲慢」
「上から目線」
などが挙げられます。
「横柄」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「おうへい」
です!
「彼は店員に対して横柄な態度で接した」
「相手が横柄なので対応に困ってしまった」
のように使います。
「横柄」は「横行権柄(おうこうけんぺい)」が略された言葉と言われています。「横行」は秩序を無視し無遠慮にふるまう様子を表し、「権柄」は権力をもって人を抑えつけるという意味の言葉です。
「横」には他にも「横暴(おうぼう)」という言葉もあります。
実は昔、門の扉が開かないようにする横木(かんぬき錠)は薄明かりでも見えるように黄色い木が使われていたことから「横」と呼ばれていました。
そこから「横」という漢字が、通行をふせぎとめる・反逆するというネガティブなニュアンスで使われることが多いというわけです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
3つ目の漢字は「朱鷺」です!
難読漢字クイズのお時間です。
今回ご紹介するのは「朱鷺」。
一見「すざく」かな?と思うかもしれませんが、「すざく」は「朱雀」。
この漢字、あなたは読むことができますか?
「朱鷺」の読み方のヒントは?
朱(あか)い鷺(さぎ)の名の通り、真っ赤な頭と朱色の羽が特徴的な大きめの鳥類です。
かつては日本全国に生息していたそうですが、乱獲や環境の変化によって絶滅の危機にさらされてしまいました。
現在は新潟県佐渡市で積極的な繁殖活動が行われています。
分かりましたでしょうか?
正解は…
正解は…
トキ
でした!
昔は普通に空を飛んでいたそうですが、なんだか信じられませんね。
現代ではトキ自体あまり馴染みがない方も多いので、漢字もあまり認知されていないのかもしれません。
しかし、だからこそこの漢字を知っておけば漢字博士に一歩近づくことができるはず。
ぜひこの機会に覚えて読むことができるように、あわよくば書けるように練習してみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
4つ目の漢字は「諂う」です!
「諂う」は何と読むかわかりますか?
「こう」ではありません。
これはかなりの難読漢字に分類されるかも…
あなたには読めるでしょうか?
「諂う」の読み方のヒントはこちら
- 読み方の字数は「〇〇〇う」で、送り仮名をはぶいて3文字
- 似た意味の言葉に「媚びる」があります
- 用例:上司に気に入られようと諂う
以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。
「諂う」の読み方!正解は!?
正解は「へつらう」です!
わりと耳にする一般的な言葉ですが、漢字になると読めなかった方が多いのでは?
意味は、人に気に入られるように振舞ったり、お世辞を言ったりすることです。
ヒントに使った「媚(こ)びる」とつなげて「媚び諂う」などと使うこともありますね。
似た言葉に「阿(おもね)る」があります。
こちらも結構な難読漢字といえますが、阿るとは「自分を主張せずに他人に従う」という意味です。
「大衆に阿る」「リーダーに阿る」などと使います。
媚を売って人の機嫌を取ろうとする点で「諂う」と「阿る」は似ているので、混合しないように注意しましょう。
5つ目の漢字は「海扇」です!
シンプルに「海の扇」と書く「海扇」。
ビーチで使う「扇」といえば、リゾート地にあるような大きな葉っぱの形をした団扇のようなものでしょうか。
昔の壁画などで、召使が主人を扇いでいる様子を描いたものが多いですが、あんな感じをイメージしてしまいますね!
ただ、今回はずばり「扇」とは関係ありません・・・。
一般的には漢字を使わないのでピンときませんが、好きな人も多いアレです!!
「海扇」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 通常はカタカナ表記します。
ヒント➁ 「〇〇〇がい」の5文字です。
ヒント③ これは貝です。
「海扇」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ほたてがい」です!
まさに「ホタテ」の形は「扇」そのもの。
今回は当て字で「海扇」と書いて「ホタテ」または「ホタテ貝」と読みます。
お寿司屋さんでもお刺身でも、みんな大好きな「海扇」。
そのまま生で食べるも良し、バター醤油で焼いても良し、海鮮料理に使うも良し、どんな風にしても美味しい、まさに貝の王様!
「扇」であおぐべきなのは、人じゃなくて「海扇」の方!?
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!