漢字読み講座

【今日の難読漢字】「犇めく」「鱸」「不壊」「三十三才」「東風」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「犇めく」

「鱸」

「不壊」

「三十三才」

「東風」

です!

さて、なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「犇めく」です!

牛がたくさんいるように見える漢字「犇」。

 

あちこちからモーモーと声が聞こえてきそうですね。

さぁ、何と読むのでしょうか?

 

「犇めく」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇めく」 〇は2文字。通常は平仮名で表記します。

ヒント➁ 動物に限らず、何かがたくさんいて混雑している様子を表す言葉です。

ヒント③ 「うごめく」ではありません。

 

満員電車の中をイメージしてみましょう。

 

「犇めく」の読み方の正解は・・・・?

 

正解は、「ひしめく」です!

 

混雑していて、もぞもぞと動いているような意味があります。

牛が3つもあることから、この漢字の由来は「多くの牛が驚いて一斉に走り出す様子」を表したものです。

また、サラリーマンで溢れかえった朝夕の満員電車の中の様子も「犇めいて」いますね。

 

牛のように身体が大きい人が集まると、さらに「犇めいて」ぎゅうぎゅうになります。

牛だけに。

2つ目の漢字は「鱸」です!

いわゆる魚へんがつく「魚シリーズ」。

 

このサイトでも何度かとりあげている難読・魚シリーズですが、今回の漢字は分からない人と読める人とが二分する問題です。

 

それもそのはず、近年、人気が高まっている釣りをしている人ならばすぐにぴんとくる漢字なんですが、あなたは分かりますか?

 

今回に限り、横文字でも正解です!

 

「鱸」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 海釣りの対象魚としては一番有名です。

ヒント➁ フランス料理などでも使われ、食べても美味です。

ヒント③ 海にいる「バス」ではありませんよ!

 

「鱸」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「スズキまたはシーバス」です!

 

「シーバス」といえば、海釣りをする人からすれば定番中の定番の釣り対象魚ですね。

 

和名では「スズキ」、横文字では「シーバス」と呼びます。

ルアーを使って行う「ルアーフィッシング」では、釣り人の半数以上がこのシーバスを狙っているといっても過言ではない、人気の魚です。

 

この釣りの対象魚でもある「スズキ」は出世魚でもあり、小さいときは「セイゴ」、30cm前後になると「フッコ」、60cmくらいからは「スズキまたはシーバス」と呼ばれます。

 

食べても釣ってもヨシ、そんな魚が「鱸」です。

3つ目の漢字は「不壊」です!

不壊」という漢字の読み方がわかりますか?

さらっと読むと「フカイ」と読んでしまいそうですが、もちろん違います。

さて、なんと読むのでしょうか…!?

「不壊」の読み方のヒントはこちら

  1. 「不」は普通に「フ」と読みます
  2. 答えは2文字です
  3. 「金剛不壊」という言葉を聞いたことはないでしょうか?

以上の3つのヒントから「不壊」の読み方を考えてください。

「不壊」の読み方!正解は…?

正解は「フエ」です!

「不」の付く言葉には、不信、不備、不快、不死などがありますが、どれも不の後の言葉を打ち消す意味ですね。

不壊という言葉も同様に「堅固(けんご)で、壊れないこと」という意味になります。

ヒントに使った「金剛不壊(コンゴウフエ)」とは、仏教用語で「金剛(ダイヤモンド)のように堅い」という意味。

「金剛不壊の信念で、厳しい修行をやり遂げた」のように使います。

不壊だけでも十分堅いのに、金剛不壊ともなると、ゴジラが踏んでも壊れそうにないですね!

4つ目の漢字は「三十三才」です!

女性には歳を聞いてはいけない、ましてや30代の方に・・・。

 

そんな「年齢」がずばり思い浮かんでしまう「三十三才」ですが、今回は「さんじゅうさんさい」とは読みません。

 

難読漢字の問題なので、ぜひ違った読み方にチャレンジして欲しいところです。

 

また、読み方の他にもその言葉が表すものについても知っていると完璧です!

 

さあ、若者でも老人でもないこの「三十三才」は、いったい何者だ!?

 

「三十三才」の読み方のヒントはコレ!

 ヒント① 「〇〇〇〇い」の5文字です。

ヒント➁ 冬の季語としても使われます。

ヒント③ 小さな鳥の名前です。

 

「三十三才」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「みそさざい」です!

 

「三十三才」とは、冬の時期に民家にも訪れる、10cmほどしかない小さな鳥のことです。

 

俳句や小説などにも度々登場する名前なので、文学好きの方ならご存じの方もいたことでしょう。

 

「三十三才」は「鷦鷯」とも表記され、むしろこちらの方が難読漢字には相応しいと思える漢字ですが、あえて「三十三才」と表現した方が文学的ですよね。

 

訪れる時期から、この「三十三才」は冬の季語としても使われますので、手紙を書くことがあったらぜひ活用してみてください!

5つ目の漢字は「東風」です!

「東風」と書いて、なんと読むか分かりますか?

東寄りの風という意味です。

北風が終わりつつあり、東の方角から風が吹いてくると

「春が近づいて来ているな~」と思います。

さて、「東風」と書いてなんと読むでしょうか?

「東風」読み方のヒントは?

「東」は(ひがし)とも(とう)とも(あずま)とも読みません。

「風」も(かぜ)とも(ふう)と読みません。

両方とも片方だけだと、あまりなじみのない読み方をします。

ちなみに、春一番は南風なのでそれよりも、

もう少し早い段階で春が分かる風という意味です。

読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇」です!

えっ? 二文字?

と思った人に、もうひとつヒントを出すと

こ〇」です!

さあ、もうわかりましたか?

「東風」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「こち」

です!

 

 

また、あゆ、こちかぜ、とうふう、とんぷう、はるかぜ、ひがしかぜと読んでも正解です!

サッと読めると、通に見えるので、ぜひ覚えておきましょう。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!