今日の難解漢字は、
「刷毛」
「日計」
「躊躇う」
「独活」
「間隙」
です!
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「刷毛」です!
どちらも知っている漢字なのに、二字熟語になると突然読み方が難しくなる言葉があります。
「刷毛」
この二字熟語もその一つ。
「印刷」の「刷」に「毛根」の「毛」だから、「さつもう」?
いえいえ、違いますよ!
「刷毛」読み方のヒントは?
「刷毛」は、美術の授業などで絵を描いたり、何かを塗装したりするときに使います。
木やプラスチックなどでできた柄の先端に、毛がたくさん取り付けられていますね。
筆よりも幅が広く、バリエーションも豊か。
画材専門店だけではなく、百円ショップや文房具ショップでも見かける機会が多くありますよ。
もうおわかりですね?
「刷毛」の読み方、正解は……
「刷毛」の正解は……
「はけ」です!
刷毛の毛の部分には、かつては豚やヤギ、馬やヒツジの毛などがよく使われていました。
現在では、塗料がよく水で溶けるようになったことから、合成樹脂のものも増えているそうですよ。
ちなみに「刷」は「刷く(はく)」と仮名を送ります。
「ほうきではく」の「はく」も同じ「刷く」なので、覚えておいてくださいね。
2つ目の漢字は「日計」です!
パッと見、「日時計」に見えてしまう「日計」。
もちろん、脱字ではなく、このまま「日計」と書きます。
「計」は計算の「計」の字でもあるとおり、何かを計る意味を持ちますが、文房具や工具ではありません。
ちなみに「ひっけい」や「ひけい」でもありませんよ!
さあ、この「日計」はいったい何と読むのでしょうか?
「日計」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① ずばり、これはヘビです。
ヒント➁ 「〇〇〇〇」4文字です。
ヒント③ 手の上に乗るくらいの大きさです。
「日計」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ヒバカリ」です!
え?「ヒバカリ」って何?という方、爬虫類が苦手な方はインターネットで調べるのは少し待ってくださいね。
「ヒバカリ」とは、いわゆるヘビなんですが、そのサイズが小さいことが特徴です。
大きさとしては、全体が手のひらに乗ってしまうくらい小さいんですが、インターネットで検索すると、思い切り大きく拡大されているので普通のヘビに見えてしまうんです・・・。
こんな小さなヘビですが、やはり住んでいるのは森や水辺が中心で、やっぱり普通のヘビと似ていますね。
しかも、その習性や特徴も普通サイズのヘビと同じで魚やカエル、ミミズなどを食べるそうです。
ミニサイズのヘビがカエルを睨んでいる姿を想像すると、少しおかしいですね。
3つ目の漢字は「躊躇う」です!
画数が多い「躊躇う」ですが、普段よく使っている言葉です!
さて、なんと読むでしょうか?
「躊躇う」読み方のヒントは?
なんとなく、二の足を踏むような意味の言葉ではあるものの、なかなか読みにくい漢字です。
ちなみに、とまどうではありません。
意味としては、
迷ってしまって決心がつかない状態を指します。
「躊躇う」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ためらう」
です!
どう考えても漢字で書くよりも、平仮名で書く方が早いため漢字で書くことはあまりなかったのではないでしょうか?
ちなみに戸惑うはどちらかというと、対処を指しているので
「何をしていいのかわからず戸惑う」
のように使います。
それに対して躊躇うは
「自信がないので提出・発言するのに躊躇う」
という自分の自信についてを指しています。
自信が無かったころには、躊躇ってばかりだったものの、
大人になるにつれ自信が付き、躊躇う事もどこかへ消えてしまった
と言う人も多いのでは?
自信が無いから躊躇うのであって、初めから自信のある人なんていません。
でも結局は悩んで悩んで決めたことが正解だったりしますよね。
躊躇う気持ちを持ち続けるのも、いいことだと思いますよ!
4つ目の漢字は「独活」です!
この漢字をそれぞれ読むと、やっぱり「独りの生活」としか読めないんですが、そのまま「どっかつ」とは読みません。
悠々自適な独身の生活というのもいいですが、これはもっと他の言葉になります。
もう少しヒントを言えば、むしろ人ではありません。
さあ、この「独りの生活」を楽しんでいるのは誰か、正解をみてみましょう!
「独活」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは植物の名前です。
ヒント➁ お笑い芸人さんの名前にもなっています。
ヒント③ 「ウ〇」の2文字です。
「独活」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ウド」です!
「ウド」とは、お笑い芸人さんでもいらっしゃいますが、これは「ウコギ科タラノキ属」という種類の草になります。
「ウド」は森林などに自生している野草になり、「ウドの大木」」なんていう言葉があるくらいで、大きいものは2m近くにもなる、草とは形容しがたい姿形をしています。
そんな大型の「ウド」ですが、若い葉や茎は食用にすることもでき、香りが強い山菜の一つとして好む方も多いです。
ただし、食物アレルギーも報告されていますので、食べる際はご注意を!
5つ目の漢字は「間隙」です!
「間隙」は何と読むかご存知でしょうか?
「かんすき」と読んでしまった人は、残念ながら間違いです。
一見読めそうで、読みづらい漢字ですね。
さて、あなたは、正しい読み方がわかりますか?
「間隙」の読み方のヒントはこちら
- 読み方の字数は「〇〇〇〇」の4文字です
- 意味は、物と物の間や、時間の隙間のことです
- 間隙の「隙」と同じ読み方をする言葉に「空隙」や「寸隙」があります
以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。
「間隙」の読み方!正解は!?
正解は「かんげき」です!
「隙間(すきま)」の「隙」を「げき」と読むのは、なかなか難しいですね。
「間隙(かんげき)」という言葉には大きく分けて4つの意味があります。
個々の意味と例文を紹介しましょう。
- 時間の隙間:休憩時間が終わるまで20分の間隙がある
- 物と物の隙間:机と壁の間隙にペンを落とした
- 人間関係に生じる隙間:親子間の間隙を埋めるため、娘と旅行へ行った
- 油断すること、気持ちの隙:よそ見をした間隙を突いて、財布を盗まれた
「間隙」は普段の生活ではあまり耳にしない言葉ですが、こうしてみると様々な使い方がありますね。
ちなみに、ヒントで紹介した「空隙(くうげき)」は、物と物の隙間のことです。
また、「寸隙(すんげき)」は、ほんの少しの隙間や、わずかな隙のこと。
これらも難しい言葉ですが、合わせて覚えておきましょう。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!