「阿る」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(ある)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「阿る」読み方のヒントは?
ヒントは全体で4文字、「○○○る」となります!
あまり普段の生活では耳にしない言葉で、時代劇や政治の世界で使われているような、
少し古臭いというか形式張った雰囲気を感じますね。
「阿る」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の文字はズバリ「お」です!
この言葉は、相手に気に入られるように振る舞う、という意味の動詞です。
さて、読み方が思いついたでしょうか?
「阿る」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「おもねる」
です!
「阿」という漢字には「川や山などの曲がったところ」といった意味があります。
この意味が転じて、自分の意見や感情を曲げて、相手に気に入ってもらえるようにする、
という新しい意味にこの漢字が使われるようになったと言われています。
また阿るは人に対してだけ使う言葉ではなく、その他にも「時代」や「権力」といった
抽象的なものに対しても使われます。
直接的な人や組織などではなく、このように抽象的なものに使うことによって、
その時代が持つ独特の雰囲気や風潮、時代の流れといったものをより大きな逆らえないものの
象徴として表現することができるようになりますね。