今日の難解漢字は、
「点す」
「一寸」
「臙脂」
「五月雨」
「知己」
です!
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「点す」です!
「点す」
点数・弱点・原点・点検など「点」は日常生活でよく見かける馴染み深い漢字です。
ではこの場合はなんと読むのでしょう?
「点す」読み方のヒントは?
ヒントは、この言葉は明るさに変化があったときに使います。
類語としては
「照らす」
「スイッチを入れる」などが挙げられます。
「点す」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ともす」
です!
「部屋のあかりを点す」
「ランプを点した」
などのように使います。
「点火」という言葉からわかるように「火(あかり)」が転ずることからこの漢字が使われるようになりました。
「ともす」は「灯す」という漢字を使う場合もあります。どちらを使っても間違いではありませんが、ろうそくや暖炉など炎のあかりに対して「灯す」、照明など電気製品のあかりに「点す」がよく使われます。
「あかりをつける」という言い方もありますが、この場合も漢字は「点ける」です。「つける」より「ともす」の方が、情緒があって雰囲気がでますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
2つ目の漢字は「一寸」です!
「一寸」
「一寸法師」のように、「いっすん」と読むイメージが強いこの漢字。
もちろん「いっすん」でも正解ですが、別の読み方があるのを知っていますか?
「一寸」読み方のヒントは?
ヒントは、「ち」から始まる4文字のあの言葉。
「物・時間・程度がわずかであるさま」
「すこしであること」を表現する際に使われることが多いです。
類語には「少々」「少し」などが挙げられます。
もうわかりましたね?
「一寸」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ちょっと」
です!
「ちょっと待って!」「ちょっとだけ貸して~」
などのように、わずかであるという意味で使われることが多いですが、
「ちょっと名の知れた作曲家」
のように、かなり・けっこうという意味も持っています。
ちょっとは、ちっとの音変化から生まれた言葉で「一寸」は当て字です。
また同じく当て字で、「鳥渡」でも「ちょっと」と読むことができます。
普段ひらがなで使うことが多いため、漢字を知ってたら一寸(ちょっと)かっこいいですよね!
3つ目の漢字は「臙脂」です!
一見難しい漢字でも、よくよく考えてみると案外読むことができるものってありますよね。
今回ご紹介する「臙脂」もその一つ。
一見するとぎょっとしてしまうような字面ですが、実は聞いたことがあるはず。
ゆっくり紐解いていきましょう。
「臙脂」の読み方のヒントは?
「臙脂」は色の名前として使われる場合がほとんどです。
「臙脂色」というわけです。
この色は濃い目の赤色のことです。
また、「臙」という文字に入っている「燕(つばめ)」という漢字は、燕尾服(えんびふく)での読みにに代表されるように「えん」と読むことができますね。
そして「脂」は脂肪の脂です。
組み合わせると…?
もう分かってしまったでしょうか?
正解は…
正解は…
えんじ
でした!
えんじ色と口にすることはあっても、なかなか文字で見ることはないかもしれません。
特に漢字表記となるとなおさらです。
ぜひこの機会に覚えて、書けなくとも最低限読めるようにしてみてくださいね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
4つ目の漢字は「五月雨」です!
五月雨は、陰暦の五月の雨という意味であって現在の六月の事を指します。
なので読み方は梅雨というイメージで大丈夫なのですが、
五月雨と書いてなんと読むか分かりますか?
「五月雨」読み方のヒントは?
梅雨のようにいつまでも細かい雨が降り続いたり、少しだけ止んだりと予測がつかない場合などに使います。
雨が断続的に降り続いたりする様子から、最近では仕事でもよく使われる言葉でもあります。
「ごがつ」とも「あめ」とも読みません。
「五月雨」読み方のもうひとつのヒントは?
さつきあめとも読みますが、さつきあめでもありません。
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さあもうわかりましたか?
「五月雨」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「さみだれ」
です!
天候は気ままに変わるため、少し身勝手であると言えるでしょう。
例えば自分の都合で、断続的に少しづつ仕事を渡して行くのであれば、
「出来上がった順にお渡しします。」という所を「五月雨式でお渡しします。」と言っておくと、相手も少しだけ不快感が無くなります。
相手を不快にさせてしまう時の、断りとして使う言葉のひとつとして覚えておきましょう。
5つ目の漢字は「知己」です!
「知己」
これ、何と読むかわかりますか?
漢字自体は単純だけど、読めそうで読めないかも!?
さあ、あなたは何と読みましたか?
「知己」読み方のヒント!
「知己」は、どちらもとても簡単な漢字ですよね。
「知識」の「知」に、「自己」の「己」。
けれど「ちこ」とは読みません!
「知」はそのまま「ち」と読むのですが、
問題は「己」です。
同じく1文字の読み方なのですが…
さて、読めましたか?
「知己」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ちき」
です!
「知己」は、
「自分のことをよく理解してくれている人」や「親友・幼馴染」を表す言葉。
単に知り合いのことを指す場合もあります。
己(おのれ)をよく知っている人、という、
読んで字のごとくな意味ですね。
ニュースや小説などでもよく見かける文字ですが、
実は「ちこ」と間違ったまま読んでいる人も多いんです。
誤読が多いため「ちこ」と調べると「=ちき」と解説してくれている辞書もあるほど。
ビジネスなどの堅い場面では、
「親友が〜」「幼馴染が〜」と言うよりも
「昔からの知己が〜」と言った方が会話に合いますよね。
覚えておけば、自信を持ってスマートに使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてスムーズに読んでくださいね!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!