今日の難解漢字は、
「済う」
「聖林」
「米」
「雉」
「太々しい」
です!
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「済う」です!
「済う」
「決済(けっさい)」「救済(きゅうさい)」など「さい」と読むことが多いこの漢字ですが「さいう」ではありません。
訓読みでは「済む(すむ)」「済ます(すます)」と読みますが「すまう」でもありません。
「済う」読み方のヒントは?
ヒントは、困難な立場にいる人を助け出すことを表す言葉です。
類語は
「助ける」
「救出する」
「救助する」などが挙げられます。
「済う」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「すくう」
です!
「さい」と読む場合でも「救済(きゅうさい)」「共済(きょうさい)」などのように「すくう」という意味で使っている漢字が多くありますね。
「済」の漢字の中にある「斉」の文字は、象形文字ででこぼこのない綺麗にそろった様子を表しています。
その「斉」が「氵(さんずい)」と合わせることで川の水流をそろえる(量を調整して強弱を整える)という意味を持つようになり、状況が悪いものを整えてそろえることから「済う」という意味に転じたと言われています。
「すくう」の漢字は「救う」を使うことが多いですが「済う」が読めると尊敬されるかもしうれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
2つ目の漢字は「聖林」です!
これはそのまま「せいりん」や「しょうりん」ではありません。
読み方としては、当て字ではあるんですが、音読みでも訓読みでもなく・・・。
それでも、この読み方に対してこの漢字を当てた方のセンスの良さを感じます。
ヒントを参考に、センスの良い「聖林」の読み方を考えていきましょう!
「聖林」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① カタカナで「〇〇〇〇〇」の5文字です。
ヒント➁ 「聖」は英語で「ホーリー」です。「林」は・・・?
ヒント③ 映画で有名なあの地名です。
「聖林」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ハリウッド」です!
言わずと知れたハリウッドは、映画の聖地とも言えるべき場所ですね。
この「ハリウッド」は、英語で書くと「ホーリー・ウッド」。
「聖」は英語で「ホーリー」、「林」は英語で「ウッド」・・・? ってあれ?
そう、「林」ではなく「森」の方が完璧だったのに・・・と思ったのは私だけでないはずwww
それでも、英語に訳してそれを漢字に当てるなんて、すごく頓智のある漢字ですね。
ハリウッドといえば、今でこそ映画の聖地となっていますが、当時のアメリカでは反対側の東海岸が経済の中心地。当時の映画は、カメラのレンズやフィルムの感度の問題から屋外のような明るい場所でしか撮影ができなかったこともあって、次第に撮影場所が西にずれていき、映画撮影を行うに十分な明るさを確保しやすい地中海性気候の西海岸側に移っていった、そんな歴史がある場所なんです。
夢は大きく、「聖林スター」ですね!
3つ目の漢字は「米」です!
日本人のソウルフードと言っても過言ではないお米。
その一文字からなる、この「米」という漢字は、いろんな読み方や意味があることでも有名ですね。
「コメ」、「アメリカ」、「まい」、「べい」・・・。
音読みでも当て字でも、ちょっと考えただけでこれだけ出てきますが、今回は「単位」です!
さあ、この「米」という「単位」はいったい何だ?
「米」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 重さを表すものではありません。
ヒント➁ カタカナ読みで、「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント③ 長さを表す単位です。
「米」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「メートル」です!
「米」を単位として読むときは、「メートル」となります。
JRの駅の中で一番標高が高い「野辺山駅」には、「標高 一.三四五米六七」という立札があるのをご存じでしょうか?
漢字の羅列だらけで、一見、何を表しているのか分かりませんが、この「米」を「メートル」に置き換えてみると、「1345.67メートル」という意味になるんです!
そもそも、この「米」が「メートル」となった由来は、明治初期に現在でいうところの気象庁(当時は中央気象台)が、メートルを当て字で「米突」と表記したのが始まりだそうです。
「米」にまた、新たな1ページが加わりましたね!
4つ目の漢字は「雉」です!
漢字って、おおざっぱに見ていくと法則めいたものがあって楽しいものです。
例えば、植物を表す漢字には「草かんむり」、魚類を表す漢字には「魚へん」、天気用語だと「雨」という字がどこかに入っていたり。
このように初めて見る漢字でも、ジャンルはある程度推測できるものが多いですが、今回は「雉」。
「矢へん」??と思ってしますが、部首は「ふるとり」という右側の方になります。
これでピンときたあなたは、漢字マスターです!
「雉」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇」の2文字です。
ヒント② 桃太郎のお供をした動物といえば?
ヒント③ 「ふるとり」というからには「鳥」の種類です。
「雉」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「きじ」です!
「雉」は、桃太郎と一緒に鬼退治をした、あの鳥ですね!
昔から日本で語り継がれてきた桃太郎ですが、「雉」の生態は日本の個体群のみで独立種としている説と、世界で一番大きいユーラシア大陸に分布するコウライキジの一種とする説があって学説上でも分かれているんだとか。
その中でも、童話として桃太郎に登場したり、多くの自治体が「市町村の鳥」に指定している背景を見ると、昔から日本にいるオリジナルの鳥と思っていた方が愛着が持てますね!
5つ目の漢字は「太々しい」です!
「太々しい」と書いて、太い、太そうという意味ではありません。
神経が図太そうな人という意味です!
厚かましいおばさんや、図々しい人、大胆不敵な人や、
憎たらしいほど無神経な人を指す時も使いますね。
反対の言葉は、しおらしいとか謙虚、繊細とかです。
さて、「太々しい」と書いてなんと読むでしょうか?
「太々しい」読み方のヒントは?
面と向かって他人に「無神経ですね。」とは言わないように、
太々しいという言葉もあまり人に向けては使いません。
言う時があるとすれば、主に陰口ですね。
面と向かって言うとしても「憎まれっ子世に憚る(はばかる)」位までです。
なのでもし自分が太々しい態度だったとしても、面と向かって言われることはありません。
しかし、無神経なことは周りには瞬間的に伝わってしまうので、太々しい態度には注意が必要です。
ここまで来たら読み方もわかりましたか?
「太々しい」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇しい」です!
さあ、もうわかりましたか?
「太々しい」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ふてぶてしい」
です!
気を付けていても、時間と共に太々しい態度になってしまいます。
ぜひ、覚えておきましょう。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!