今日の難解漢字は、
「傷なう」
「霙」
「鯢」
「勢む」
「塗す」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「傷なう」です!
「傷なう」
なんだかSNSでよく見かけているあのフレーズみたいなイメージですね。けれども「きず、なう!」ではありません。
「傷なう」読み方のヒントは?
ヒントは、ものを壊してダメにしてしまったり、人の体や心にダメージを与える時に使います。
類語としては
「破損する」
「痛める」などが挙げられます。
「傷なう」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「そこなう」
です!
一般的に「そこなう」には「損なう」という漢字が使われますが、「傷」を使った「そこなう」という意味の言葉は色々とあります。
「損なう」の「損」と「傷」と合わせると「損傷」になります。まさに「傷」つき「損」なわれるという意味ですよね。
他にも、嘘や根拠のないあれこれを言いふらしてその人の名誉を傷つけそこねる言葉に「中傷」があります。
日常で「傷なう」を使う機会はほとんどないと思いますが、同じ意味を持つ「傷」を使った言葉を探してみるのも面白いですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
2つ目の漢字は「霙」です!
漢字クイズのお時間です。
今回の漢字はこちら。「霙」
ほとんど馴染みのない漢字だと思いますが、単語自体は聞いたことがあると思います。
なんなら誰しも一度は口にしたことがあるはずです。
漢字は1文字、読みは3文字。
「◯◯◯」、あなたは読むことができますか?
「霙」の読み方のヒントは?
まずはこの漢字の中から、読みにつながりそうな手がかりを探してみましょう。
この漢字の部首は「あめかんむり」です。
これは「雲」や「雪」など天気を表す漢字につくことが多い部首ですが、今回もその例にもれていません。
つまり「霙」はある気象現象をあらわす漢字なのです。
「霙」自体のヒントに関しては、先ほどあめかんむりがつく漢字の例として出した「雨」と「雪」の間のような存在です。
寒い日には「霙」が降ることがありますが、一年を通してみると少し珍しい気象現象かもしれません。
かき氷の一種のことをこう呼ぶこともあります。
もうおわかりでしょうか?
正解は…
正解は…
みぞれ
でした!
たしかに「みぞれ」の漢字表記は分かりそうで分からないですよね。
知らなかった方はぜひこの機会に覚えてみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
3つ目の漢字は「鯢」です!
漢字クイズのお時間です。
今回ご紹介するのはこちらの漢字。
「鯢」です。
「兜」に魚偏(へん)がついたような漢字ですが、よく見るとそうでないことが分かります。
正解を知ればあなたもきっと驚くはず。
いかがでしょうか?
「鯢」の読み方のヒントは?
「魚」がつくことから推測していた方も多いはずですが、この漢字が示すのは水のいきものです。
ただ、魚では無くイモリやカエルと同じ仲間の「両生類」です。
大ヒントを出すと、実はこの生物を表す際に使う漢字は「鯢」よりも「山椒魚」であることがほとんど。
全部で7文字、「〇〇〇〇〇〇〇」。
もう分かってしまったでしょうか?
正解は…
正解は…
さんしょううお
でした!
この読みは少し意外なのではないでしょうか。
私もしばらく漢字と読みを一致させるのに時間がかかりました。
よく見ると愛らしいサンショウウオを見る機会があれば、ぜひこの漢字も一緒に思い出してあげてくださいね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
4つ目の漢字は「勢む」です!
「勢む」の読み方をご存知でしょうか?
「勢力(せいりょく)」や「運勢(うんせい)」など、セイと読む場合が多い漢字ですが、「せいむ」ではありません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「勢む」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇む」の3文字
- 意味は「勢いがつく」こと
- 「サービスしてもらったのでチップを勢む」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「勢む」の読み方!正解は…!?
正解は「はずむ」です!
「弾む」も同じ読み方をしますね。
一般的には「弾む」の方をよく見かけるかも知れません。
しかし、意味は少し違います。
「弾む」はボールなどが弾力で跳ねて弾む様子を指し、「勢む」はヒントでも紹介したように、勢いがつくことです。
たとえば「先生に褒められて勉強に勢みがつく」のように使えます。
ちなみに「勢」は小学校5年生で習う漢字です。
よく見かける簡単な漢字でも、読み方には難しいものがたくさんあります。
簡単な漢字ほど読めそうで読めないのは、難読漢字あるあるだといえるかも!?
5つ目の漢字は「塗す」です!
「塗す」と書いて、なんと読むかわかりますか?
「塗る」の(ぬ)でも、塗装の(と)でもありません。
でも絶対に聞いたことがあり、むしろ好んで「塗す」事も多い行動です。
読み方を聞けば、「よく塗してる!」と言う人も多いのでは?
さて、「塗す」と書いてなんと読むでしょうか?
「塗す」読み方のヒントは?
粉状の物を使って、物の表面にまんべんなく付着させることです。
天ぷらを作ったことがあるなら分かりますが、具材にてんぷら粉を付けて油に入れますよね?
具材にてんぷら粉を付けることを何と言いますか?
コロッケなんて、小麦粉、卵、パン粉と塗す工程が続きます。
おはぎやお餅などは、きなこを沢山塗したものが人気です。
なんとなく、何のことかわかりましたか?
「塗す」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇す」です。
さあ、もうわかりましたか?
「塗す」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「まぶす」
です!
コロッケは具を作って、何度も塗す、揚げると工程が多いので面倒くさいけど、自分で作ったコロッケが一番美味しいですね!
ぜひ、覚えておきましょう。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!