今日の難解漢字は、
「誑かす」
「鐙」
「扁桃」
「當たる」
「覚束ない」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「誑かす」です!
誑かす
この漢字、なんて読むかわかりますか?
「たかす」ではありません。
ごんべんに狂うなんて、言葉巧みにひどいことをしてきそうな言葉ですよね。
でも「だます」なども不正解!どんな読みの漢字なのか考えてみてください!
「誑かす」読み方のヒントは?
この言葉はあまりいい意味では使われない、ネガティブな意味の動詞です。
ごんべんがついている通り言葉に関する漢字です。似たような意味の動詞だと「からかう」とか「だます」などが似ています。
最後に大ヒント!この言葉は恋愛などで一方が他方を騙したり弄んだりした様子を表します。
「誑かす」の読み方、正解は・・・
それでは正解です。
正解はたぶらかすでした。
意味は「だまして人をあざむく、まどわす」という意味です。
「言葉巧みに誑かす」という風に使って、既存の作品で例えると「ルパンが不二子に騙される様子」などが誑かされているイメージです。
誑かす、読めたでしょうか?たぶらかすという言葉は知っていても漢字までは知らなかったという人も多かったかと思われます。
お読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「鐙」です!
「鐙」
この漢字は「鎧(よろい)」と非常によく似ています。
しかし、よく見ると別物です。
では「鐙」はなんて読むのでしょうか?
「鐙」の読み方と特徴について、ご紹介します!
「鐙」読み方のヒントは?
「鐙」とは、馬具の一種で、乗馬のときに用いられます。
鞍から馬のお腹の左右に垂らした鐙に足を乗せることを「鐙を履く」と言います。
昨今はとあるアニメ・ゲームの影響もあり「馬」が人気ですが、実は実際の競馬でも「鐙」が用いられています。
おわかりでしょうか?
「鐙」の読み方、正解は……
「鐙」の正解は……
「あぶみ」です!
競馬でも「〇〇騎手、あぶみが外れても逃げ切り1着」などの見出しで見かけることもしばしばあるのではないでしょうか。
騎手が手綱を掴み、馬の胴体からお尻を上げて中腰の状態でも走れるのは、この鐙にしっかり足を置いてバランスを取っているからなんですね。
現在は海外から渡ってきた「洋鐙」を用いられるケースがほとんどのようです。
3つ目の漢字は「扁桃」です!
「扁桃」の読み方はわかりますか?
「へんとう」とも読めますが、今回はもう一つの読み方を答えてくださいね。
実は意外な読み方があるのです…
「扁桃」の読み方のヒントはこちら
- 読み仮名はカタカナです
- チョコレートの中に入っていることがあります
- 最近では、ダイエット効果が注目されていますよ
以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。
「扁桃」の読み方!正解は!?
正解は「アーモンド」です!
なぜ「扁桃」と書いて「アーモンド」と読むかというと、花や実の形が桃に似ていて、平べったいからです。
さらに、「扁桃」を「へんとう」とも読みますが、「へんとう」とはアーモンドの別名で、一般的には「アーモンド」と読む場合が多いようですね。
ちなみに、喉の奥の両側にある「扁桃腺(へんとうせん)」は、形がアーモンドに似ていることから、へんとうせんと呼ばれるようになったそうです。
ここ最近、アーモンドのダイエット効果が注目されていますね。
食物繊維が豊富なため、腸内環境を整えてポッコリお腹を解消してくれるらしいですよ。
ただし、カロリーは高めなので1日20~25粒程度が良いそうです。
それでは物足りなくて、食べ過ぎてしまいそうですが…
4つ目の漢字は「當たる」です!
難読漢字クイズです。
今回の問題は、「當たる」の読み方!
「富(とみ)」、「誉(ほまれ)」、それとも「蛍(ほたる)」?
似ている漢字は多いのですが…なんて読むのでしょう。
「當たる」の読み方のヒントは?
3つのヒントで考えてください。
1.音読みは「トウ」です。
2.「當たる」は、漢文の「まさに〜べし」という表現に用いられます。
3.「當てる」、「當たり」、「心當たり」ともいいます。
そろそろピンときた方がいるかもしれません。
正解は…
正解は「あたる」でした!
「當」は「当」の旧漢字です。
「当たる」には、幅広い意味があります。
例:ボールが当たる・宝くじに当たる・日が当たる・フグの毒に当たる・遠い親戚に当たる・罰が当たる・失礼に当たる・商売が当たる
ちなみに「中る」ともいいますが、こちらも難読ですね。
名前はダメでも苗字や地名はOK
2024年現在、「當」は人名用漢字として認められていません。
したがって、子どもの名付けには使えませんが、苗字や地名には使われています。
苗字:當間 琉巧(ジャニーズ事務所)・當真あみ(女優)・當瀬規嗣(医学博士)
地名:大別當(新潟県)・玉城當山(沖縄県)・當麻(奈良県)
苗字や地名の場合は、「トウ」と音読みするケースが多いです。
日本一うらやましい苗字!
最後に、「當たる」のように訓読みする苗字を見つけたので紹介します。
その名も…
「大當(おおあたり)」さん!
日本一うらやましい苗字です。くじ運が良さそうですね。
5つ目の漢字は「覚束ない」です!
「覚束ない」
これ、何と読むかわかりますか?
小学生でも書けそうな漢字ですが…
さあ、あなたは何と読みましたか?
「覚束ない」読み方のヒント!
「覚束ない」
ヒントは、
酔っ払いや生まれたての子鹿などを見ると「覚束ない!」
と感じます。
さて、あなたは正しく読めるでしょうか?
「覚束ない」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「おぼつかない」
です!
「覚束ない」は、
「物事や記憶があやふやで上手くいきそうにない」「はっきりとしない」という意味。
また
「泥酔して足元が覚束ない」
「生まれたてで立つのも覚束ない」など、
フラフラよぼよぼしている様子にも使われますよ。
「おぼつかない」の「おぼ」の部分は、
「おぼろげ」「おぼろ豆腐」などと同じ意味。
ここの部分だけで「はっきりしない様子」を表した言葉なんです。
「つか」は「ふつつか者」の「つか」と同じ活用法で、
状態をあらわす言葉なので、「つか」自体に意味がある言葉ではありません。
「ない」は「甚だしい」という意味で使われているので、
「はっきりしない」+「〜という状態」+「甚だしい」で
全くはっきりしない様子のことを「覚束ない」というようになったのだそう。
この漢字の読み方が「覚束ない」という人は
この記事を機にぜひ覚えてくださいね!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!