漢字読み講座

【今日の難読漢字】「姦しい」「十八番」「窘める」「順風満帆」「棊子麺」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「姦しい」

「十八番」

「窘める」

「順風満帆」

「棊子麺」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「姦しい」です!

女が3つ。3人?想像してみて!

 

読み方も意味も想像つかないあなた。

なぜ、女・女・女と書くのかが分かれば、今日からこの漢字がインプットされるはずです。

 

読み方のヒント

 

ヒント① 例文:「今日の会議は人数が多く、姦しい雰囲気になった。」

 

ヒント② 例文:「女性が多い職場の昼休みは、姦しい。」

 

 

「姦しい」の読み方、正解は・・・・

正解は、「かしましい」です。

 

あまり、日常使いはされませんね。

 

「姦しい」は、うるさい、にぎやか、口やかましい、といった意味合いがあります。

「姦しい」の語源は女性たちの井戸端会議からきたとされていて、「女三人寄れば姦しい」という、ことわざもあるくらいなんですよ!

確かに女が3人も集まれば話題は付きませんよね・・・。

でもそんな皮肉っぽく「女」の文字を使わなくても良いと思っちゃいます。

 

ちなみに、この言葉は男性にだって使われますので、男性の方もご注意くださいね!

2つ目の漢字は「十八番」です!

これだけ簡単な漢字、ストレートに「じゅうはちばん」って思わず読んでしまいそうですが、ここは難読漢字の問題!やっぱり違う読み方でお願いします。

 

では、何の番号かというと起源をたどれば正解が見えてくるんですが、分かりますか?

今回は読み方だけでなく、この番号についても触れていきたいと思います。

 

この「十八番」、いったい何と読む?

 

「十八番」の読み方のヒントはコレ!

 ヒント① 単純な番号の「1番、2番・・・18番」ではありません。

ヒント➁ カタカナで「〇〇〇」の3文字です。

ヒント③ 「得意なもの」を表すときに使われます。

 

「十八番」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「オハコ」です!

 

読み方が分かれば、何となく耳にした方も多いのではないでしょうか。

 

よく使われるシチュエーションとしては、やっぱりカラオケでしょう。

年配の方から若い方も使う言葉だと思いますが、「やっぱり最後はオハコのこの曲で!
」といった具合ですね。

 

「オハコ」とは、「御箱」を表し、「得意の」という意味があります。いわゆる「御家芸(おいえげい)」のことですね。

また、歌舞伎界で市川家は300年以上の歴史をもつ名家でもありますが、1832年(天保3年)、七代目の市川團十郎(いちかわだんじゅうろう)により、得意な演目を18個集めた「歌舞伎十八番」が定められたことにも由来しています。

 

どの世界でも、どの分野でも自分の「十八番」があると自身がつきますね!

3つ目の漢字は「窘める」です!

漢字クイズのお時間です!

今回の漢字はこちら!

「窘める」という漢字、読むことができますか?

この漢字を見てピンときたらかなりの漢字マスターだと思われます。

大半の方は見たことすらないはず。

大丈夫です。ヒントをお出ししますので、一緒にゆっくり考えましょう!

「窘める」の読み方のヒントは?

ヒントとしてこの言葉の意味をお教えします。

「窘める」の意味は、「反省するよう促したり、注意したりすること」です。

良くないことをしてしまった時に使われることがほとんど。

ただ、あまり怒りのニュアンスはありません。

「私の悪い癖を弟に窘められた」のように使います。

分かりましたでしょうか?

正解は…

正解は…

たしなめる

でした!

この漢字はほとんど「窘める」という言葉でしか使いません。

ただ、「緊迫(きんぱく)」の代わりに「窘迫(きんぱく)」という表記も存在するにはしています。

このような単語まで覚えなくても窘められることはありませんが、ぜひ今回の読み方は覚えておいてくださいね!

ここまでお読みいただきありがとうございました!

4つ目の漢字は「順風満帆」です!

「順風満帆」と言うと、「順風満帆の人生」というイメージが強いです。

その通り、物事が思い通りに行くという意味で合ってます!

追い風を受けて、帆がいっぱいに膨らんで物事が非常にうまくいく様子です。

しかし(じゅんぷうまんぱ)や(じゅんぷうまんぽ)と間違えて覚えている人も多い言葉です。

さて、「順風満帆」の正しい読み方を知っていますか?

「順風満帆」読み方のヒントは?

「帆」と付くので、()と間違えて覚えている人も多いです。

中途半端に()と読んでいる人も中には居るかもしれません。

順風満帆であれば、それに越したことはありませんが、

そこまででなくても毎日が幸せであればいいと思います!

「順風満帆」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇〇〇〇〇〇」です。

もうひとついうと「じゅんぷうまん〇〇」です!

多くの人が()を忘れています!

さあ、もうわかりましたか?

「順風満帆」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「じゅんぷうまんぱん」

です!

最後の(ん)を忘れてしまいがちですが、覚えていて下さいね!

5つ目の漢字は「棊子麺」です!

「棊子麺」

 

普段はあまり書かないこの漢字の並び…

 

あなたは読めるでしょうか?

 

「棊子麺」読み方のヒント!

 

「棊子麺」

 

ヒントは、漢字にもある通り「麺類」です!

地域によっては名物にもなっています。

 

さて、あなたは読めますか?

「もとこめん」ではありませんよ!

 

「棊子麺」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「きしめん」

です!

 

棊子麺は

「平たい形のうどん」のこと。

食べたことがある方も多いですよね。

 

うどんよりも薄く平たく伸ばすため、

材料はほぼ同じなのに、コシが弱く滑らかでつるっとした食感が特徴。

 

名古屋のきしめんは特に有名ですが、

群馬県にはきしめんよりもさらに幅の広い「ひもかわ」や

岡山県では修行僧が食べていたという「しのうどん」などがあります。

 

なぜこの漢字を使っているかというと、

「棊子」は「碁石」という意味なのだとか。

 

きしめんの語源や発祥には諸説ありますが、

当初、平たく切ったうどんを竹筒で碁石のように丸く打ち抜いて

食べたことから「棊子麺」という文字が当てられたそう。

 

今からは想像できない食べ方ですが、

その言葉が今にまで残っているのはちょっと不思議ですよね。

 

あなたはスムーズに「きしめん」と読めましたか?

読めなくても大丈夫!

これを機に覚えて、堂々と読みましょう!

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!