今日の難読漢字は
「相伴」
「衒う」
「末裔」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「相伴」!
「相伴」は、社会人であれば聞いたことがあるはず。
今はなかなか難しいですが、
お酒の席で聞いたり言ったりしているかも?
さて、あなたは読めますか?
「相伴」の読み方、正解は…
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気になる正解は…
「しょうばん」
です!
「相伴」は
「連れ立って行くこと、またはその連れのこと」という意味の言葉です。
あまり馴染みがない言葉のように感じますが、
この意味が転じて
「誰かの連れとして参加して、もてなしを受けること」という意味もあります。
「上司のご相伴にあずかって、食事会に参加する」
なんて言葉は、聞いたことがあるのではないでしょうか。
あくまで自分は正客ではない、という謙譲語のひとつです。
目上の方から何かのお誘いを受けたときに、
「ぜひご相伴にあずかりたいと思います。」と伝えると
とても丁寧な承諾の返事になりますよ。
ちなみにここで使う「あずかる」は、
「恩恵を受ける」という意味の「与る」と書きます。
「預かる」と書くと誤用なので、読みやすいようにひらがなで書くのが無難です!
ビジネス上でとても使いやすい「相伴」。
これを機に、ぜひ読み方や使い方をマスターしてくださいね!
次の難読漢字は「衒う」!
「衒う」は、
とある言葉とセットで使われることが多いです。
それは…「奇を衒う」!!
さて、あなたは読めますか?
簡単かもしれませんね!
「衒う」の読み方、正解は…
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気になる正解は…
「てらう」
です!
「衒う」は
「自分の才能や実績を誇り、言動や行動でひけらかす」という意味の言葉です。
「自分の肩書きを衒う嫌味な奴だ」
「衒いのない性格がいろいろな人に好かれている」
など、その人の評価に関わる文章に使われます。
先に書いた「奇を衒う」は、
「わざと普段しないような行動や言動で、気を引こうとする」
という意味です。
「奇を衒った作戦で、相手を錯乱させる」など、
ちょっと変わった人やことに使うので、こちらはネガティブな場合がほとんど。
ちなみに「奇をねらう」と勘違いしている方が結構いらっしゃいます。
「わざといつもと違うことをする」という意味が、
「狙う」と覚えてしまう要因なのかもしれません。
間違えてしまった方は、
「てらう」という読みとともに、意味も理解しましょう!
読めた方はその学識を衒わずに、ほかの難読漢字にもチャレンジしてみてくださいね!
最後の難読漢字は「末裔」!
「末裔」は、人に対して使われる言葉です。
「彼は伊達政宗の末裔だ」
なんて文章で使われるのですが…
さて、あなたは読めますか?
「末裔」の読み方、正解は…
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気になる正解は…
「まつえい」
です!
「末裔」は
「末の血統」や「その血筋の末の者」という意味の言葉です。
ある人物が亡くなってから、何代も先の子孫に対して使われることがほとんどです。
一般的には、子や孫などの近い血縁者には使われません。
使う場合には「子孫」という言葉が使われています!
「末裔」は、
先に出した「伊達政宗の末裔」や、「王族の末裔」などでも使われます。
歴史小説やファンタジー小説などではよく見かけるので、
読書家の方には簡単な問題だったかもしれません!
ちなみに、末裔の反対の言葉は「先祖」ではなく「始祖」です。
「先祖」は自分よりも上の代で、すでに亡くなった人全般のことを指します。
対して「始祖」は、その家をおこした一代目のことを指します。
「子孫」と「末裔」の意味の違いとよく似ているので、
覚えておくと読書中も深い理解が得られますよ。
歴史上の人物や家系と絡めて使うことの多い「末裔」。
普段は使う機会が限られますが、一般教養として覚えておいてくださいね!
どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!
出典:コトバンク
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