今回は「泥酔」「平城」「水団」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「泥酔」
「泥酔」
大人なら頻繁に見かけるこの漢字。
「泥(どろ)」
「酔う(よう)」はどちらもよく使う簡単な漢字ですが、「泥酔」だとなんと読むのでしょうか?
「泥酔」読み方のヒントは?
ヒントは、正体を失くすほど酔っぱらった状態を表す言葉です。
類語には
「酔っぱらう」
「酩酊」などが挙げられます。
特に金曜・土曜には、「泥酔」状態になっている人を多く見かけますね~。
もうわかりましたね?
「泥酔」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「でいすい」
です!
「三件目の居酒屋に入ったころには、2人とも泥酔状態だった。」
「泥酔した友人を、家まで送り届けたところだ。」
などのように使います。
語源は「泥」という虫が、水がなくなると酔っぱらって、泥土のように正体を失ってしまうところからきたのだとか。
他にも「泥」はぐにゃぐにゃで正体がわからないため、泥酔者を例えたという説もあります。
社会人なら読めて当然の言葉ですよね。
うっかり羽目を外して「泥酔状態」にならないよう、お酒を楽しみましょう!
2問目はこの漢字!「平城」
こって「へいじょう」じゃないの?と思われた方も多いはずですが、もちろん奈良時代の「平城京」の字なので「へいじょう」で正解です。
しかし、ここは難読漢字。単純に「へいじょう」以外でも読み方があるんですが、いったい何か分かりますか?
完全に当て字にはなりますか、何と読むのかヒントをみながら考えていきましょう!
「平城」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「へいぜい」とも読むそうですが、これとも違う別の読み方です。
ヒント➁ お城や建物の名前ではありません。
ヒント③ ずばり地名です!
「平城」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「なら」です!
・・・。当て字なのは分かっていましたが、平城京が奈良にあったからって「なら」と読むのはそのままストレートすぎますね。
でも、地名にそのまま当て字として使われることから、当時の平城京の影響力が分かるというものです。
平城京は、「何と見事な平城京」の語呂合わせで覚えたとおり、710年に現在の奈良市につくられた都です。平城京を中心に、当時の中国の先進国のノウハウをベースに、律令国家としてのしくみが完成し、天平文化が花開いた中心地です。
この平城京があった時代を奈良時代と言い、当時は10万人もの人が住んでいたんだとか。
「平城」は、今でも修学旅行の定番スポットとして有名ですが、これからも日本の古都として、世界に誇れる歴史的な場所です!
最後はこの漢字!「水団」
2つの漢字はどちらもとても簡単で、「水」と「団」の「水団」です。
「団」は、団体、団子など「固まる」という意味がありますので、「水が固まった何か」と予想できますが、どうでしょうか?
そのまま音読みにすると「すいだん」。
実は、これが近からず遠からずの読み方なんですが、正しい読み方はいったい何でしょうか?
「水団」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 食べ物がないときなど、この料理は重宝します。
ヒント➁ 味はかなり淡泊で、シンプルイズベストな食べ物です。
ヒント③ 「〇〇とん」と読みます。
「水団」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「すいとん」です!
「すいとん」って何?と思った方は、かなり恵まれている最近の若者とお見受けします。
「すいとん」とは、小麦粉を練って茹でただけの料理のことをいい、一般的には家に具材が何もないとき、今月は家計が厳しいとき・・・に活躍する料理です。
歴史をたどると、室町時代にはすでに存在していたようで、江戸時代前後には庶民の味として定着し、関東大震災などの食糧難の時代に大活躍したとも言われています。
そんな「水団」ですが、現在では一緒に野菜やお肉、出汁なども工夫され、一つの鍋料理として、また、各地方のカラーを出した郷土料理として親しまれるようになりました。
あの飽きのこないシンプルな味わいが何とも言えない「水団」、ぜひご賞味あれ!