今回の難読漢字は「凭れる」「億る」「妄り」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「凭れる」
「凭れる」の読み方をご存じでしょうか?
「よれる」と読むのは間違いですよ。
漢字検定1級レベルの超難読。
「こんな漢字見たことない」というかたが多いかも知れませんが、日常的に使う言葉です。
さて、あなたには読むことができますか?
「凭れる」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇れる」の4文字
- 何かに体重をかけて寄りかかること
- ビルの壁に凭れて夕焼けを眺めた
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「凭れる」の読み方!正解は!?
正解は「もたれる」です!
意味はヒントでお伝えしたように「何かに体重をかけて寄りかかる」ことです。
「もたれる」の語源は「持たれる」から来ていると考えられています。
寄りかかっている壁や椅子の背もたれなどに、体重の一部を「持たれている」といった意味合いでしょう。
また、食べた物が消化されないことも「胃に凭れる」と書きます。
「もたれる」という言葉は通常ひらがなで表記されるのでかなりの難読ですが、この機会にぜひ覚えておいてくださいね。
2問目はこの漢字!「億る」
「億る」の読み方をご存じでしょうか?
「億」は数字の単位で「おく」と読めますが、もちろん「おくる」ではありません。
日常的に耳にする言葉ですが、なかなか読みにくいですね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「億る」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇る」の5文字
- あれこれと推測すること
- 「彼の気持ちを億ると、私も辛くなってくる」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「億る」の読み方!正解は!?
正解は「おしはかる」です!
意味は、すでにわかっている事柄をもとにして、何かを推測すること。
たとえば「顔色から気持ちをおしはかる」「常識で考えたら、結果をおしはかることが出来ただろう」などの使い方ができます。
通常は「推し量る(おしはかる)」と表記することがほとんどなので「億る」と読むのはかなりの難読だといえるでしょう。
類語としては「察する」「忖度(そんたく)」「慮る(おもんばかる)」などがあります。
最後はこの漢字!「妄り」
「妄り」の読み方をご存じでしょうか?
「妄」という字は「妄想(もうそう)」の「もう」ですが「もうり」と読むのは間違いです。
あなたもきっと耳にしたことがある言葉ですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「妄り」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇り」の3文字
- 「思慮せず」「むやみに」「好き勝手に」
- 妄りに出歩かないようにしましょう
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「妄り」の読み方!正解は!?
正解は「みだり」です!
よく耳にする言葉ですが、漢字にすると読みにくいですね。
「妄」という漢字は「道理がわからない」「筋道がない」といった意味を持ち、「妄り」も「秩序なく、好き勝手に物事を行うさま」「道理に反するさま」といった意味。
たとえば「みだりに金を遣うよは良くない」「みだりな言動は嫌われる」などと使うことができます。
また「みだり」と読める漢字には「妄り」の他に、「乱り」「濫り」「漫り」などがあります。