漢字読み講座

【今日の難読漢字】「秋桜」「甘唐辛子」「独楽」「侍る」「悪戯」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「秋桜」

「甘唐辛子」

「独楽」

「侍る」

「悪戯」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「秋桜」です!

「秋桜」

これは昭和時代の人ならば、有名歌手が歌っていたタイトルと同じですので、読める人も多いのではないでしょうか?

 

秋に咲く桜、これでこう読むのはセンスがありますね!

「秋桜」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 花の名前です。

ヒント➁ 「宇宙」という英語と同じ語源です。

 

さあ、正解をみてみましょう。

 

「秋桜」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「コスモス」です!

 

コスモスの和名は「秋桜(あきざくら)」ですが、コスモスという名のとおり、明治時代に外国からきた外来種の花になります。

水やりをする頻度が少ないなど、家庭でも簡単に栽培できて丈夫なため、あっという間に全国的に広まったそうです。

また、宇宙を表す「コスモ」と語源を同じにしている秋桜。

 

秋桜の花言葉は「調和」であり、それは宇宙が調和しているものというところから由来しているそうです。

可愛らしい名称と姿なのに、すごい壮大なスケールがある花なんですね!

2つ目の漢字は「甘唐辛子」です!

簡単な漢字に少し難しい読み。

難読漢字の基本パターンの一つです。

今回ご紹介する「甘唐辛子」もその一つ。

もちろん、「あまとうがらし」というそのままの読みも正解です。

むしろそうとしか読めないとさえ思ってしまいそうです。

しかし、ここでもうひとつの読み方を考えてみてください。

この漢字の「もう一つの読み方」、あなたは分かりますか?

「甘唐辛子」の読み方のヒントは?

お察しの通り、これはある野菜の名前です。

甘い唐辛子と聞くと「??」となりますが、この野菜は甘いとは言わないまでもたしかに辛くはありません。

思いつく野菜を挙げていけばおそらく序盤に出てくるであろうあの緑の野菜。

子供の頃に苦手だった方も、なんならいまも苦手な方も多いのではないでしょうか。

分かりましたか?

正解は…

正解は…

ピーマン

でした!

ピーマンが唐辛子の仲間と聞くと、なんだか納得できてしまいますよね。

ただ、やっぱり「甘い」は言い過ぎな気がしますね(笑)

ここまでお読みいただきありがとうございました!

3つ目の漢字は「独楽」です!

1人でも楽しいと書いて「独楽」。

独身は楽しいというイメージの言葉ですが、意味も読み方も全く違います

独楽は1人でも楽しめる遊び道具の事です。

さて独楽と書いてなんと読むか分かりますか?

「独楽」読み方のヒントは?

お正月に使われる遊び道具のひとつです。

福笑いやかるた、双六(すごろく)など冬独特の遊びのひとつです。

「独楽」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇」です。

1人でも遊べるお正月の遊びですが、競い合うことがメインではないでしょうか?

長く回っている方が勝ちです。

さあもうわかりましたか?

「独楽」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「こま」

です!

 

今はベイブレードのように進化していますが、昔は紐を巻き付けて独楽を回していました。

確かに1人でも楽しめますけど、競い合うのも楽しいと思います。

 

また、独楽と書いて(どくらく)とも読みます。

こちらの意味は、自分だけで楽しむことという意味になっています。

お一人様が楽しいのは昔から同じなのですね!

4つ目の漢字は「侍る」です!

「侍る」の読み方をご存じでしょうか?

「侍」という字は音読みで「じ」と読みますが、「じる」と読むのは間違いです。

「待」という字と間違えそうになりますが、よく見ると編が違いますね。

さて、あなたには読むことができますか?

「侍る」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇る」の3文字です
  2. 身分の高い人の世話をするために側に控えている人のこと
  3. 「美女を侍らせる」「イケメンを侍らせる」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「侍る」の読み方!正解は!?

正解は「はべる」です!

侍(さむらい)は身分が高いとされていたため「侍る(はべる)」は、身分の高い人に仕えることです。

「はべる」や「はべらせる」は、現代でも時々耳にする言葉ですよね。

「侍」という字が使われる熟語には、以下のようなものがあります。

  • 侍医(じい):天皇など身分が高い人を診療する医師
  • 侍従(じじゅう):君主などの側で世話をする人
  • 侍臣(じしん):君主の付き添いや家来

また、他の読み方としては「侍う」と書いて「さぶらう」と読むこともできます。

意味は「侍る」と同じく、身分の高い人に仕えることです。

5つ目の漢字は「悪戯」です!

「悪戯」の読み方をご存じでしょうか?

「あくぎ」と読むこともできますが、もう一つの読み方を正解とします。

普段の生活の中でよく耳にする言葉なので、字面からピンときた方も多いかも知れません。

さて、あなたには読むことができますか?

「悪戯」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
  2. 人の迷惑になるような悪ふざけをすることを言います。
  3. 「悪戯小僧」「悪戯っ子」

以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。

「悪戯」の読み方!正解は!?

正解は「いたずら」です!

冒頭でお伝えしたように、勘の良い方は字面からすぐにわかったかも知れません。

「悪戯」は「あくぎ」とも読みますが、意味合いが少し違います。

「いたずら」には「迷惑になる悪ふざけ」以外に、自分のことを謙遜して言うといった意味も含まれています。

例えば「脚本はほんの悪戯で書いています」などの言い方です。

また、性的に淫らな事柄を言う場合にも使われます。

しかし「あくぎ」の方は、単に「迷惑になる悪ふざけ」といった意味しかありません。

現代ではほとんどの場合「いたずら」と読まれるようです。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!