漢字読み講座

【今日の難読漢字】「妖艶」「篦棒」「錨」全部読めたら漢字マスター!「嘸」を「む」と読んだあなたは…

今日の難読漢字は

「妖艶」

「篦棒」

「錨」

です!

 

あなたは正しく読めますか?

 

最初の難読漢字は「妖艶」!

 

「妖艶」は、見るからに女性的な漢字ですよね。

 

「妖」は「妖怪」などにも使われる「あやしい」という漢字。

「艶」は訓読みでは「艶やか(あでやか)」と読み、

色気やツヤっぽさのあることを表す漢字です。

 

さて、読めたでしょうか?

 

「妖艶」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「ようえん

です!

 

「妖艶」は、

「あやしいくらいなまめかしく、美しいこと」を表す言葉です。

 

「妖艶な笑顔に惹きつけられる」

などと、その美しさや色気が素晴らしい様子を表します。

 

ただし、女性への褒め言葉としてはちょっと注意が必要。

 

「妖艶」には「男性を惑わせるような女性」というイメージがあり、

場合によってはセクハラ的な発言に捕らえられてしまいます。

 

小説などでも、妖艶で優しい女性と見せかけて

実は男性を誘惑してお金を巻き上げる女性や、

なかには正体が妖怪だった、というものもあるんです。

 

妖艶を使うとするなら

「妖艶なダンス」や「妖艶な衣装」など、

行動や物に使うのが良いですよ。

 

 

読み方と合わせて、使い方も知っておけば安心!

しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!

 

 

次の難読漢字は「篦棒」!

 

「篦棒」は、時代劇などでよく聞く言葉です。

 

もちろん、現代でも使われる言葉ではあるのですが、

この言葉自体は、とあるフレーズで覚えている方が多いかも?

 

大ヒント!そのフレーズとは…

「てやんでえ!〇〇〇〇め!」

 

さて、あなたは正しく読めるでしょうか?

 

「篦棒」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「べらぼう

です!

 

「篦棒」は、

「程度がひどいことやその様子」や「普通では考えられないほどばかばかしいこと」

を表した言葉です。

 

「今年の夏は、篦棒に暑い」

「日照りで野菜が篦棒に高い」

などで使われます。

 

また、ばかばかしいという意味から転じて、

純粋に罵りの言葉としても使われるようになりました。

 

「てやんでえ!べらぼうめ!」という言葉も、

「何言ってんだ!ばかやろうが!」のようなニュアンスの意味の江戸弁です。

 

ちなみに時代劇では「あたぼうよ!」なんて言葉を聞きます。

これは「あたりめえだ、べらぼうめ!」の略なんです!

合わせて覚えておくといいですよ。

 

難しい漢字ですが、覚えてしまえば簡単な「篦棒」。

ぜひこれを機に覚えてみてくださいね!

 

最後の難読漢字は「錨」!

 

「錨」は、普通の方には馴染みのないある物の名前です。

 

馴染みがないとは言っても、言葉は知っているはず!

 

ヒントとしては「船に関係のある物」なのですが…

 

さて、あなたは正しく読めるでしょうか?

 

「錨」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「いかり

です!

 

「錨」は、

「船などを水上で留めておく時に使う道具」のこと。

 

鋳鉄や鍛鋼鉄でできていて、先端はつめ状になっています。

つめが水底に食い込むことに加えて、金属の重さもあり

その場に留まる抵抗力を作り出す道具です。

 

ところで同じ「いかり」という読み方・意味で

「碇」という文字もありますよね。

 

実は、昔は「いかり」を石で作っていたため「碇」という漢字だったのです。

 

鋳鉄技術の向上や、大きな船が増えたことで、

より留まる力が大きく頑丈な金属製の「いかり」が増え、

漢字も金偏を使った「錨」になったのだそう。

 

今でも小さな舟のいかりや石製のいかりは

「碇」と書くこともありますよ。

 

読み方や由来を知ると、漢字がより身近に感じますよね!

ぜひこれを機に覚えてみてください!

 

 

どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。

ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!

 

ABOUT ME
toi
コーヒーと文房具とディズニーをこよなく愛するライター。 漢字検定2級を取得しています!