漢字読み講座

【今日の難読漢字】「素見」「鯔」「輸る」「或いは」「肌理」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「素見」

「鯔」

「輸る」

「或いは」

「肌理」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「素見」です!

どちらの漢字も易しい「素」と「見」。

でも、何と読むのかはまた別の話・・・。

 

パッと見は、「すみ」、「すけん」「しろうとみ」などと勘ぐってしまいますが、どれもしっくりきませんね。

※「すけん」とも読めますが、今回は他の読み方です!

 

「素見」という漢字、あなたは読めますか?

 

「素見」の読み方のヒントはコレ!

 ヒント① これをやると、お店の人や周りの人に嫌がられます。

ヒント② 一般的には簡単な他の漢字を使います。

ヒント③ 「〇〇〇し」の4文字です。

 

「素見」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ひやかし」です!

 

「ひやかし」といえば、「冷やかし」が一般的ですよね。

 

もともとの語源としては、「遊郭において、見世の遊女を見て歩くだけで実際には遊ばないこと」から、「素通りして見る人」→「素見」となったようです。

このことから、現在でもショッピングなど、お店で買う気もないのに値段の交渉をしたりすることを指したりしますね。

 

他にも、相手をからかったり嘲笑(ちょうしょう)したりすることにも使われる言葉なので、あまり良いものではないですね。

ただ、私は「ウインドウショッピング」が大好きでいろんなお店を見るのが好きなんですが、意味からすれば、これって「素見」!?

2つ目の漢字は「鯔」です!

これは難問です・・・。

 

それもそのはず、魚へんがつく漢字は「何かの魚」だと予想できますが、お寿司屋さんのメニューにないので分からない人も多いと思います。

 

でも、それはあくまで「現代のお寿司屋さん」の話。実は江戸時代のお寿司屋さんならあったであろう、この漢字。

 

この先はヒントになっちゃいますのでここでいったん止めておきますが、いったい何と読むか分かりますか?

 

「鯔」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① カタカナ2文字で「〇〇」です。

ヒント② 釣りをしている人からすれば、いわゆる「外道」ですね。

ヒント③ 本来は美味しい魚ですが、見た目と臭いがちょっと・・・

 

「鯔」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ボラ」です!

 

ボラは、ほぼ全世界の温帯の海にはいる大衆魚で、釣りをしている人からすれば「外道」の魚としても有名ですよね。

 

ボラは、海や河口付近の川には必ずといっていいほど群れでいる魚ですが、なんと「鯔」は大きくなると80cmくらいまでになる大型の魚なんです。

 

また日本では、その臭いのあまり食すには相当の下処理が必要なことから、釣ってもリリースすることが多い魚ではありますが、本来の「鯔」は美味で臭いもあまりない魚なんです。

 

こういう現実をみると、いかに現代人が水資環境を悪化させてしまっているのかが分かりますよね・・・。

未来の子ども達のためにも、自然を大切にしていきましょう!

3つ目の漢字は「輸る」です!

漢字クイズのお時間です。

今回の漢字はこちら。

「輸る」という漢字、読むことができますか?

「輸送」「輸入」などでよく目にする漢字ではありますが、読み方は「ゆる」ではありません。

ぱっと読むことができたらかなりの漢字マスターかも。

分からなかった方にはヒントをお出しするので、一緒に考えてみましょう。

「輸る」の読み方のヒントは?

難読漢字を読む際、漢字の読める部分を探して音から推測するパターンと、意味から推測するパターンがありますが、今回は後者です。

先ほど少し触れた「輸送」「輸入」、そしてそれに加えて「輸血」や「運輸」など。

共通する意味が見えてきませんか?

「運ぶ」だと思ったならあと少しです。

見当がつきましたか??

正解は…

正解は…

おくる

でした!

通常は「輸送」の「送」の漢字を使いますが、実は「輸」にもものをおくるという意味があったのです。

少し特殊な読みですが、これからこの漢字を見たときに思い出せるようになると漢字マスターへの道が近づくかもしれません。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

4つ目の漢字は「或いは」です!

そのままサラッと読める人もいれば、「一方で」読めない人もいる。

 

「或いは」という漢字はそんな言葉なんです!

 

・・・いきなり何を言っているんだと思われるかもしれませんが、これが最大のヒントでしょうかwww

 

漢字の部分だけ取り出した「或」という字は、「不確かなもの」や「未知なもの」という意味があるんですが、ここに注目してしまうと難易度が上がってしまいます。

 

ここはシンプルに考えてみれば、「或いは」答えが見えてくる!?

 

「或いは」の読み方のヒントはコレ!

 ヒント① 「〇〇いは」の4文字です。

ヒント➁ 「または」「一方で」という意味があります。

ヒント③ 最初の文字は「あ」です!

 

「或いは」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「あるいは」です!

 

「或いは」とは、接続詞として日常的にもよく使う言葉ですね。

 

前置きした言葉を言い直すときや話を転換するときに使いますが、「或いは」なんて発した日には「探偵か!」と突っ込まれること間違いなしです。

 

「犯人はAさんか、或いはBさんしかいない。或いはCさんかも・・・」

 

「或いは」を使いすぎると、優柔不断な人になるので要注意ですねwww

5つ目の漢字は「肌理」です!

「肌理」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(はだり)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?

「肌理」読み方のヒントは?

使われている漢字から想像する通り、「肌に関係する言葉」です。
とくに女性でこれを気にする方は、少なくないのではないでしょうか?

「肌理」読み方のもうひとつのヒントは?

「肌の〇〇が細かい」とか「〇〇が粗い」などと使ったりします。
肌の表面の状態について使われる言葉です。

「肌理」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「きめ」
です!
肌のキメの細かさは美肌の条件のひとつでもあるため、気にされている方も多いかと思います。
そもそも肌のキメとは何なのでしょう?
肌のキメとは、肌の表面にある、筋状の細かな凹凸のことを指します。
これが規則正しい三角形のような形をしていること、さらにその三角形が細ければ細かいほど、肌が若々しく・美しく見えるようになります。
紫外線によるシミや加齢によるシワやくすみもお肌には大敵ですが、美肌をめざすならまずは肌のキメをととのえることが一番の近道のようです。
バランスのとれた食事や十分な睡眠、そして適度な保湿でキメをととのえて、いつまでもきれいな美肌を保ちたいものですね。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!