今回は「準える」「搾菜」「酢橘」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「準える」
「準える」
「準備」「準優勝」など日常でよく使う「準」という漢字ですが「準える」と書くとなんと読むのかわかりますか?
「じゅんえる」ではありません。
「準える」読み方のヒントは?
ヒントは、他の似たものと比べて真似したり考えたりする時に使います。
類語としては
「重ね合わせる」
「模倣する」などが挙げられます。
「準える」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「なぞらえる」
です!
「なずらえる」と読むこともあります。
「その素晴らしいプレーを『彼はまるでベイ・ブルースのようだ』と往年の名プレーヤーに準えて報道するメディアもある」
「彼女はお気に入りの映画のセリフに準えて今の自分の思いを伝えようとした」
のように使われます。
会話で使われることはほとんどありませんが、ニュースや小説など文章で見かけることはありますよね。
実際にはひらがなが使われることが多い言葉ですが、漢字で書かれた時にすんなり読めるとかっこいいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
2問目はこの漢字!「搾菜」
この漢字はいったい何と読むのでしょうか?
「搾る」ものといえば、普通は果物など、瑞々しいものや汁を多く含んだものを連想しますが、「菜っ葉」って・・・。
草を搾ったところで、緑色の汁がにじみ出てくるだけで、何だか美味しそうではありませんよね。
そもそも、「搾ると汁が出る」で合っているのかどうか、ヒントも参考にしながら考えてみましょう!
「搾菜」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇ー〇イ」の4文字です。
ヒント➁ 植物の名前でもあるし、漬物としての名前でもあります。
ヒント③ 中華料理屋さんでよく出てきます。
「搾菜」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ザーサイ」です!
「ザーサイ」は、いわゆるアブラナの一種の草で、カラシナの変種です。
植物単体として、そのまま「ザーサイ」とも呼びますが、私たちが普段イメージするのは中華料理などで出てくる漬物の方の「ザーサイ」ではないでしょうか?
でも、日本でも茨城県つくば市や神奈川県三浦市などでは特産品の一つとして、生産されています。
味は、キムチの辛くないバージョンに近いと思いますが、いずれにしろ、脂っこい中華料理などにぴったりの一品です!
最後はこの漢字!「酢橘」
漢字2文字でどちらも簡単に読める漢字なんですが、「酢と橘(たちばな)」ってあまりにも関係性がなくて逆に難しいですね・・・。
そもそも「橘」って、皆さんご存じでしょうか?
「橘」とは樹木の一つですが、簡単に言えば「ミカンの木」です。
でも、ミカンって少し酸味がある果物ですが、さらに「酢」をつけ加えたら酸っぱさしか残らないのでは・・・??
「酢橘」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは果物ですが、そのままでは食べません。
ヒント➁ イメージは、「緑色のミカン」です。
ヒント③ 「〇だ〇」の3文字です。
「酢橘」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「すだち」です!
「すだち」は、徳島県の果物で、いわゆる「カボス」とか「ユコウ」と同系統の柑橘系の果物ですね。
「橘」は、いわゆる「ミカンの木」となりますが、実はこの「すだち」からは食酢を作るのに使われていたことから、「酢+橘」という漢字になったそうです。
「すだち」は、酢に用いられるくらい酸味の強い果物であるので、そのまま食すことはほとんどなく、サンマなどの焼き魚や松茸にその果汁をかけるために使われます。
このように主役としては使われない「すだち」ですが、料理に「すだち」が添えられているかどうかで、その見た目も味も、天と地ほどに差を生んでしまうその存在感はさすがの一言ですよね!