今回は「扱く」「寿ぐ」「祝詞」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「扱く」
扱く
この漢字、なんて読むかわかりますか?
「かく」ではありません。
扱うというのは訓読みですが音読みではどう読むのでしょうか。
扱うという様子から想像して、どんな読みの漢字なのか考えてみてください!
「扱く」読み方のヒントは?
実は「扱く」は2通りの読み方があるので片方が分かった方はもう片方も考えてみてください。
意味は引っ張ったりこすり下ろしたりする様子です。転じて厳しく訓練するという意味もあります。
例文にすると「新入部員を厳しく扱く」とかですね。これは大ヒントではないでしょうか。
「扱く」の読み方、正解は・・・
それでは正解です。
正解はしごくもしくはこくでした。
引っ張ったりこすったりする様子を表す漢字ですが、厳しく訓練するという意味の「しごく」のほうが馴染み深いのではないでしょうか。厳しい部活動を思い出しますね。
「こく」という単語はあまりなじみがないような気もしますが、千歯扱きのような脱穀機の名称になっているので歴史の資料館なんかに行くと目にするかもしません。
たしかに脱穀はもみこすりしますから扱くという単語にピッタリですね。
お読みいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「寿ぐ」
「寿ぐ」
この漢字、何と読むかわかりますか?
一字なら「ことぶき」と読む漢字ですが、
「寿ぐ」と書いて「ことぶきぐ」とは読みません。
わからなかったあなたは、
下記で発表する正解と解説を参考にしてくださいね。
「寿ぐ」の読み方のヒントはコレ!
「寿ぐ」の読み方のヒントは、下記の通りです。
- ヒント1:「喜びや祝いの言葉を述べること」
- ヒント2:「言葉で祝賀すること」
そろそろわかりましたか?
「寿ぐ」の読み方!正解は…?
「寿ぐ」の読み方、正解は……
「ことほぐ」です!
- 「喜びや祝いの言葉を述べること」
- 「言葉で祝賀すること」
このような意味を持つ漢字で、おめでたいときに使うのが一般的です。
「寿ぐ」の例文は?
せっかくですので、「寿ぐ」を使った例文も見ていきましょう。
- 除夜の鐘が鳴ったので、家族と一緒に新年を寿ぐことにした。
- だんだん暖かな気候になり、春の訪れを寿ぐささやかなお茶会を開いた。
- 100歳になった祖母に長寿を寿ぐ連絡をした。
「寿ぐ」は、新年や新しい季節の訪れ、婚約、結婚、合格、入学など
おめでたいことを祝うときに使えます。
ただし、「言葉でお祝いする」という意味ですので、
「贈り物で寿ぐ」「ピアノの演奏で寿ぐ」といった表現は誤りであることに注意しましょう。
まとめ
「寿ぐ」は「ことほぐ」と読み、「喜びや祝いの言葉を述べること」といった意味を持つ漢字です。
限られたタイミングでしか使用しない漢字ではありますが、読めるだけで泊がつきます。
正解できなかった人は、これを機に読み方と意味を覚えておくと良いでしょう。
最後はこの漢字!「祝詞」
今回の難読漢字は「祝詞」です。
字から察するに、「お祝いの言葉」や「お祝いの文章」といったところでしょうか?
普通に読んでしまうと「しゅくし」ですが、これは間違いです。
この「祝詞」は祭事を中心としたおめでたい席で使われるものですから、読めないと恥ずかしいですよ!
「祝詞」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント② 「祝」と「詞」の読み方は、今回特有の読み方です。
ヒント③ 工作などで紙などを貼り付ける接着剤は?
「祝詞」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「のりと」です!
「祝詞」とは、「祭事のときに神様に対して唱える言葉」です。
日常的にはあまり使わない言葉ですが、「おめでたい席などで偉い人が冒頭に言うセリフや文章」も「祝詞」と言ったりします。
語源は諸説ありますが、「祝(のり)」は「宣る(のる)」の名詞形となり、呪術的に重大な発言をすることを意味しています。
「詞(と)」も、「詛戸(とこい)」や「事戸(ことど)」などの「と」と同じ呪術的な行為で使う言葉となり、その2つが組み合わさったものとなります。
他にもいろんな説がありますので、興味がある方は調べてみてくださいね!