今回のお題は「下戸」「口遊む」「欠片」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「下戸」
これは日常生活でも度々見たり聞いたりする言葉ですので、読める人も多いのではないでしょうか?
「下」と「戸」で組み合わさったこの漢字は、意味としては「下にある戸」。「戸」は扉のことですので、地下に続く入口のような気もしますね。
実は、この言葉の意味の由来には諸説あって、そのうちの一つは「扉」や「入口」」にも関係するものなんですが、あなたは分かりますか?
今回は読み方だけでなく、意味や漢字の由来についてもご紹介します!
「下戸」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇」の2文字です。
ヒント➁ お酒を飲めない人のことを指す言葉です。
ヒント③ カエルの鳴き声といえば?
「下戸」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「げこ」です!
「下戸」とは、お酒を飲めない人または苦手な人のことを指す言葉です。
冒頭でも紹介したとおり、この「下戸」の言葉の由来は諸説ありますが、扉に関係するものでは、古来中国から発祥したものがあります。
秦の始皇帝の時代といえば万里の長城ですが、この長城には山の上にある入口「上戸」と、麓の平野にある入口「下戸」があり、上戸は寒さが厳しいことから兵士には酒が配給され、「下戸」には疲労回復のための甘い食べ物が配給されたことにちなんだ説です。
ここから転じて、「下戸」にいる兵士には酒が配られない=酒が飲めないとなったそうですよ!
じゃあ、「中戸」があったら何が配られていたのか気になりますね・・・。
2問目はこの漢字!「口遊む」
「口遊む」
「口」はそのまま「くち」と読んでください。
「遊」という漢字は「あそ(ぶ)」や「ゆう」と読みますよね。ということは、「くちあそむ」?それとも「くちゆうむ」?
残念ながら、どちらも間違いです。
「口遊む」読み方のヒントは?
ヒントは、メロディーや歌などを軽く口に出す様子を言葉です。大きな声ではっきりと歌うわけではなく、軽く声を出す感じでイメージしてください。
類語は
「歌う」
「鼻歌をうたう」
などが挙げられます。
「口遊む」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「くちずさむ」
です!
「最近はやりの歌を口遊みながら作業をした」
「父が口遊んでいた歌のタイトルが思い出せない」
のように使います。
言葉としては聞いたことがあっても、漢字で書くと難しいのではないでしょうか。
ひらがなで書く場合には「くちづさむ」ではなく「くちずさむ」が正解です。
「くちずさむ」の「ずさむ」は、もともとは自由に思うままに振る舞うという意味の「遊む(すさむ)」です。
「口遊む」には「悪口をいう」「ウワサをする」という意味があった時代もあります。まさに「口が自由に思うままに振る舞っている」イメージですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
最後はこの漢字!「欠片」
「欠」は、「欠ける」と言う意味の漢字ですよね。
また、「片」は、「断片(だんぺん)」や「破片(はへん)」などに使われる漢字です。
そこで「けっぺん」と読めそうですが・・・間違いですよ!
日常的によく使う言葉なので、この機会にきちんと覚えましょう。
「欠片」の読み方のヒントは・・・?
ヒントとして、「欠片」の言葉の意味を紹介します!
- 物が欠けた時の、その欠けた破片のこと。
- ごくわずかな量のたとえ。
さらに、大ヒントです。
読み方はひらがなで「〇〇〇」の3文字です。
もう、何と読むのか分かりましたよね?
「欠片」の読み方の答えは・・・
正解は、「かけら」でした!
「ガラスが割れた欠片(かけら)が飛び散った」「瀬戸物の欠片(かけら)が散らばっている」など、物が欠けた時の破片の部分のことを指します。
もう1つの使い方としては、「誠意の欠片(かけら)も感じられない」「良心の欠片(かけら)もない」などと「ごくわずかな量のたとえ」でも使われます。
こちらの使い方をマスターすると、ぐっと上級者っぽく感じられますよね。
簡単な漢字同士の組み合わせの方が、案外難しい読み方になることも多いもの。
覚えておきましょう!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。