今回は「海象」「玄鳥」「怖じる」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「海象」
世界にはたくさんの動物がいて、それぞれに名前がついています。
そして中には漢字が当てられている動物もたくさんあります。
今回はそれらの中から一つ、漢字クイズを出そうと思います。
出題するのは「海象」という漢字です。
読み方は「うみぞう」ではありませんよ。
あなたは分かりますか?
「海象」の読み方のヒントは?
読んで字のごとく、海の世界では象のように大きな存在感を醸し出しています。
鼻は長くないですけどね。
また、読み方は4文字です。
「〇〇〇〇」、分かりましたか?
正解は…
正解は…
せいうち
でした!
別解で「カイゾウ」という読みもありますが、「せいうち」と読むほうが一般的です。
鼻はさほど長くありませんが、長く伸びたキバが象のように見えることからこの漢字になったそうです。
次に動物園や水族館でセイウチを見る機会があれば、ぜひ漢字を思い出しつつその長いキバに注目してみてくださいね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「玄鳥」
1文字目の「玄」は、「玄人」でもお馴染み、「その道のプロ」を表す言葉ですね。
ということは「プロの鳥」とも読み取れますが、「玄」という1文字だけでは「赤や黄色を含んだ黒」や「医者」を指す言葉になります。
・・・ますます意味が分からなくなってしまいましたが、最初の「赤や黄色を含んだ黒」という線から推理すれば、「そういう色をした鳥」が筆頭ですね!
さあ、この「黒くてプロの鳥」はいったい何の鳥??
「玄鳥」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 一般的には他の漢字1文字で表します。
ヒント➁ 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント③ 佐々木小次郎の必殺技といえば??
「玄鳥」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「つばめ」です!
一般的に「つばめ」といえば、「燕」という漢字を使いますが、「玄鳥」でも「つばめ」と読みます。
「つばめ」は、喉の部分が赤色をしていて、その他の身体の大部分は黒色なので、まさに「玄」が表す言葉そのままですよね!
「つばめ」は北半球であれば、広範囲で繁殖している鳥で、なんと沖縄県でもその姿を確認することができます。
軒下に巣を作られてしまうとフンでひどいことになりますが、雛が一生懸命、口を開けてエサを待っている姿は可愛いものですよね!
最後はこの漢字!「怖じる」
「怖じる」の読み方をご存じでしょうか?
「怖い」は「こわい」と読みますが、そのまま「こわじる」と読んでしまうと、かなり恥ずかしいですよ…
とはいえ「怖じる」という表記は確かに珍しいですね。
さて、あなたには読むことができますか?
「怖じる」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇じる」の3文字です
- 意味は「驚いておびえる」「びくびくする」など
- 蛇に噛まれて朽ち縄に怖じる
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「怖じる」の読み方!正解は!?
正解は「おじる」です。
意味はヒントで紹介したように、驚いたておびえたり、怖がってびくびくすることですが、一般に使う「怖い」と比較すると、反射的な意味で使う場合が多いようです。
「蛇に噛まれて朽ち縄に怖じる」とは、蛇に噛まれたせいで、朽ちた縄を見ただけで大きく驚くといった意味のことわざ。
確かに、反射的に怖がる様子を表していますね。
「怖」を「お」と読む言葉には他に「怖じ気(おじけ)づく」「怖じ怖じ(おじおじ)する」「物怖(ものお)じ」などがあります。