漢字読み講座

【今日の難読漢字】「玄人」「音呼」「絶だ」「掬う」「火男」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「玄人」

「音呼」

「絶だ」

「掬う」

「火男」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「玄人」です!

これは読める人もきっと多いサービス問題です。

 

「玄人」と書くと、そのまま「げんじん」なんて読みたくなってしまいますが、これはもちろん違います。

 

まだ分からない人はヒントを見ながら一緒に考えてみましょう!

あなたも漢字の「玄人」になれるでしょうか!?

 

「玄人」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「素人」の対義語です。

ヒント② カタカナでいえば「プロ」です。

ヒント③ 「〇〇〇と」と読みます。

 

「玄人」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「くろうと」です!

 

「玄人」といえば、「プロ」や「エキスパート」などの意味で使われていますね。

用例としては、「玄人好みのゴルフクラブ」や「玄人向きの包丁」などといった具合ですが、どちらかと言えば「職人系」の言葉として使われます。

それは、「玄」という字が「黒色」や「奥深い」という意味をもっており、そこに「人」がついて「その道を深く追求した熟練者」というニュアンスとなるためです。

 

ちなみに「素人」は「しろうと」と読み、この「素人」と対をなす言葉でもあります。

もう「玄人」を読めるあなたは、今日から「漢字玄人」ですね!

2つ目の漢字は「音呼」です!

どちらも簡単な漢字の「音」と「呼ぶ」。

 

シンプルな漢字が2文字くっつくパターンの難読漢字はいくつもありますが、この「音呼」もその1つでしょう。

 

頓智をきかせて「音で呼ぶ」ことから「インターホン」?などと予想してしまいますが、残念ながら違います。

 

これは音読みすると正解に近づくかもしれませんよ?

 

「音呼」の読み方のヒントはコレ!

 ヒント① 通常はカタカナで表記します。

ヒント➁ 「〇〇〇」3文字の鳥です。

ヒント③ ペットとしても定番です。

 

「音呼」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「インコ」です!

 

「インコ」と言えば、ペットとして世界各地で広く飼われている、色とりどりの綺麗な鳥です。

世界単位で見ると、オウムよりも広く分布していて、海を隔てたアフリカやオーストラリアといった島国まで生息している鳥になります。

 

「音呼」を飼っている人は分かると思いますが、食べるものは基本的に種が中心ですが、種類によっては鳥らしく昆虫を食べるものもいます。

 

また、「音呼」は九官鳥と同様、教えれば人間の言葉や音声を真似て発生できる、とても賢い鳥って知っていましたか!?

3つ目の漢字は「絶だ」です!

難読漢字クイズです。

「絶だ」という漢字、読むことができますか?

「絶対」「絶滅」などで使われることが多い「絶」という漢字ですが、今回の読みはひと味違います。

ヒントもお出しするので、ぜひ考えてみてください!

「絶だ」の読み方のヒントは?

この漢字が示すのは「とても」「非常に」という意味です。

「そんな噂を流されるなんて、絶だ迷惑だ」のように使います。

ただ、実はこの漢字で表記されることは珍しく、だいたいは「甚だ」という漢字を使います。

分かりましたか?

正解は…

正解は…

はなはだ

でした!

もう一つの漢字どころかひらがなで使われることが多いので、とっても影が薄い「絶だ」という表記。

正直日常のシーンで使うことはほとんどないですが、昔の小説などを読んでいるとこういった表現が散見されます。

是非この機会に、人生を豊かにするひとつの知識として覚えておいても良いのではないでしょうか!

ここまでお読みいただきありがとうございました!

4つ目の漢字は「掬う」です!

「掬う」という漢字は黄色い花びらの「菊」に似ています。

 

ということで、「掬」という字も音読みでは「きく」と読むんです!

 

漢字ってすごいですね!部首は関係なく、主要部分が同じであれば同じ読み方をするものって本当に多いです。

 

今回はそんな「きく」を訓読みしたものが問題になっています。

 

パッと見は、蚕からとれる最高級の糸である「繭(まゆ」にも似ていますし、昔の女の子の遊び道具である「鞠(まり)」にも似ていますが、どうでしょうか。

 

実は全然違う方向になので、ここは素直にヒントを見て考えてみましょう!

 

「掬う」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇う」の3文字です。

ヒント② 顔を洗うときは、手を使って水をどうする?

ヒント③ 最初の文字は「す」です。

 

「掬う」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「すくう」です!

 

「すくう」といえば、「救う」や「巣くう」などの漢字がありますが、「掬う」は「水を手で掬いあげる」ときの「掬う」です。

 

朝起きて顔を洗うとき、まずは水を掬いますよね?

「水」と「掬う」という言葉はセットになっている、と覚えてもらうと分かりやすいですが、これをヒントにすると「金魚すくい」は「金魚掬い」と表すことができるんです!

 

「掬う」という言葉は普段あまり見かけませんが、こぼれ落ちていく何かを「掬う」のはあなたの感性次第かもしれませんね!

5つ目の漢字は「火男」です!

「火」も「男」も、小学1年生で習う簡単な漢字です。

なのに「火男」なんて言葉は初めて聞いた!という人も多いのではないでしょうか?

「火の男」だから、火を消す「消防士(しょうぼうし)」?

それとも江戸時代の消防士である「火消し(ひけし)」?

・・・残念ながらどれも違います。

ただ、読み方を聞けば絶対知っているある「モノ」ですよ!

「火男」の読み方のヒントは・・・?

「火男」が表す「あるモノ」とは、お面です。

かまどの火を竹筒で吹くような表情をしてみてください。

さあ、そんな顔のお面・・・ありますよね?

「火男」の読み方の答えは・・・

正解は、そうです!「ひょっとこ」でした!

ひょっとこは、口をとがらせたユニークな表情の男性のお面ですよね。

神楽において滑稽(こっけい)な役の道化がかぶるお面として誕生した「火男(ひょっとこ)」。

頬かむりをしていたり、左右の目の大きさが違ったりするのが特徴です。

ユニークな表情と動きで道化の役である「火男(ひょっとこ)」ですが、かまどの火を竹筒で吹くことから「火を守る神様」「かまどの神様」なんですよ。

ちなみに神楽で「火男(ひょっとこ)」と対で使われる女性の面「おかめ」は、「福を招く神様」です。

「火男(ひょっとこ)」の読み方とともに由来も覚えたら、人に自慢できる豆知識になりますね。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!