今回は「干瓢」「膾」「善哉」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「干瓢」
「干瓢」の読み方をご存じですか?
「ひひょう」と読むのはもちろん間違いです。
となると、正しい読み方は?
さて、あなたにはわかるでしょうか。
「干瓢」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
- 巻き寿司の具としてよく使われます
- ユウガオの果実を細くひも状に剥いて乾燥させたものです
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「干瓢」の読み方!正解は!?
正解は「かんぴょう」です!
「乾瓢」と書くこともありますよ。
巻き寿司の「かんぴょう巻き」は、皆さんもきっとご存じだと思います。
ヒントでも紹介したように、かんぴょうはユウガオの果実をひも状に剥いて干したもので、その9割以上を栃木県で生産。
カルシウムや鉄分、食物繊維など、現代人に不足しやすい栄養素を豊富に含む食品です。
調理する際は水で戻す前に塩もみをすると、苦みが取れて味がよく染み込みます。
お寿司の具材としてはもちろん、煮物やサラダなどお好みの調理法で使えますよ。
2問目はこの漢字!「膾」
「膾」の読み方をご存じでしょうか?
「魚膾(ぎょかい)」や「炙膾(シャカイ)」の「カイ」とも読めますが、それは音読みです。
今回は訓読みを正解とします。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「膾」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 刻んだ魚肉や野菜などを生のまま酢であえた料理
- おせち料理にも使われます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「膾」の読み方!正解は!?
正解は「なます」です!
古くは魚肉を酢であえた料理だったということで「生肉(なましし)」と呼ばれていたものが訛って「なます」になったとのこと。
しかし現代では、細切りにした大根と人参を酢であえた「紅白なます」が最もポピュラーですね。
紅白なますはおめでたい紅白の水引を大根と人参でイメージしたもので、お正月にぴったりな縁起物として親しまれている料理です。
また、なますは腸内環境を改善したり、疲労回復にも効果的なことで知られています。
最後はこの漢字!「善哉」
「善哉」の読み方をご存じでしょうか?
「よいかな(よきかな)」とも読みますが、今回はそれ以外の読み方を正解とします。
誰でも知っているあの食べ物のことなのですが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「善哉」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 冬場によくいただく甘いもの
- お餅が入っています
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「善哉」の読み方!正解は!?
正解は「ぜんざい」です!
善哉(ぜんざい)の名前の由来には2つの説があります。
- 出雲地方のお祭りで食べる「神在(じんざい)餅」が訛って「ぜんざい」になった
- ぜんざいを食べた人が仏教用語の誉め言葉である「善哉(よきかな)」と言ったのがはじまり
関東と関西のぜんざいは少し異なります。
一般に、関東のぜんざいは、お餅や白玉に汁気のない粒あんをかけたもの。
関西のぜんざいは、お餅に汁気のある粒あんをかけたものです。
しかし「おしるこ」と呼び方もあるため、明確な呼び方の違いとなると、判断が難しいようですね。