今回は「私語く」「布哇」「出生率」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「私語く」
「私語く」
「私語」という言葉はよく使いますよね。けれども「私語く」と書いた場合、意味は似ていますが読み方が全く変わってしまいます。
さてなんと読むかわかりますか?
「私語く」読み方のヒントは?
ヒントは、小さな声で話す様子を表す言葉です。
類語は
「呟く」
「声をひそめて」
「ヒソヒソと」などが挙げられます。
「私語く」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ささやく」
です!
「私語(しご)」には「関係のないことを話す」というだけでなく、黙っていなければいけない状況の中で小さな声でこそこそ話すという意味があります。
この小さな声でこそこそ話すという意味で「私語く(ささやく)」が使われます。
「ささやく」という漢字には「囁く」が使われるのが一般的で「私語く」が使われることはほとんどありませんが、夏目漱石の「こころ」では先生の過去を告げられる場面で「私語く」が使われています。
夏目漱石は小説で多くの当て字を使っていましたが、蒲原有明の「われ迷う」にも「私語(ささやき)」と出てくるため漱石の当て字ではないだろうとされています。
「私語く」を見かける機会は滅多にないかもしれませんが、さらっと読めたらかっこいいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
2問目はこの漢字!「布哇」
「布哇」は、普段みかけない漢字ですね。
それもそのはず、一般的にはカタカナで表記するものなので、この漢字は当て字になります。
「布」は分かるにしても、「哇」という漢字は難しいですね。
「哇」は、「わぁ」とか「ぎゃー」などのように「大声で叫ぶ声」や「へつらう声」という意味があり、読み方も「わ(あ)」などと読みます。
音読みでも訓読みでも、意味から成る当て字でもなさそうなので、ヒントを参考に考えてみましょう!
「布哇」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これはアメリカ合衆国の州の一つです。
ヒント➁ カタカナで「〇〇〇」です。
ヒント③ 芸能人がお正月に行く海外旅行先といえばここ!
「布哇」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ハワイ」です!
「ハワイ」は一つの島国のような気がしますが、アメリカ合衆国の州の一つになります。
「ハワイ」に行ったことがない人は、大きな一つの島国のようなイメージを持っている方が多いと思いますが、「ハワイの本土」以外にも、マウイ島、オアフ島、カウアイ島などの8つの島と、それらをとりまく100以上の小さな島から「ハワイ」は成り立っています。
「ハワイ」は、アメリカ合衆国の中でも最後に加盟した州であることでも知られ、日本人の海外旅行先の定番として、「ハワイ」は常に上位に位置している人気のある場所。
最近では、英語を話せなくても日本語だけでなんとかなった!という体験をお持ちの方も増えているくらい、日本人が気軽に行ける島としても有名です!
最後はこの漢字!「出生率」
「出生率」と書いて何と読むかわかりますか?
「しゅっせいりつ」と読んでも間違いではありませんが、そちらは慣用読みで本来の読み方とは違います。
では、正しくは何と読むのでしょうか?
「出生率」の読み方のヒントはこちら
- 読み方は8文字で「しゅっ〇〇〇りつ」
- 生という字の音読みは「セイ」と何?
以上2つのヒントで考えてみてください。
ほとんどの方はすぐにピンときたかも…?
「出生率」の読み方!正解は!?
正解は「しゅっしょうりつ」です!
「しゅっしょうりつ」なのか「しゅっせいりつ」なのか紛らわしいですね。
慣用読みとしては「しゅっせいりつ」も間違いではありません。
しかし、慣用読みとは間違えた読み方をする人が多いため、一般的になったというものなので、正式な読み方を覚えておく方が良いですね。
ヒントに出したように、「生」の字には「しょう」と「せい」の2つの音読みがあります。
- 「生(しょう)」が使われている言葉:一生、生涯、託生、今生など
- 「生(せい)」が使われている言葉:小学生、先生、生誕、生態など
上のどちらも同じくらい使われているメジャーな読み方なので「出生率(しゅっしょうりつ)」は読み間違えやすいといえるでしょう。