漢字読み講座

【今日の難読漢字】「手薬煉」「瘋癲」「凌霄花」全部読めたら漢字マスター!「手薬煉」を「てやくれん」と読んだあなたは…

今日の難読漢字は

「手薬煉」

「瘋癲」

「凌霄花」

です!

 

あなたは正しく読めますか?

 

最初の難読漢字は「手薬煉」!

「手薬煉」とみると「てやくれん」と読みたくなってしまいますよね。

 

実はこの漢字は、ある慣用句として使われています。

それは「手薬煉を引く」!

これでわかった人もいるのでは?

 

さて、読めたでしょうか?

 

「手薬煉」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「てぐすね

です!

 

「手薬煉」とは、

「手に薬練を塗ること」という意味です!

 

…といっても良くわかりませんよね笑

 

「薬煉」とは、松脂を油で煮て練り混ぜたもの。

とても粘着力が強く、滑り止めとして使われていたそうです。

弓の弦に塗ることで、補強材としても使われていたのだとか。

 

つまり「手薬煉を引く」とは、

「薬煉を塗って、戦いに備えておく」という意味。

 

転じて、準備を十分に整えて敵を待ち構えるという意味に使われています。

単に「準備をして待っている」という時にも使われていて、

現在はこちらの意味で、よく使われていますね。

 

なんとなく使っている言葉でも、

読み方や由来を知ると、よりしっかりと使いこなせます。

教養の一つとしてスマートに読めるようになりましょう!

 

 

次の難読漢字は「瘋癲」!

「瘋癲」は、なんだか見た目がいかついですよね。

 

ですが、とてもお馴染みな言葉として使われているのです。

それが「瘋癲の寅」!

これで読めるようになった方が多いのではないでしょうか?

 

さて、読めたでしょうか?

 

「瘋癲」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「ふうてん

です!

 

「瘋癲」とは、

「精神の状態が正常でないことや、その人。」

「定職を持たず、ぶらぶらと暮らしている人。」という意味です!

 

そう「瘋癲の寅」とは、映画「男はつらいよ」の寅さんのこと。

まさに寅さんの生き方を表現したような言葉なんです

 

また、日本における60〜70年代のヒッピーの俗称としても

「フーテン」が使われていますよ。

 

どのような使い方にしろ、すこし批判や自虐の意味合いが含まれます。

特に、精神疾患を持っているような意味合いもあるため、

使う時には注意が必要ですよ。

 

なんとなく使っている言葉でも、

読み方や使い方を知ると、よりしっかりと使いこなせます。

教養の一つとしてスマートに読めるようになりましょう!

 

最後の難読漢字は「凌霄花」!

 

「凌霄花」は、確かに植物の名前です!

ですが、植物に詳しくない方はあまり聞き馴染みがないかも?

 

しかもかなり難しい読み方です。

漢字は3つなのに、読むと7文字!

ヒントは「の〇〇〇〇〇ら」!

 

さて、読めたでしょうか?

 

 

「凌霄花」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「のうぜんかずら

です!

 

「凌霄花」とは、

ノウゼンカズラ科の落葉性のつる性の植物です。

 

オレンジとピンクを混ぜたような鮮やかな色で、

華やかな花を咲かせます。

 

アーチやラティスなどに沿わせて、高く背を伸ばすのが特徴の植物なのですが、

それがこの漢字にも使われています。

 

「凌霄花」の漢字の「凌」には「しのぐ」、

「霄」には「そら」の意味があります。

つまりは「天を凌ぐほど高く背が伸びる花」ということ!

 

色や香りよりも、空に伸びていく成長の様子が漢字になっているのが

なかなかユニークですよね。

 

植物に詳しくない方は、馴染みがないかもしれないこの言葉。

ですが、すんなりと読めればとってもかっこいい漢字です!

教養の一つとしてスマートに読めるようになりましょう!

 

 

どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。

ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!

 

ABOUT ME
toi
コーヒーと文房具とディズニーをこよなく愛するライター。 漢字検定2級を取得しています!