「熟」は「じゅく」ですね!
それ以外の読み方を知っていますか?
早速ヒントを見てみましょう。
「熟」の読み方のヒントは?
1.「熟」をひらがなにすると4文字になります。
2.「熟々」「熟〻」と書いても正解です!
3.「熟とじっくり考えた末、僕は転職を決めた」のように使います。
4.『巨勢山の〇〇〇〇椿〇〇〇〇に見つつ偲はな巨勢の春野を』万葉集
正解は…
正解は「つらつら」でした!
「熟々」「連々」と書いても正解です。
念入りに見たり考えたりするさま。物さびしく、深く感じ、物思いに沈むさまをいいます。
「つくづく」とも読みますが、意味は同様です。
「つらつら」を誤解していませんか?
「熟(つらつら)」と同様のイメージの言葉として、「気の向くまま」「とりとめもない」「思いつくまま」「何となく」を思い浮かべませんか?
しかし、「熟考」という意味合いの表現ですから、むしろ逆なのです!
この間違いは、退屈で手持ち無沙汰な様子をあらわす「つれづれ」に響きが似ているからだと考えられています。
また、「熟(つらつら)」を「連々」と書く場合は、本来の「熟考」に滑らかさや流れるようなさまが加わります。
例:彼女は熟(つらつら)と演説を続けた。涙が頬を熟(つらつら)と流れている。