今回の難読漢字は「鰈」「牽牛花」「緑寿」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「鰈」
漢字クイズのお時間です。
「鰈」という漢字、読むことができますか?
魚偏(さかなへん)がついている時点で魚であることは察していただけたかと思いますが、どの魚か分かりますか?
超簡単というわけではありませんが、お寿司屋さんの湯飲みには書いてあるはずですし、日常でもたまにこの漢字を目にすることがあるかもしれません。
あなたはすんなり読めますか?
「鰈」の読み方のヒントは?
魚であるという前提でヒントを出しますが、「鰈」はとっても平べったい魚です。
砂に潜り、その身を隠すのを得意としています。
よくヒラメと間違われる魚というと、もう分かってしまうでしょうか?
それでは正解の発表です。
正解は…
正解は…
かれい
でした!
ヒラメとカレイを区別する際、「左ヒラメに右カレイ(ヒラメの目は左側についていて、カレイの目は右側についていることから)」と言われます。
しかし実は例外も多く、ヌマガレイの目は左側にあるそうです。
なんだか混乱してしまいますね…。
でも漢字はお忘れなきよう!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「牽牛花」
難読漢字クイズです。
今回の問題は「牽牛花」!
「牽牛(けんぎゅう)」といえば七夕の彦星ですが、「けんぎゅうか」とは読みません。
「牽牛花」の読み方のヒントは?
1.「花」の音読みは「カ」、訓読みは「はな」ですが、どちらの読み方も不正解です。
2.花言葉は「愛情」「結束」「明日もさわやかに」「はかない恋」など。
3.江戸時代から、夏の風物詩として愛され続けています。
正解は…
正解は「あさがお」でした!
7月から9月頃に開花するヒルガオ科のつる性植物です。
小学生の頃、夏休みに育てて観察日誌をつけませんでしたか?
牛一頭に匹敵する価値?
古来中国において、「あさがお」の種は貴重な漢方薬でした。
薬が効いた人が「牛を牽(ひ)いて」お礼参りに行った。種と牛一頭を交換したなど諸説ありますが、「牽牛花(あさがお)」という漢字はここからきたのでしょう。
そういえば七夕の彦星も牛飼いなので「牽牛星」、七夕はちょうど開花の時期ですね。
江戸時代の朝顔ブーム
江戸時代、「牽牛花」は庶民に大人気の花でした。
品種改良を重ねて変わった花を咲かせる「変化咲き」が、江戸っ子たちの道楽だったといいます。
当時は夏になると、行商人が色とりどりの「変化牽牛花」を売り歩いたのだそう。
最後はこの漢字!「緑寿」
「緑(みどり)」に「寿(ことぶき)」と書いて「緑寿」。
だけど、「みどりことぶき」とは読みません!
だったら音読みで「りょくじゅ」?
・・・残念ながら、それも間違いなんです。
そもそも「緑寿」自体、聞きなれない言葉だという人も多いのではないでしょうか?
何と読むのか?
どういう意味なのか?
さっそく見て来ましょう!
「緑寿」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「りょくじゅ」とは読みませんが、「寿」の読み方は「じゅ」で正解です。
つまり、「緑」の読み方がポイントなんです。
「みどり」でも「りょく」でもない読み方があるんです!
読み方はひらがなで「〇〇じゅ」ですよ。
「緑寿」の読み方の答えは・・・
正解は、「ろくじゅ」でした!
「緑」には、「みどり」「りょく」の他に「ろく」という読み方もあるんです。
ところで「緑寿(ろくじゅ)」って、どういう意味の言葉なんでしょうか?
「緑寿」とは、数え年66歳をお祝いする行事のことです。
長寿のお祝いというと、数え年61歳の「還暦(かんれき)」が有名ですよね。
70歳が「古希(こき)」、77歳が「喜寿(きじゅ)」、88歳が「米寿(べいじゅ)」など、長生きをお祝いする行事があります。
その中でも「緑寿」は2002年に日本百貨店協会によって制定された、新しい節目の行事なんですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!