今日の難解漢字は、
「業平」
「情緒」
「懸巣」
「猜疑心」
「塩梅」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「業平」です!
「業平」といえば、誰もが「なりひら」と読むでしょう。
もちろん正解です。
その「業平(なりひら)」にもいろいろあって、平安時代の歌人である「在原 業平(ありわらのなりひら)」だったり、日本にある地名(東京都墨田区など)の場所を指したりしますよね。
でも、そこは難読漢字の問題です。
意外すぎて、「業平」の他の読み方を知ったら驚きますよ!
「業平」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これはある国の英語読みです。
ヒント➁ 最後の文字は「ン」です。
ヒント③ 国旗は「日の丸」です。
「業平」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ジャパン」です!
えー!これで「ジャパン」って読むの?と思った方、私も最初は驚きました。
だって、国の名前を漢字で表すときは、そもそも英語読みのものだったり意味から漢字に当てたものが大半で、アメリカ合衆国なら「米国」、イギリスなら「英国」とかですよね?
なら、「ジャパン」は「日本」で表記すればいいじゃない・・・って、普通に誰もが思うはずです。
一説には、もともと日本はマルコポーロの東方見聞録で「ジパング」と紹介されており、これが中国圏では「ジーヘン」や「ジペ」と発音されており、その発音に近い漢字が当てられた、というものがあります。
「業平」、今度から話のネタになりますね!
2つ目の漢字は「情緒」です!
「情緒」の読み方をご存知でしょうか?
一般には「じょうちょ」と読まれていますが、実はそれは慣用読み。
慣用読みとは、間違えた読み方をする人が余りにも多いため、認められた読み方です。
では、本来の読み方は…?
「情緒」の読み方のヒントはこちら
- 「じょうちょ」と一文字しか違いません。
- 「一時的な感情」「しみじみとした趣」などの意味を持ちます。
- 「庭園は日本情緒に溢れていた」「彼は情緒不安定なところがある」などと使います。
以上のヒントから考えてみてくださいね。
「情緒」の読み方!正解は!?
正解は「じょうしょ」です。
しかし「じょうちょ」と読まれることがほとんどですね。
冒頭でも説明したように、「じょうちょ」という読み方は慣用読みとして認められているため、間違いではありません。
現在では、常用漢字表やNHKでも「じょうちょ」という慣用読みが採用されています。
「緒」という字は「一緒(いっしょ)」「内緒(ないしょ)」「由緒(ゆいしょ)」のように、普通は「しょ」と読まれます。
「情緒(じょうちょ)」のように「ちょ」と読むのは例外的だといえるでしょう。
3つ目の漢字は「懸巣」です!
「巣に懸ける」と書く「懸巣」。順番は逆ですが、意味は「巣を命を懸けても守る!」といったところでしょうか。
どんな動物でも、本能的に親は子を守るもの。その子供が育つ「巣」もまた保護の対象です。
今回の難読漢字は「懸巣」ですが、読み方はいたって普通かもしれません・・・。
そのため、読みだけでなく何を意味するのかを正しく理解していくことにしましょう!
ちなみに、「巣」といえばアリや蜂などの昆虫に始まり、鳥やネズミ、熊などの大小さまざまな動物が作るもの。
対象が広く、的を絞るのが難しいのでヒントを参考にしながら考えていくことにしましょう!
「懸巣」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント② そのまま思った通りに読めば正解です。
ヒント③ 最初の文字は「か」です。
「懸巣」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「カケス」です!
「懸巣」とは、スズメよりもちょっと大きな「鳥」のことです。
喉のあたりは白ですが、その他は全体的に黒っぽく、カラスを小型にしたような見た目をしています。
ということで、分類上は「スズメ目カラス科カケス属」という、いろんな鳥をごちゃ混ぜにした名前になっていますが、スズメとカラスが分類名につく以上、生息地は日本を含むアジア圏になります。
市街地では、本家のスズメやカラスしかいないイメージですが、野山では「掛巣」が「巣を大事守っている」姿を見ることができるでしょう。
4つ目の漢字は「猜疑心」です!
「猜疑心」の読み方をご存じでしょうか?
青に似た字が使われていますが「せいぎしん」と読むのは間違いですよ。
「猜」という字は滅多に使われないので、知らないと読めないかも知れません。
さて、あなたには読むことができますか?
「猜疑心」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です。
- 人の言動を疑って妬むこと。
- 猜疑心を持って人を見るのは良くない。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「猜疑心」の読み方!正解は?
正解は「さいぎしん」です!
「猜」という漢字には「妬む」という意味があるため、「疑」という漢字と合わさることで「疑い妬む」という意味になるのです。
たとえば、会社の同僚が上司に旅行のお土産を渡すのを見て「自分だけよく見られたいと思っているに違いない…」などと勘繰って妬むような気持ちを猜疑心と呼びます。
猜疑心の強い人は付き合いづらいので、結果的に周りを自分から遠ざけてしまい、悪循環におちいり勝ち。
猜疑心は捨てて、素直な気持ちで人と接することができると良いですね。
5つ目の漢字は「塩梅」です!
「塩梅」と書いて、なんと読むか分かりますか?
元々の意味と、現在使われている意味は少し違ってきますが、それでも一貫して「ちょうどいい」という意味には変わりはありません。
料理はもちろん、お湯かげんから体調まで何でも「塩梅」を目安に使うことができます。
さて、「塩梅」と書いてなんと読むでしょうか?
「塩梅」読み方のヒントは?
大昔は、調味料があまりなかったため、調味料の基本は海水の塩と梅酢を意味する物が「塩梅」でした。
その「塩梅」が丁度いいことを「ちょうどいい塩梅」「いい塩梅」などといいます。
今でも、料理の味の濃さが丁度良かったり、体調が絶好調だったり、お湯かげんが丁度良かったりしたら「いい塩梅」と言います。
満足度としてはかなり高いということですね!
逆に「煮物の味の塩梅が難しい」「機械の塩梅が悪い」などとも使います。
「塩梅」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です!
さあ、もうわかりましたか?
「塩梅」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「あんばい」
です!
何でも丁度いい塩梅になれば幸せですね!
ぜひ、覚えておきましょう。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!