漢字読み講座

「客員」「茘枝」「拘る」これらの読み方は?【難読漢字に挑戦!】

今回のお題は「客員」「茘枝」「拘る」です。

どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…

あなたには全て読むことができますか?

1問目はこの漢字から!「客員」

「客員」を何と読むかご存知でしょうか?

「きゃくいん」と読んでいる方が多いかも知れませんね。

「きゃくいん」と読むのは慣用読みで、間違えて読む人が多いため許容された読み方です。

それでは、正しい読み方は?

「客員」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 組織や団体で、正規の成員ではなく客分として迎えられた人のこと
  3. 「客員教授」「客員研究員」などと使われます

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「客員」の読み方!正解は!?

正解は「かくいん」です!

普段何気なく読んでいる漢字の中には、間違えて読んでいる漢字がたくさんあります。

「客員」もその1つですね。

冒頭でも述べましたが「きゃくいん」と読むのは慣用読みで、正しくは「かくいん」と読みます。

「客」を「かく」と読む熟語としては、他に「刺客(しかく)」などがあります。

これも「しきゃく」と間違えて読んでいる人がいるかも知れませんね。

間違えていた人は、この機会に「客員(かくいん)」「刺客(しかく)」と、覚えておきましょう。

2問目はこの漢字!「茘枝」

「草かんむり」に「刀」を3つ書く「茘」は、音読みで「れい」や「り」、訓読みでは「おおにら」と読む、アヤメ科の多年草のことです。

 

ということは、「その草の枝」となる訳で、植物であることは確かなようです。

 

今回の漢字が示すものはあまりメジャーではないですが、その「実」は給食でも出るので子供でも食べたことがあるものになります!

 

前半部分のヒントだけで何とか正解はできますが、それでも分からない人は次のヒントも確認してみましょう。

 

「茘枝」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。

ヒント② この実は「ライチ」です。

ヒント③ 最後の文字は「し」です。

 

「茘枝」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「れいし」です!

 

「茘枝」は、「ライチ」の実が生る樹のことです。

 

常緑高木で黄緑色の花を咲かせるのが特徴で、夏頃になるとライチの実が熟してきます。

 

上品な甘さと香りから、原産国の中国では古代から重宝されてきました。

保存がきかないことでも有名で、枝から取ったライチは1日で色が変わってしまうほど。

 

あの楊貴妃も好物だったそうで、華南から長安までの長い道のりを早馬で運ばせた話が有名だとか。

 

今度、ライチを食べるときは楊貴妃になったつもりで食べてみましょう!

最後はこの漢字!「拘る」

「拘束(こうそく)する」だとか「拘置所(こうちしょ)」だとか、「拘(こう)」という漢字は見かけることもあって読める人も多いはず。

ただ、「拘る」は何と読むのでしょうか?

もちろん「こうる」は不正解です・・・

日常的によく使う言葉なので、漢字も覚えておきましょう。

それではさっそくいきますよ!

「拘る」の読み方のヒントは・・・?

「拘る」は、日常的によく使われる言葉なんです。

そこで、例文が今回のヒント!

「あの人って、細かいことに拘るよね。」

「母親の料理がおいしいのは、出汁に拘るからだ。」

「彼がおしゃれ好きなのはいいんだけど、私の服装にまで拘るのは嫌なんだよね。」

・・・といった具合です。

いかがでしょうか?分かりましたか?

「拘る」の読み方の答えは・・・

正解は、「こだわる」でした!

「拘る(こだわる)」には、次のような意味があります。

  1. ちょっとしたことを必要以上に気にする。
  2. 妥協せず、とことん追求する。
  3. ひっかかったりつかえたりする。
  4. けちをつける。難癖をつける。

細かいことに拘る人は面倒な印象がありますが、とことん1つの事に拘る人はステキですよね。

あなたは何に拘っていますか?

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

ABOUT ME
mint_02
ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!