今日の難解漢字は、
「燐寸」
「雪隠」
「小鳥遊」
「酒精」
「翳す」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
- 1 1つ目の漢字は「燐寸」です!
- 2 「燐寸」の読み方のヒントはコレ!
- 3 「燐寸」の読み方の正解は・・・・?
- 4 2つ目の漢字は「雪隠」です!
- 5 「雪隠」の読み方のヒントはコレ!
- 6 「雪隠」の読み方の正解は・・・・?
- 7 3つ目の漢字は「小鳥遊」です!
- 8 「小鳥遊」と書いて、なんと読むか分かりますか?
- 9 「小鳥遊」読み方のヒントは?
- 10 「小鳥遊」読み方のもうひとつのヒントは?
- 11 「小鳥遊」の読み方、正解は…
- 12 4つ目の漢字は「酒精」です!
- 13 「酒精」読み方のヒントは?
- 14 「酒精」読み方のもうひとつのヒントは?
- 15 「酒精」の読み方、正解は・・・
- 16 5つ目の漢字は「翳す」です!
- 17 「翳す」読み方のヒント!
- 18 「翳す」の読み方、正解は…
- 19 まとめ
1つ目の漢字は「燐寸」です!
タイトルにもありますが、この「燐寸」は「燐」という字が使われていることから「火」に関係したもので間違いないようです。
「燐」は音読みで「リン」と読み、元素記号でもお馴染みのあの元素のことです。
さらに、妖怪などの話で出てくる「きつねび」や「おにび」などの意味ももつこの漢字、もしかしてホラー系の何かだったりして・・・。
「燐寸」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① そのまま「リン」を使って「火」を起こすものです。
ヒント➁ ライターやチャッカマンがない時はこれを使います。
ヒント③ 棒状のものでシュッとやると火がつきます。
「燐寸」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「マッチ」です!
「マッチ」は、短い棒状の木の先端に、発火性のある混合物(リンなど)をつけて、側薬を塗付したザラザラした面に摩擦を起こして発火させる道具です。
ひと昔前までは、料理をするにしても、タバコをつけるにしても、火を起こすなら「マッチ」を使っていました。
最近の若者は、「マッチ」ではなくライターやチャッカマンが主流になってしまったので、使えない人もいるのではないでしょうか?
でも「マッチ」を試しに使ってみるときはご注意を。
発火直後の温度は150度にも上るため、火傷に注意して落ち着いて使うようにしましょう!
2つ目の漢字は「雪隠」です!
忍者の必殺技の名前のようなこの「雪隠」ですが、残念ながら「雪に隠れて姿を消す技」ではありません。
必殺技ではないですが、その読み方はまさに必殺技レベルの難しさです!
もちろん、単純に「ゆきがくれ」や「せつおん」などとは読みません。
さあ、この「雪隠」の正しい読み方を学んであなたも必殺技を繰り出しましょう!?
「雪隠」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 2つ読み方がありますが、どちらも同じ意味です。
ヒント② どちらも「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント③ 「トイレ」の昔の呼び方です。
「雪隠」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「せっちん」または「せついん」です!
「雪隠」とは、トイレのことです。
すごく難しい言い回しをする漢字ですが、もともとは禅宗で使われていた言葉です。
禅宗のお寺には東の東浄(とうちん)と西の西浄(せいちん)に二つ便所があり、本来は西側の便所のみを指していたようです。
そして、そのお寺に身分を隠して便所掃除をしていた雪竇(せっちょう)というお坊さんがいたところから、「雪が隠れている→雪隠」という字が当てられたそうです。
読み方についても、もともとは西側の西浄(せいちん)が便所を指していたことから、読み方が似ている「せっちん」になったそうですよ!
3つ目の漢字は「小鳥遊」です!
「小鳥遊」と書いて、なんと読むか分かりますか?
小鳥遊という文字の印象から、小鳥たちが集まってチチチ…と鳴いてる様子が浮かび、
(さえずり)と思ったひともいるかもしれませんが、さえずりではありません。
さあ、なんと読むでしょう?
「小鳥遊」読み方のヒントは?
小鳥遊は日本に実在する 名字 です。
同音異字の名字もあり、声に出して言う分にはまったく違和感のない名字です。
ただしこの名字を音で聞いたときに、この漢字が浮かぶことはほとんどないでしょう。
「小鳥遊」読み方のもうひとつのヒントは?
漢字を見て、読み方を当てることはかなり難しいでしょう。
使われている漢字の訓読みや音読みが一切含まれていないからです。
小鳥が遊んでいるような平和な様子から、この読み方ができたと言われています。
「小鳥遊」の読み方、正解は…
正解は…
「たかなし」
です!
小鳥が平和に遊んでいるということは、小鳥たちの天敵である鷹(たか)がいない、
ということから「たかなし」と読むようになりました。
名字由来netさんの情報によると、全国に30人しかいらっしゃらない激レア名字だそうです。
その多くが和歌山県にいらっしゃるとか。
芸能人の芸名やマンガ・小説のキャラクターでこの名字が使われることも度々ありますね。
同音異字の名字としては「高梨」があります。
「高梨」が元々のルーツとなっており、「小鳥遊」はそこから派生した名字とのことで、
読み方も同じになっています。
ちなみにおいしい乳製品でおなじみのタカナシ乳業さんのタカナシは「高梨」のほうです。
4つ目の漢字は「酒精」です!
「酒精」読み方のヒントは?
「酒精」読み方のもうひとつのヒントは?
「酒精」の読み方、正解は・・・
5つ目の漢字は「翳す」です!
「翳す」
これ、何と読むかわかりますか?
複雑なつくりの漢字なので、初めて見た!という方もいるのでは?
さあ、あなたは何と読みましたか?
「翳す」読み方のヒント!
「翳す」は、人間のとある動作を表した言葉です。
「朝日がまぶしくて手を翳す」
なんて使い方をしますよ。
さて、読めたでしょうか?
「翳す」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「かざす」
です!
「翳す」は、
「手や、手に持ったものを掲げる動作」や「手で何かをおおうこと」を表す言葉です。
「旗を翳す」
「たき火に手を翳す」
などで使われます。
下から上に何かを持ち上げる動作なので、
「万華鏡を光に翳す」という使い方もできますよ。
もともと「翳」は、
「雲が出て日が遮られる」という意味の「かげる(翳る)」で使われています。
太陽に手を翳すと、日がかげりますよね。
そんな様子から「かざす」という言葉にも「翳」の漢字が当てられたのだとか。
漢字一文字だと「かげ」と読むことがありますが、
一般的には「影」が使われています。
普通に暮らしていると、なかなか出会わない漢字「翳す」。
動作は一般的ですし、読み方は教養として覚えて損はありません。
しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!