今日の難読漢字は難読虫シリーズです!
「金蚉」
「歩行虫」
「赤卒」
・・・どんな虫を表す漢字でしょうか?
目次
難読漢字第一問「金蚉」
「金蚉」・・・見慣れない漢字だし、何に関する言葉なのかもピンとこない人が多いのではないでしょうか。
「金」が付くから、何か高価な物の名前?
「金塊(きんかい)」とも「金粉(きんぷん)」とも違う漢字ですし・・・
何と読むのか?
さっそく見ていきましょう!
「金蚉」の読み方のヒントは・・・?
それではさっそくヒントです!
「金」は、「キン・コン・かね・かな」などの読み方があります。
「金蚉」では、「かな」という読み方で使われています。
つまり「金蚉」は、ひらがなで「かな〇〇」と読むわけです!
そしてさらに大ヒント。
「金蚉」は、ある虫の名前を表す漢字なのです。
さあ、分かりましたよね?
「金蚉」の読み方の答えは・・・
正解は、「かなぶん」でした!
「金蚉(かなぶん)」は、コウチョウ目コガネムシ科ハナムグリ亜科の昆虫です。
ただし日本では、光沢のあるコロンとした形状の蒸し全般を「カナブン」と呼んでいます。
もしかしたらあなたの思っている「金蚉(かなぶん)」は、実は厳密には違う虫かもしれません!
ちなみに「金蚉(かなぶん)」の「蚉」という漢字は、「か・ぶん」と読み、血を吸う「蚊(か)」と同じ意味をもっているんですよ。
難読漢字第二問「歩行虫」
「歩行虫」・・・、「ほこうちゅう」か「ほこうむし」としか読めないこの漢字。
一体どんな虫なのでしょうか?
そもそも虫は、どんな虫も歩けるだろうし・・・
何と読む、どんな虫なのか?
さっそく探っていきましょう!
「歩行虫」の読み方のヒントは・・・?
「歩行虫」の読み方はずばり、ひらがなで「〇〇むし」の4文字です!
つまり、「虫」はそのまま、「むし」と読むわけなんですね。
「歩行」をひらがな2文字で読むと・・・ここが問題です!
考えてみましょう。
「歩行虫」の読み方の答えは・・・
正解は、「おさむし」でした!
「歩行虫(おさむし)」は虫の名前で間違いありませんが、日本には1300種ほどいる大きなグループの1つなんです。
ミミズやカタツムリまで食べてしまうほど顎が強くて、俊敏に動くのが特徴です。
木の上に住み植物食のものもいますが、地上に住み肉食の物の方が多いというから驚きですね。
ハンミョウ類やヒョウタンゴミムシ類、オサムシ類などに分かれています。
後羽は後退して飛ぶことはできないんですって。
今回は、難読漢字「歩行虫」の読み方とともに、虫について詳しくなれた回でしたね。
難読漢字第三問「赤卒」
「赤卒」・・・「赤」と「卒」、どちらも簡単な漢字なのに組み合わさると難読漢字になってしまうパターンの言葉ですね。
「赤」がつく言葉には色々あります。
「赤飯(せきはん)」や「赤鉛筆(あかえんぴつ)」など、色の赤を表すだけではありません。
収入よりも支出が多くお金が足りないことを「赤字(あかじ)」、注意を喚起する意味で「赤信号(あかしんごう)」などと使われることもありますよね。
それでは「赤卒」とは何と読む、どんな意味の言葉なのでしょうか?
「赤卒」の読み方のヒントは・・・?
それでは、ヒントです!
「赤卒」は、赤い生物の名前なんです。
赤い生物、あなたは何を思い浮かべますか?
思いつかない人は、「卒」という漢字をよくよく眺めてみてください。
その生物の形に見えてくるかもしれませんよ・・・!
「赤卒」の読み方の答えは・・・
正解は、「あかとんぼ」でした!
「卒」という漢字、よく見ているうちにとんぼが羽を広げた形に見えませんか・・・?
ちなみに「せきそつ」と読んでもアカトンボの意味を表します。
俳句で使う時の「赤卒(あかとんぼ)」の季語は・・・もちろん秋ですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!