今日の難読漢字は、
「文盲」
「読本」
「攪乱」
の3文字です!
間違えた読み方を覚えてしまいがちな字を集めました。
さっそく見ていきましょう。
目次
難読漢字1問目は、「文盲」!
「文盲」の読み方は、何となく知っているけど正解なのか微妙・・・という人も多いのではないでしょうか?
「ぶんもう」のような?「ぶんもく」だったかな?
なんて、曖昧だという人はこの機会に正解をしっかり覚えましょう!
それではさっそくいきますよ!
「文盲」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです。
「文盲」の「文」には、「ふみ・ぶん・もん」という読み方があります。
「盲」には、「もう・ぼう・くら(い)」という読み方があります。
このうちの2つを組み合わせれば答えができますよ!
「文盲」の読み方の答えは・・・
正解は、「もんもう」でした!
「文盲(もんもう)」という言葉自体聞きなれないという人も多いかもしれません。
「文盲(もんもう)」とは、学校に通える環境ではなかったなどの理由で文字の読み書きができない人の事を指す言葉です。
病気や障害などが原因ではなく、環境が原因で読み書きできない人を指すのが特徴です。
似た意味の言葉に「非識字」があります。
1つの国における文盲(非識字)の人の割合のことを「文盲率・識字率」と呼びますが、日本はほぼ100%を誇っているんですよ。
難読漢字第二問は、「読本」!
「読本」は、「どくほん」としか読めない!
そう思いますよね。
ところが実は、正しい読み方は「どくほん」ではないんです!
正しい読み方をこの機会に覚えましょう。
「読本」の読み方のヒントは・・・?
「読本」とは、教科書や一般向けの入門書、参考書の事です。
「歴史読本」や「英語読本」などというように使われます。
この使われ方を見ると余計に「どくほん」と読める気がしてしまいますよね。
正しい読み方は、「どくほん」とほぼ同じです。
ひらがなで書くと「〇くほん」です!
「読本」の読み方の答えは・・・
正解は、「とくほん」でした!
正確な読み方は「どくほん」ではなく「とくほん」なのですが、あまりに「どくほん」と間違われるうちに「どくほん」という読み方も市民権を得るようになったのです。
辞書によっては、読み方に「とくほん」とともに「どくほん」と書かれているものもあるんですよ。
ちなみに同じ「読本」という漢字で「よみほん」と読む場合もありますが、これだと「教科書・参考書」という意味ではなくなります。
「読本(よみほん)」は、『雨月物語』や『南総里見八犬伝』など江戸時代の特定分野の小説を分かりやすく現代文に直したものを指すんです。
難読漢字最終問題は、「攪乱」!
「攪乱」は、日常生活でまず見かけることのない漢字ですよね。
しかも、一般的に「攪乱」の読み方だとされているのは、実は間違った読み方だとか・・・
正しい読み方を知っているのは30%以下らしいですが、あなたは何と読みますか?
「攪乱」の読み方のヒントは・・・?
「攪乱」に使われている漢字を1文字ずつ見ていきましょう。
「攪」には、「かきまわす・かき乱す」という意味があります。
「乱」には、「みだれる、みだす、物事がもつれ秩序が無くなる」という意味があります。
そして「攪乱」は、「反乱がおこるようにわざとかき乱すこと」という意味の言葉です。
読み方は、ひらがなで「〇〇らん」の4文字ですよ!
もう、分かりましたか?
「攪乱」の読み方の答えは・・・
正解は、「こうらん」でした!
え?「かくらん」じゃないの?と思った方も多いのではないでしょうか。
そうです!現代では「攪乱」と書いて「かくらん」と読まれ使われることが多いこの漢字ですが、正しい読み方は実は「こうらん」なのです。
慣用読みである「かくらん」の方が広まり、現代では「かくらん」の方がメジャーな読み方になった漢字なんですね。
あるアンケートでは、「攪乱」を「かくらん」と読んだ人は約70%、「こうらん」と読んだ人は30%弱だったとか・・・
最後までお付き合いいただきありがとうございました!