今回の難読漢字は「燐寸」「粧す」「穿鑿」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「燐寸」
タイトルにもありますが、この「燐寸」は「燐」という字が使われていることから「火」に関係したもので間違いないようです。
「燐」は音読みで「リン」と読み、元素記号でもお馴染みのあの元素のことです。
さらに、妖怪などの話で出てくる「きつねび」や「おにび」などの意味ももつこの漢字、もしかしてホラー系の何かだったりして・・・。
「燐寸」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① そのまま「リン」を使って「火」を起こすものです。
ヒント➁ ライターやチャッカマンがない時はこれを使います。
ヒント③ 棒状のものでシュッとやると火がつきます。
「燐寸」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「マッチ」です!
「マッチ」は、短い棒状の木の先端に、発火性のある混合物(リンなど)をつけて、側薬を塗付したザラザラした面に摩擦を起こして発火させる道具です。
ひと昔前までは、料理をするにしても、タバコをつけるにしても、火を起こすなら「マッチ」を使っていました。
最近の若者は、「マッチ」ではなくライターやチャッカマンが主流になってしまったので、使えない人もいるのではないでしょうか?
でも「マッチ」を試しに使ってみるときはご注意を。
発火直後の温度は150度にも上るため、火傷に注意して落ち着いて使うようにしましょう!
2問目はこの漢字!「粧す」
女性にとっては「化粧」は切っても切り離せない、古代から続く嗜みの一つ。
メイク道具も日々進化していて、毎年のように新作が出て話題になっていますよね!
素顔よりも美しく、誰にも負けない美を追求するため、世の女性にとっては「化粧」のスキルを磨くことは何よりも大切なことかもしれません。
今回の難読漢字は「粧す」というもので、まさに「化粧」に関係した言葉です。
さあ、これを正しく読んであなたも「美の追求者」の仲間入りを果たしましょう!
「粧す」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇す」の3文字です。
ヒント② 小さい子がおしゃれをしたときにも使う言葉です。
ヒント③ 頭に「お」をつけた方が一般的かも?
「粧す」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「めかす」です!
「めかす」だけだとピンときませんが、「おめかし」ならどうでしょう。
小さい女の子がおしゃれをしたり、品質の良い服なんかを着たときに現在でも使う言葉ですが、「身なりを着飾る」や「外見を繕う」といった意味のある言葉になります。
・・・でも、
「化粧」って繕っている訳でもなんでもなくて、もともと美しい素顔のポテンシャルを引き上げているだけなんですけどね。
男性陣は、そこ間違えないようにしてくださいね!
最後はこの漢字!「穿鑿」
「穿鑿」
初めて見た!という方も多いと思います。
でもよく見聞きするあの言葉と、同音同義語なんです。
あなたは読めるでしょうか?
「穿鑿」読み方のヒント!
見た目が難しく見える「穿鑿」。
「穿」は「(穴を)あける」「掘る」という意味。
「雨垂れ石を穿つ」という言葉にも使われています。
「鑿」はとある大工道具のこと。
つまり穴を開けることを表した言葉なのですが…
さて、あなたは読めますか?
「穿鑿」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「せんさく」
です!
「穿鑿」は
「穴を穿ち掘ること」「細かなところまで根掘り葉掘りたずねること」
という意味の言葉です。
「鑿」とは、大工道具の「のみ」のこと!
こんな難しい漢字だとは思いませんでしたよね!
ところでみなさんは、「せんさく」と聞くと、
「詮索」
こちらの文字を思い浮かべませんか?
刑事ドラマなどでも
「余計な詮索をするな!」なんてセリフをよく聞きますよね。
実は2つの「せんさく」は、全く同じ意味!
どちらも「根掘り葉掘り調べること」という意味ですが、
「穿鑿」から「詮索」の言葉が生まれたのだとか。
難解な漢字な上に「詮索」が一般的なので、
ますます難読になっている「詮索」。
これを機に、ぜひ読み方や意味をマスターしてくださいね!