難読漢字クイズに挑戦!
「祥雲」「鶴寿千歳」「鳳鳴朝陽」
全部読めたら漢字マスターです。
目次
1個目の漢字はこれ!「祥雲」
「祥雲」を何と読みますか?
新しい年にふさわしいものです!
早速ヒントを見てみましょう。
「祥雲」の読み方のヒントは?
1.「祥雲」をひらがなにすると「〇ょ〇〇〇」になります。
2.老舗の料亭や宿の掛け軸は、新年を迎えると「祥雲」になることが多いです。
3.『龍は帝王の欲望を象徴してゐる。權力の祥雲に乘つて居ながら、』萩原朔太郎「宿命・龍」より引用
4.「祥雲」を英訳すると「auspicious cloud」になります。
正解は…
正解は「しょううん」でした!
「祥雲」とは、雲が太陽光で色とりどりに彩られること。
晴れた日の雲が虹色に光る様子、あなたも見たことがあるのではないでしょうか?
「祥雲」は他に、瑞雲・彩雲・慶雲・景雲とも呼ばれ、おめでたいことの前触れ、吉兆と考えられています。
「祥」の音読みは「ショウ」、訓読みは「祥い(さいわい)」「さち」「祥し(きざし)」。
「雲」の音読みは「ウン」、訓読みは「くも」です。
清水焼・祥雲窯とは?
京都には清水焼の名手である浅見家を中心とした有名な陶芸家集団「祥雲窯」があります。
150年以上の歴史を持つ「祥雲窯」では、浅見家の伝統芸「白盛」「三島手」「刷毛目」などの技法を生かした焼き物が作られています。
2個目の漢字はこれ!「鶴寿千歳」
次の漢字は「鶴寿千歳」です。
「つるじゅちとせ」とは読みません…
あなたは何と読みますか?
「鶴寿千歳」の読み方のヒントは?
1.「鶴寿千歳」をひらがなにすると「〇〇〇ゅ〇〇〇〇」になります。
2.「鶴寿千歳」と似た四文字熟語には、「延年益寿」「老当益壮」「千秋万歳」などがあります。
3.「鶴寿千歳」は、初春歌舞伎でお馴染みの演目です。
4.「敬老の日なので、花束に鶴寿千歳と書いたメッセージカードを添えた」のように使います。
正解は…
正解は「かくじゅせんざい」でした!
「鶴寿千歳」は、長寿を祝う言葉です。
鶴は千年生き続けるという言い伝えにちなんでいます。
「鶴」の音読みは「カク」、訓読みは「つる」。
「寿」の音読みは「ジュ」「ス」、訓読みは「ことぶき」「とし」「寿しい(ひさしい)」です。
「千歳」は、昔から「鶴は千年、亀は万年」にちなんだ縁起のいい言葉として知られてきました。長い年月をあらわします。
「鶴寿千歳」に亀は出てきませんが、「亀鶴之寿(きかくのじゅ)」という四文字熟語もありますよ!
「鶴寿千歳」は中国の思想書「淮南子」が由来と考えられています。
「鶴寿千歳」を年賀状に書く場合は、部署宛ではなく個人宛がふさわしいでしょう。
3個目の漢字はこれ!「鳳鳴朝陽」
「鳳鳴朝陽」を何と読みますか?
年賀状に印刷しているような…
中国語のような…
さあ、3つのヒントを見てみましょう!
「鳳鳴朝陽」の読み方のヒントは?
1.「鳳鳴朝陽」をひらがなにすると「〇〇〇ょ〇〇〇〇〇〇」になります。
2.「鳳鳴朝陽」を「ほうめいちょうよう」と読んでも正解です!
3.『鳳皇鳴矣、于彼高岡、梧桐生矣、于彼朝陽』中国の詩集「詩経」より引用
正解は…
正解は「ほうちょうようになく」でした!
「鳳鳴朝陽」とは、「元旦に鳳凰が朝日に向かって鳴いた年は縁起がいい」という言い伝えです。
「鳳凰」とは、日本や中国を含む東アジア広域の言い伝えに登場する想像上の霊鳥。
人間を見定める力があり、天命を全うする人を祝福するといわれています。
日本では、天下泰平のときに姿を現しますよ!
「鳳凰」の姿は、頭がニワトリ、体の前が麟、後ろが鹿、首がヘビ、背中が亀、尾は魚など、さまざまな説があります。
着物や帯の吉祥文様(おめでたい席にふさわしい柄)としても有名ですね。
「鳳」の音読みは「ホウ」「ブウ」、訓読みは「おおとり」。
「凰」の音読みは「オウ」「コウ」、訓読みはこちらも「おおとり」。
「おおとり」とは、巨大な伝説上の鳥を広義に意味します。